松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

星野村で櫨の林づくり

2008-02-17 18:18:02 | 復活奮闘日記
今日は星野村で櫨の林づくりが行われました。
朝からポカポカと太陽が照り、いい天気です。
これは櫨苗の植林日よりだなぁと思いつつ、のんびりと田主丸から星野村に向かいました。

田主丸と星野村には別名屏風山と呼ばれる耳納連山が横たわっているため
当然山越えしなくちゃいけません。
そこで、うきは市浮羽町から山を登り合瀬耳納峠を通って星野村に向かいます。
が!
さっきまでポカポカ陽気だったのに、どういうわけだか途中から雪が!
峠にさしかかるにつれ、どんどん気温が下がってきました。
なんとか星野村に入ると、そこは雪国って感じ。(雪は積もってなかったけど)

現地に到着すると、ものすごく急な斜面に人が散らばっています。
「さあ、さっさと登って植えてちょうだい。」
「げっ。この山の斜面を登るんですか?」
「そうだよ。何しに来たっつーのよ。ほら、クワと軍手。」

私は肉体労働はあんまりやったことないし、クワを持ったのも初めてです。
仕方がないので、クワを持ってウロウロ働いてるフリをすることにしました。
他の方の様子を見てみると…


とにかくクワで穴を掘って、
既に接ぎ木して生長した櫨苗をその穴におき、土をかけます。
その横に竹の杭を刺し、固定するために櫨苗とヒモで結んで完成というわけです。
ちなみに櫨の品種は昭和福櫨や伊吉櫨など。

櫨があまりに高く伸びると、実をちぎれなくなるので、低い位置で切っておきます。

とはいうものの、この急斜面で櫨の実をちぎるのは、かなり困難な作業になりそうです。
低い所だけの採取になるだろうとのことでした。

このイベントの主催はNPO有明会という主に柳川の漁師さんたちがメンバーの方達です。
漁師さんたちが植林?
ちょっと不思議ですが、櫨苗を植えるのは紅葉と共に山の保全が目的。
山の保全こそが、海の保全と密接に繋がっているのだそうです。

櫨の委員会のくせに、ウロウロするばかりで、
今ひとつ櫨苗の植林に貢献しなかった私ですが、
ちゃっかりと昼食はいただきました。でへ。


その後は今回の事業の旗に名前を書きました。
六年後に、もう一度この旗を持って、この山に紅葉狩りに来るのだそうです。

その頃には、今回植えた櫨も少しは実をつけていることでしょう。
さてさて、どんな櫨山になっているのか。
とっても楽しみです。

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