Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

地に足をつけて・・・

2006-10-28 01:38:31 | Weblog
どこともつかないところに彷徨いいでて、しばし波間か雲間を漂うかのような心地を感じてまいりましたけれど…

一転、地上に舞い降りて…目の前の、課題について考えてみましょう。


ということで、今日は、お知らせしたきことなど、お話させていただきます。


ひとつめは、今週の朝7時45分すぎくらいにNHKのニュースでも取り上げられていました
「発達障害」についての番組のお知らせです。

「発達障害者支援法」という法律が、平成16年12月10日に公布されて
平成17年4月1日、施行されました。

法律などの扱いは、私はあまりよくわかりませんので、アウトラインしかお話できませんけれど
この法律によって「発達障害」の定義がなされて、細かなことはまだこれからとしても
このような障害をもつ方々への国や自治体、学校教育、就労などにおける支援を図ることが
文部科学事務次官と厚生労働事務次官の連名の通達で、公に示されています。

この法律の成立にまつわる詳しい経緯は

「カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル」というブログを開いている

「カイパパ」さんの「ぼくらの発達障害者支援法」という本に詳しく書かれています。

実際の、それぞれの地域での発達支援センターの設立に
当事者も「積極的に参加していこう」という取り組みについても
わかりやすく書かれていますので、ぜひ参考にしてくださるといいと思います。

私は、この法律に関わった方のシンポジウムに伺った折に
カイパパさんにお目にかかって、直接お話させていただきましたけれど

お若いのに、とっても一生懸命で、ほんとうに素敵なお父さんでいらして
きっとこれからの社会や周りの人たちとの関係を、しっかりと築きながら
よりよい方向を目指していける方だと思いました。


まだまだ「発達障害」というコトバも、その言葉のさしている状態像も

いろいろな意味で、ひとくちでは申し上げられない段階にあるとは思います。

いろいろな分野の研究や連携がすすんで、
いろいろな具体的な手立てが実際に実現することを目指して

遠い目標は、まだはっきりとしたカタチとしては見えないかもしれませんが
多くの方々の協力を仰ぎながら、様々な分野で、とにかく目の前の課題にひとつずつ
全力で向かっているところでしょうか。

kirikouたちについて、もしも学校や地域や家族にでさえも

「発達障害」といわれる困難を持つことやその行動や示す特性のこと
さらには、どんなことで困っているのかなどを

できるだけ正確に理解していただいて、認知されていて…

そして、適切な支援がなされるならば、医学的な障害があるとしても

社会における障害は、極力小さくしていけるように思います。


何らかの困難を持っていたとして

たとえば、車椅子などの補助器具やエレべーターを使ったり、
バリアフリーという配慮があれば、自由な移動も可能なわけで
周りの人にもその困り感を伝えることもできれば
ある意味では、環境的な障害はないともいえます。

けれど、その障害が、目に見えないものだったり
その困難さが、理解されていないとしたら…

その人にとっての困難さは、周囲との関係も含めて
その人の生活に、とても大きくのしかかってくると思います。

つまり、不自由さや困難さとしての障害があるとしても

それを、環境整備や周囲の理解や対応や支援によって

社会的な障害としては、限りなく無いものに近づけていくこともできるのではないか…
という考え方があるそうです。

(まだ、私自身がきちんと理解できていなくて、
自己流のとらえ方の域を出ていないかもしれませんけれど…)

厚生労働省のHPより以下に引用しますと

1 ICFについて

 障害に関する国際的な分類としては、これまで、世界保健機関(以下「WHO」)が
1980年に「国際疾病分類(ICD)」の補助として発表した
「WHO国際障害分類(ICIDH)が用いられてきたが、
WHOでは、2001年5月の第54回総会において、その改訂版として
「ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)」を採択した。
 ICFは、人間の生活機能と障害に関して、
アルファベットと数字を組み合わせた方式で分類するものであり、
人間の生活機能と障害について「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の
3つの次元及び「環境因子」等の影響を及ぼす因子で構成されており、
約1,500項目に分類されている
(ホームページ上では、第2レベルまでの分類を掲載)。
 これまでの「ICIDH」が身体機能の障害による生活機能の障害
(社会的不利を分類するという考え方が中心であったのに対し、
ICFはこれらの環境因子という観点を加え、
例えば、バリアフリー等の環境を評価できるように構成されている。
このような考え方は、今後、障害者はもとより、
全国民の保健・医療・福祉サービス、社会システムや技術のあり方の方向性を
示唆しているものと考えられる。
                             (引用ここまで)     
まだ、講演会や授業で聞いてきたお話なので
私自身も、きちんとご説明できませんけれど
「障害ということのとらえ方」つまり「障害観」を「いま一度見直してみる」
という点から考えると、とても大切なことを示唆しているように思えます。

