松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

櫨色(はじいろ)観察 その2

2007-07-12 21:21:23 | 櫨染(はじぞめ)プロジェクト
昨日の続きで、もうちょっと詳しく櫨の色について見てみたいと思います。
「櫨色」

これはハゼノキの樹皮で染めた色だそうです。櫨の最も素朴な色だと思います。

「櫨染」

こちらは櫨の黄色い心材の煎汁と灰汁で染めた深い暖味の黄色とのことです。
味わいのある黄色ですね。

「赤白橡(あかしろつるばみ)」R215G169B140

これは昨日の時点では気づいていなかったのですが、櫨を使う色です。
櫨(はぜ)の木の煮汁で黄色く下染した後、
うすく茜の赤を上掛けして染める色です。

ちなみに橡はクヌギの古名です。
しかし、名前は橡なのに橡を全く使わないところが
不思議というか頭を悩ませるところですね。
おかげで最初はわかりませんでした。
この色は、上皇が着用する色として禁色とされていました。

上記三色とも、趣のある素敵な色ですね。

今日はもうちょっと長く書く予定でしたけど
実は私の愛用のMacG5が壊れてしまいました。がーん。
今はMacbookで代用してますけど、気分的にかなりブルーです。あーあ。

明日は黄櫨染について詳しくご紹介したいと思います。

(参考・福田邦夫著「すぐわかる日本の伝統色」)

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