オイゲン・ヘルゲル氏著「日本の弓術」には、
阿波氏の弓の教えが詳しく書かれています。
私もその教えの一端にあずかろうと読んでいますが、
難解なことこのうえない。
ヘルゲル氏は離れの時、
親指の上に抑えられている他の指がぱっと裂けるようにしか開かれず、
どうもうまくいかないので先生に問うと
「あなたは無心になることを、
矢がひとりでに離れるまで待っていることを学ばなければならない」
「しかしそれをやっているといつまで経っても矢は放たれません。」
「あなたが全く無になるということが、ひとりでに起これば、
その時あなたは正しい射方ができるようになる。」
「無になってしまわれなければならないのなら、それでは誰が射るのですか?」
「あなたの代わりにだれが射るかがわかるようになったら、あなたにはもう師匠がいらなくなる。
…中略…それよりむしろ精神を集中して、自分をまず外から内へ向け、
その内をも次第に視野から失うことをお習いなさい。」
離れの時、ぱっと手が開くのは、実は私もそうなのです。
私も(もうこのくらい待ったから、そろそろ離そうかな)と思いながら、
「えいっ!」と心の中で合図をして開いています。
とても「無」というにはほど遠い心境です。
深い集中に到達する方法として
弓を射る前の一時間はできるだけ静かに心を凝らし
正しい呼吸によって心中を平らかにし…と書いてあるので、
で、できるだけペチャクチャしゃべったり、大声で笑ったりせず
無我の境地に入るように努力しなくちゃと思いました。
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阿波氏の弓の教えが詳しく書かれています。
私もその教えの一端にあずかろうと読んでいますが、
難解なことこのうえない。
ヘルゲル氏は離れの時、
親指の上に抑えられている他の指がぱっと裂けるようにしか開かれず、
どうもうまくいかないので先生に問うと
「あなたは無心になることを、
矢がひとりでに離れるまで待っていることを学ばなければならない」
「しかしそれをやっているといつまで経っても矢は放たれません。」
「あなたが全く無になるということが、ひとりでに起これば、
その時あなたは正しい射方ができるようになる。」
「無になってしまわれなければならないのなら、それでは誰が射るのですか?」
「あなたの代わりにだれが射るかがわかるようになったら、あなたにはもう師匠がいらなくなる。
…中略…それよりむしろ精神を集中して、自分をまず外から内へ向け、
その内をも次第に視野から失うことをお習いなさい。」
離れの時、ぱっと手が開くのは、実は私もそうなのです。
私も(もうこのくらい待ったから、そろそろ離そうかな)と思いながら、
「えいっ!」と心の中で合図をして開いています。
とても「無」というにはほど遠い心境です。
深い集中に到達する方法として
弓を射る前の一時間はできるだけ静かに心を凝らし
正しい呼吸によって心中を平らかにし…と書いてあるので、
で、できるだけペチャクチャしゃべったり、大声で笑ったりせず
無我の境地に入るように努力しなくちゃと思いました。
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線香の話も有ったと思いますが、
電球の話は有りませんでした??
吉田能安の兜射抜き等面白い話が
有ります、良く勉強されてますね。
感服しました。
闇が晴れたようです
一応読むには読みましたけど、本当に内容を理解できるようになるには、まだあと何年も稽古が必要な気がします。「日本の弓術」には線香の話はありましたが、電球の話や吉田能安の兜射抜きについての記載はありませんでした。「弓と禅」の方ですかね?そちらはまだ読んでません。
紅の豚さん
ええ~~っ!やっぱりわかる人にはわかるんですね。何がどうしてそうなるかはわかりませんが、とりあえず紅の豚さんのお役に立てたことがわかって、私の方こそ嬉しいです。