その意味でも、なるべく正確な情報として、少しでも多くの方々に

発達障害をもっている子どもや大人の方々の存在を、知っていただくことは

ほんとうに、ありがたいことで、はじめの第一歩だと考えています。

先日もご紹介したNHK教育TVの「ハートをつなごう」で
また、発達障害などについての再放送がありますので、ご紹介します。

性同一性障害&発達障害第4弾
 10月25日(水)、26日(木)、30日(月)、31日(火)午後8:00~8:29
再放送 11月1日(水)、2日(木)、6日(月)、7日(火)午後1:20~1:49

25日(水)・26日(木) 
カラダとココロの性がくい違う性同一性障害。
当事者とその家族がスタジオに集まり、本音で悩みをぶつけ合います。
“自分らしく生きる”ために、必要なことって何だっけ? 一緒に考えませんか。
30日(月)・31日(火) 
発達障害のある子どもたちを学校でどうサポートしていくか。
来年度から全国の小中学校で本格的な取り組みが始まります。
発達障害の子どもをサポートするために、親と教師はどう連携していけばいいのか。
教師にできることは何か。具体的な体験談も交え、ヒントを探っていきます

また、ハートネットという参加型のページもできているようなので
よろしかったら、覗いてみてください。

番組のなかでの取り上げ方など、まだいろいろあるでしょうが

一歩ずつでも少しずつでも、認知と理解の輪を広げていくことが大切だと思っています。

さて、先週のスクーリングは「学習障害教育指導法」で2日間の講義のなかで

「LDのある人へのソーシャルスキルの指導」「社会的自立・就労への支援」

「保護者・教師への支援(特別支援教育士の役割)」について

二宮信一先生から、実際的で盛りだくさんな、充実した内容の講義を伺いました。

いま「困っている子どもたち」に対して「いかに適切な支援をしていくか」という
基本的で、本質的な子どもへの対応における視点を持つことが
いかに大切かということを、一番つよく感じました。

(今日は、田中康雄先生の「発達障害と医療」スクーリングです。
 昨年、一度お話を伺いましたが、田中先生もあたたかいまなざしをお持ちの
 とても、素晴らしい大好きな先生です。)

また先日は、通級の親の会の皆さんと一緒に
国際学園星槎中学校の学校見学会に行って来ました。

内閣府の教育特区の認定により、
学習指導要領によらない柔軟な教育課程が認められているため
独自のカリキュラムで特色のある授業や少人数での授業が展開できるそうです。

彼らのことを、ほんとうに良く理解していること
何より、そのままの子どもを肯定的に受けとめて、
とてもきめ細かい対応がなされていること
さらには、子どもたちが学校をとても楽しいと感じているというお話に
「そんな学校教育も可能なんだなぁ!!」という驚きと、
大きな可能性を感じました。

私立ということは、モチロンありますが、
子どもたちにとって、望まれる教育とは何なんだろう…

また、こんな素晴らしい対応を、もっと多くの学校現場で
行っていただけるようになってほしいと思いました。

最後に、如何にして彼らが就労して自立した生活を送ることができるか?という

一番大きくて難しい課題について、および発達と障害を考える講座が

神奈川LD協会の2006年度秋の基礎講座で開催されます。

以下に、HPより転載いたします。(詳しい内容は、HPでご確認ください。)

★教員、保護者、すべての方へ…今、働く現場から学ぶこと
案内役:小林 章彦氏 (佐川急便株式会社 関東支社 人権啓発室 室長)

