松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

幸せを呼ぶ福の種…かな?

2008-02-07 22:35:15 | 復活奮闘日記
じゃ、じゃーん!
当委員会製「幸せを呼ぶ福の種」です。

これは明日から始まる「卑弥呼の火祭り」で当委員会の商品を
購入してくださった方へのプレゼントとして作りました。
袋の中身は「昭和福櫨」の種です。

昭和福櫨は、昭和になって改良された品種と誤解されがちですが、
実は寛政二年(1790)、島原市千本木町(当時の杉谷村)で発見された品種で
その当時「新古ロウハゼ」という、新しいのか古いのかわかんないような名前でした。
これは新しい実から絞った蝋でも
古い実と同じ白色系の蝋のような色をしていたからだそうです。
昭和二年になって、大変優秀な櫨と折り紙がつけられ、「昭和福櫨」と改名しました。
伊吉櫨と同様、現在の木蝋業界を支える最も重要な品種です。

素直に「ハゼの種」と書いてもよかったんですが、
乾太郎窯から「昭和福櫨だから『福の種』になる。」とアドバイスをいただきました。
「昭和福櫨」を命名した人は、
やはり「福」をもたらすようにと願ってつけたのだと思います。
イワシの頭も信心からと言いますし、
この袋を部屋に飾っていたら、本当に「福」が訪れるかも…?

中の種は荒木製蝋からいただいた後、
一度中性洗剤で洗って中身のあるものだけを選びました。
土に蒔いて種から育てることも可能です。

さて、明日からの天気が心配になってきました。
9日はなんと雪のマークが出てますけど…。どうなることやら。

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