松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

福岡県緑化センター その1

2007-02-02 19:59:23 | 復活奮闘日記
今日、実は荒木製蝋に行ってきました。
朝から珍しく雪が降っています。暖冬なのに、今日に限ってなんで雪なんだろうと天気を恨めしく思いつつ、アレックスと一緒にみやま市高田町にある荒木製蝋へ。
櫨の実が松山櫨であったのかどうか。
それは後ほど詳しくお伝えしますが、先に1月28日の事を書いておきたいと思います。
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さて、自生した櫨の実を一房採取して、
荒木製蝋で判別してもらうことに
決めたのはよかったんですが、
だんだん日が経つにつれ、
一房だけ持って行って、
もしそれが「松山櫨」じゃなかったらどうしよう?
と不安が募ってきました。
荒木製蝋へ行くまで、もうちょっと間があります。
せっかくだからもっと櫨の実を
いくつか持って行くべきじゃないかと思い、
1月28日、1600本の木々があるという
福岡県緑化センターへ行ってみることにしました。

広大な敷地内には日本庭園や
多様な見本園が備わっています。
建物の中へ入ると、管理第一斑班長のSさんから、
「今日は日曜だから、緑の相談員の先生がおられます。」と
樹木医H先生を紹介してもらいました。
樹木の専門家お二人にこの松山櫨復活構想を話すと、
なんとも嬉しい事に
「いい発想だ。きっと良く育つよ。」と
太鼓判を押してくれたので気分はもう頂点に。
 一本でも「松山櫨」の木があれば、その枝を接ぎ木して、
後はうまく育つそうです。
接ぎ木は植木の本場田主丸ですから、
植木の技術者には事欠かないはず。
が、それは「松山櫨」の品種が見つかったらの話。
当たり前の話ですが、
ない品種を手品のように取り出すことはできません。
まずは「松山櫨」の木を探すことだ、
ということで意見は一致し、
緑化センター内の櫨が松山種かどうか、
荒木製蝋での判別のため、
センター内の櫨の木4本の実を採取することになりました。

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