場所:ウィリング横浜5階501-502部屋 (京浜急行線・横浜市営地下鉄 上大岡駅直結)

☆講座1 日 時:2006年11月11日(土) 午前10時~午後12時

講 師:熊谷 孝次氏(株式会社京急ウィズ 取締役社長)

内 容:「鉄道業界の特例子会社として-クリーニング屋さんとパン屋さんへ新規参入-」

☆講座2 日 時:2006年11月11日(土)午後1時30分~午後3時30分

講 師:岡内 伸二氏(株式会社資生堂 人事部課長 人権啓発グループリーダー)

内 容:「企業が障がい者の能力発揮を支援するということ」

☆講座3 日 時:2006年11月12日(日) 午前10時~午後12時

講 師:横田 肇人氏(ヤマト運輸株式会社 東京主管支店 東京ベース 福祉担当)

内 容:「障害のある人たちを雇用する企業の実務者としての本音
  -やってみてわかった、発達障害のある人たちが意外と働きやすい運送業界ー」
☆講座4 日 時:2006年11月12日(日)午後1時30分~午後3時30分

講 師:岩澤佳代子氏(神奈川県立鶴見養護学校 校長)

内 容:健康なこころと体で働くために-学校に求めること、家庭ですべきこと-」

★発達と障害を考える講座

困っている子どもたちを理解し、サポートするために-「発達と障害を考える本」の編者が語る-

場所:ウィリング横浜5階501-502部屋 (京浜急行線・横浜市営地下鉄 上大岡駅直結)

 「発達と障害を考える本」をテキストに、
編者が講師となって、LD、AD/HD、高機能自閉症・アスペルガー症候群の
理解と支援について、わかりやすくお話する内容です。
  講座5~8の各講座に参加される方は、
事前に書店等にて該当するテキストの購入をおすすめします。
また、当日会場では特別価格(定価1,890円→当日1,700円)にて販売致しますので、ご利用下さい。
  なお、書籍の購入を希望されない場合でもご参加は可能です。

☆講座5 テキスト:第1巻「自閉症のおともだち」
日時:2006年11月18日(土) 午前10時~午後12時30分

講師:安倍 陽子氏(横浜市東部地域療育センター診療部 臨床心理士)

☆講座6 テキスト:第2巻「アスペルガー症候群〔高機能自閉症〕のおともだち」

日時:2006年11月18日(土) 午後1時30分~午後4時

講師:安倍 陽子氏(横浜市東部地域療育センター診療部 臨床心理士)

☆講座7 テキスト:第3巻「LD(学習障害)のおともだち」

日時:2006年11月19日(日) 午前10時~午後12時30分

講師:伊藤 逞子(神奈川LD協会相談・指導室 室長)

☆講座8 テキスト:第4巻 「ADHD(注意欠陥多動性障害)のおともだち」

日時:2005年11月19日(日) 午後1時30分~午後4時

講師:高山 恵子氏(えじそんくらぶ 代表)

★子どもたちの豊かなこころを支える

場所:ウィリング横浜12階121-122部屋 (京浜急行線・横浜市営地下鉄 上大岡駅直結)

☆講座9 日時:2006年11月25日(土) 午後2時~午後4時

講師:萩原 京子(神奈川LD協会相談・指導室 指導主任)
     杉山ゆかり(      〃       臨床心理士)

内容:「こだわりのある子どもたちの世界 -こころの扉をひらいて-」
          
☆神奈川LD協会からのお知らせ

セミナーや講座に複数ご参加される方・・・正会員、賛助会員がお得です
                    
【会場】 ウィリング横浜 (京浜急行線・横浜市営地下鉄 上大岡駅直結 
             「ゆめおおおか」オフィスタワー内)
【参加費】 各講座 (1講座につき)   
   一般 3,000 円 / 賛助会員・学生 2,000 円 / 正会員 1,000 円

