Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

生きものたちの力…

2009-04-02 09:35:39 | 科学の眼
今は、空気もひんやりと風の音も聞こえてきますけれど
雨も上がって、お天気も快復していきそうですね。


先程のニュースで、果物や野菜の授粉などに利用されているミツバチの疾走や減少が観られていると伝えていました。


そう言えば、KiriKouが数年前に参加した「イチゴ狩り」の際
ハウスにあったミツバチの巣箱を覗いていて
KiriKouの耳に留まった蜂を思わず掴んでしまって
しっかり耳を刺された事がありましたっけ。

(刺されてすぐにも、結構腫れ上がりましたが
数日経ってから、痒くて堪らずに、掻いていたところ
耳がパンパンにふくらんでしまった事がありました。)


すっかり、お話が逸れてしまいましたが…

人工的に飼育されているという事も、何らかの要因になっているという
可能性が指摘されていましたが

自然環境の変化もさることながら
人の手による(人為的な)様々な操作や影響も、
見過ごせないのでしょうか?


専門家の方のコメントの中の「飼育の際のストレス」という言葉が
どうも耳に引っ掛かり…

今、ちょうど読んでいた本のご紹介をいたしますね!


* 渋谷昌三著「人と人との快適距離
パーソナル・スペースとは何か」

(平成2年発行ですが、この方の最近の著作に通じる視点が
ほぼ網羅されているのではないかしら?と想える内容でした。
さらに、最新の脳科学の知見とリンクしてくると…
もっと面白くなる?ような気がしました。)

* 聞き手◎歌田明弘「茂木健一郎の脳科学講義」

(まだ拾い読みですけれど…裏表紙の言葉を引用いたしますと
「……脳科学の最前線を斬り進む茂木健一郎が、こうした難問をめぐって基礎の基礎から個人授業!愉快かつ深遠な語り口で人間存在の謎の核心にいざなう贅沢な一冊。」


* 永田勝太郎著 「<死にざま>の医学」
(以前にもお話いたしましたが、この本をきっかけに次の本に繋がりましたので!)
* アーロン・アントノフスキー著「健康の謎を解く
ストレス対処と健康保持のメカニズム」

(『健康生成論(サルートジェネシス)とSOC(Sense of Coherence:首尾一貫感覚)』が
とても大切な視点であるように想えます。
返却期限があって、じっくり読みきれないのか残念ですけれど
原著者まえがきより、私が注目した一文を、ご紹介いたします。以下引用

前著『健康,ストレス,そして対処』で,私は,自分にとってきわめて重要な意味をもつ仕事をしてきた人たちに負うところが大きいと述べた.…セリエとキャッセルの名前を挙げておきたい.私は,本書の3章「SOC概念と他の健康観の類似性」にも読者の注意を喚起したい,この章で紹介した同僚たちとのこれまでの知的な,しばしば直接の出会いは,楽しく,かつ私の心を動かさずにはおかないものだった,私は,彼らがまちがっていると思うときでさえ,彼らから多くのことを学んだのである.
 …サバティカル休暇でカリフォルニア大学バークレー校公衆衛生学部に滞在した年に書きはじめた.…偶然にも,この本の最後の数行を書いているとき,1977-78年にバークレー校で行ったセミナー参加者のひとりから,私は1通の手紙を受け取った.彼は,健康生成論と首尾一貫性について,次のように書いている.「それは私の人生の方向に影響を与えたと言わざるをえません.……私は現在,州立の発達障害関係の機関で相談業務に従事していますが,障害よりもむしろ,長所(strengths)や『抵抗資源』に関心をもっています.……子どもたちがほんとうに調子がよいときにみせる,いつもとちがうニコッとした笑顔を見るのは[実にエキサイティングなことです]」.これが私の授業と著作が与えたインパクトであるというのであれば,とても報われた思いがするのである.』(引用ここまで)


肝心な理論については、原著に当たって頂くとしても
作者の人としての暖かく真摯な態度や姿勢が、伝わってくるように
私には想えます。



ほんとうに、少しずつ一歩ずつですけれど…

私自身の目指していきたい方向が、見えてきたような気がしています。


身近なモノコトを、ゆっくりと大切に見守りながら…

程よい距離を見計らって
時には近く、時には遠くに…寄り添うように

一緒に歩いていけますように!



窓の向こうに、目を移すと…
つよい風が、雲を運んでいますね。

陽射しも躍るように輝いて、うす水色の空が覗いています。



皆様も、お気持ちのかろやかに晴れやかな

お健やかな佳き一日をお迎えくださいね!!

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