★各講座の空席情報は、ホームページ上で随時お知らせします。
インターネットにアクセス出来ない場合は、電話にてご確認の上、お申込み下さい。
【お問い合わせ先】 (社)神奈川LD協会 
      〒226-0025 横浜市緑区十日市場町801-8 東館E-204
      TEL: 045-984-7910 FAX: 045-981-5054
      午前10時から午後5時まで(水曜日、日曜日、祝祭日はお休みです)
      E-mail: kanald@246.ne.jp
      ホームページ  http://www.246.ne.jp/~kanald/
【主催】 社団法人神奈川学習障害教育研究協会(神奈川LD協会)



いろいろとお知らせいたしましたので、ずいぶんと長くなってしまいました。

こんなことばかりを、毎日毎日考えたり悩んだりしているわけでもないのですけれど

日常生活の、目の前のことだけでも、ほんとうにアレコレとバタバタと追われながら

どうしても、ついつい遠い先のことまで心配をしてしまう…

そんな哀しい親のサガとでも申しましょうか…


と言いながら、昨日も通級の指導日で

同じグループのお母さんやお父さんと、そんなお話を一緒に共有しながら

「とにかく、あきらめずに前向きにやっていこうね~!!」

と励ましあって、きたところです。


まぁまぁ、そんなこんなで『地に足をつけて、ファイト!!』デスね~


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7 コメント

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マジョリティーの暴力 (RYO)
2006-10-29 09:06:58
風待人さん、こんにちは。

トラックバックありがとうございます。

お誘いを受けまして私もトラックバックさせていただきます。



「マジョリティーの暴力」というのは構造的に生み出されるものであるので、これはほとんど避けられないことのような気がしますが、だからこそ一人一人が自分の心の中に、それをチェックし、踏み止まるための監視装置を持たなければならないのでしょうね。

私自身だって、いつ、それと気づかぬうちに「マジョリティー」の笠を着て、見えないプレッシャーを相手に与えるか知れません。



自分が今どういう態度で相手と向かい合っているか、一歩引いた立ち位置から敏感に感じ取ることのできる「メタ認知性」というんでしょうか。そういう感受性を磨いていかなければなりませんね。
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Unknown (平太)
2006-10-29 09:46:52
ヤマト運輸さんの取り組みは以前から興味があり、また

すごいことだと思っています。



一見厳しい姿勢のようですが、さまざまな障害のある方を

一人の人間として尊重し、それゆえにただボランティア的に運営するのでなく、ひとりひとり自立を促し、経営をしていて、

そこで働いているみなさんも結果、生き生きしておられたのをとても印象に残っています。





ドラマでも最近あるようですが、まず多くの人に知ってもらえるとよいな、と思います。



まず知らないと理解はありえないと思います。



ひとりひとりが能力を発揮できる社会づくりって素敵だと思うのは簡単ですが、難しいですね。

しかし、少しづつ進んでいるように、希望をもってみています。



返信する
知っていただくこと・・・ (風待人)
2006-10-30 02:05:17
RYO さま



TBしていただいて、ありがとうございます!!



私自身も「障害観」というようなものがしっかりと見えているわけでは

まったくありませんけれど、自分自身にも問いかけてみること・・・

そんなことから、少しずつでも何かが開けてくるような気がしています。



きっと、RYO様がお話くださった視点はとても大切に感じます。



知らないということは、不安や恐怖をもたらす・・・ことがあると思うので。



その意味では「不確実なことを楽しむ」という転換ができたら・・・

いいんですよね~(話が飛んでますかしら・・・?)



平太 さま



いつも、読んでいただいて、さらにコメント頂いてありがとうございます。



実は、家庭や学校で安心して過ごしていくことも、大切ですけれど

これから先の「就労」というのは、いろいろな意味で

もっと大きなテーマのようです。



いま、社会にあって一人の人として生きていくうえで

なんらかのお仕事をすることで、収入を得て

できるだけ自立した、本人にとっても豊かな生活をすることが

目標になっています。



いろいろなサポートがあれば、それが可能なのかどうか・・・について

現実的にみても、ナカナカ確信を持てない段階ですけれど



実際に、取り組んでくださっているところがあると伺うと

少なくとも、将来に希望を持っていけると思います。



「知っていただくこと」は、大きな「はじめの第一歩」になると信じております。



できることから、一歩ずつ!!ですね~
返信する
Unknown (twins mama)
2006-11-01 18:04:46
お久しぶりです。
そろそろ子供達の中学を考え、それなりに見学・相談等しています。

ご紹介の中学も複数回行きました。
確かに、いろいろな工夫をされていましたが、「学校にとって欲しい子供」の像がはっきりしていて、それらの子供達にとっては「ありのままに近い姿を理解してくれる」のだと感じました。

ある意味で対象となるお子さんがはっきりしている。いろいろな意味での楽になれる部分と対象がはっきりしている分狭さも同時に感じてしまいました。

ただ、この学校に通うお子さん達は、今までの学校では理解・援助されるための受け皿があまりに小さい。だから、このような学校は社会への羽ばたきに段階で必要なのだということもよく分かりました。

クチコミやマスコミへの紹介で「ここに来れば救われる」と思っていらっしゃるようなご父兄もいらっしゃると思います。でも、今の学校生活で苦労している子供の誰もが救われるわけではないということ、親の思い込みも含めよく観察し、子供の意向も大事にしながら考えなくてはいけないと思います。

辛口の事を書いてしまいましたが、最近「あの学校ならば」という話をあちこちで聞かされてしまい、「親の救済」ではなく「子供が本当に自分らしく生きていけるか」という視点を忘れてはいけないと自省をしたもので、ついコメントしてしまいました。

それでは、お会いできる日を楽しみにしています。
返信する
大切な、視点ですね~ (風待人)
2006-11-01 21:41:04
twins mama さま

さすがです!!

私の書き方が、不十分だと思って反省しています。

そちらの学校での対応は、そこに通っているお子さんにあわせたものです。

いざ、わが子に対して、どうなのかは
親も子も、自分の目で確かめて、自分にあったところを
与えられた条件の中で、自らの判断で
選択していくことが大切な視点になるのでしょうね!

私の感想は、そちらの先生方の「子どもを見ていく視点」を持って
そこで行われている対応の10分の一くらいでも
公立の中学校でも、なされるような環境にしていくには・・・

何をどうしていけばいいのかしら?ということでしょうか?

そのための、実践の一例として大いに期待しているところです。

また、いろいろなお話をしたいですね!!

どうぞ、よろしくお願いいたします。
返信する
公立の中学 (twins mama)
2006-11-02 22:14:49
一時期公立の対応に失望し、私立中から中学探しを始めた経緯があります。学校との相談においても地元中はどうかな?という意見で一致した経緯もありました。

ただ、最近思うのですが、私立は器の形が決まっていてその中身にふさわしいものにはとても商品価値のある場所(お互いに)ですが、親の思い込み等で本当は違うのにその器に入れられてしまった場合の苦しさは公立の比ではないのかもしれません。

公立も実際にいくつか見学し始めましたが、お役所のいう建前と実際は随分違っています(個々に尋ね、確かめると随分可塑性・柔軟性のある学校も実際にはあります。全部ではありませんが)

子供への理解・対応はお膳立てはないけれど、ひとつずつ積み重ね、実践する余地はあるのではないか(これも学校によります)と思えてきました。

多分、この2年間を理解のある担任のもと、本当によい時間を過ごせたことが公立への見直しの原動力になっています。

パラダイスはどこにあるのか探すのではなく、場所も含め自分で選び自分の中に作り上げていくものなのかもしれません。

ただ、自分の足と目と頭を使う作業です。親の努力は膨大です。公のものは本当は誰にでも開かれた環境でなくではいけないはずです。なんとかならないものでしょうか(門をたたかなければ門は開かず、開いたあとも道を親主導で作り続けているのが現状のようですよね。ただ、道作りには大分、助けが入るようにはなってきたきがします。)

では、また。
返信する
自分で選び自分の中に作り上げていくもの・・・ (風待人)
2006-11-02 22:53:03
twins mama さま

確かな視点をもって、実際に自ら動いていくこと・・・

そんな中からきっと、

「自分で選び自分の中に作り上げていくもの・・・」
を実現していくきっかけがみつかってくるのかもしれませんね。

力強いお言葉に感じました。

またよろしくお願いいたします。
返信する

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