Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

“ はは”イカル!?その後・・・

2006-04-27 21:51:07 | Weblog
昨日の記事について、皆さまにいろいろなお話をしていただいて
ほんとうにありがとうございました。

私の想像を超えるリアクションだったので、正直とても驚いて
子どもと親の関係性や接していく態度や方向性などは
ほんとうにいろいろ考えさせられるテーマなんだなぁと、実感いたしました。


昨日の出来事について、子どもから聞いた話とその後の経過など
一応ここに書いておこうと思います。
(話がそれてしまうかもしれませんが…)


昨日の放課後は、クラスが別になったDちゃんが誘いに来て
二人で学校か近くの公園で4時まで遊びました。

その後、スポーツフェスティバルのポスターを書く係に
自分で志望したとのことで私も一緒に見ながら下書きを少し始めました。

けれど、30分ほどで集中が切れて
「こち亀」のコミックス(?)を読みたいと言い出しました。

本を読み出したりTVを見てしまうと
なかなか区切りをつけることができないタイプなので

(これは、マズイ!なるべくポスターをやらないと、絶対間に合わない…と思い)

「とにかく、やることを先にやったら」と交渉しましたが

絶対ゆずらず「読んだら必ず、やります!!」なんて丁寧な口調で
調子の良いことを言い出しました。

時間で区切ろうかとも思いましたが、2話分でやめてポスターの続きをしようと
“口約束”をして「こち亀」を読むことにしました。


横目で見ながら、読み終えた頃に「じゃぁ、お約束だからね。」と言って
漫画を、私が預かりました。

そこで、すんなりポスターにはいかず

やっぱり「お願い!あと~分だけ」「後で必ずやるから~」と言い出しました。

kirikou は、予定や決め事をキッチリ守っていくタイプでは
ありませんので

“お約束”“ルールは”は守るものだ、ということを入れていくのは
意外に大変です。

といっても、たとえば、宿題はやりたくなくても
一度やるものだ、と決めると、やらないで行くのは非常に嫌がって
夜遅くになってやったり、翌朝バタバタしながらやっていくこともあります。

『ほんとうに、面倒なヤツなんです!』

ここでも、“はは”としては、『ここは譲れない』と心に決めて
「約束を守ろう」と言い続けました。

kirikou も私も、かなりエスカレートした口調になり

「お母さんは、もういやな気持ちになったので散歩してくる。」と言いますと
「ちゃんと帰ってくるよね…?」と聞いてくるので
内心可笑しくてしめしめと思いながら、家の周りを一回りしました。

その後は何事もなく、またいつもの様子に戻りました。

しつこいかとも思いましたが、「お約束は守ろうね。」と念を押すと
少しおこった口調ながらも「ちゃんと守ったでしょ!」と言うので

「そうだったね~」ということで、無事におさまりました。

夕飯を食べた後で、何のきっかけからか、朝の班登校の話になって

kirikou が、思わず「あれは、恥ずかしかった!」と言いました。

「何が?」と聞くと「お母さんの頭からタケノコみたいな“つの”が
生えている様な気がはじめてして、すごくビックリした。」とのことでした。

え~っ!そうなの~?

私のほうが、二重にびっくりしたのは、
かつて「ボクには恥ずかしいことがなど何もない。」と言っていたのに

“恥ずかしい”と言う気持ちが芽生えてきて、それを言葉で表現したことと

私の“怒っている”気持ちや理由に
自分で気づいたのかもしれないと、感じたからです。


こんな当たり前のようなことでも、表現できたことが
こんなにもうれしく感じられるのは、チョッと可笑しいけれど
こんな子どもを育てている親にしか味わえない面白さかもしれません。

毎日が、こんなにドタバタしているのはウチだけでしょうか…

皆さまのお宅は、いかがですか?

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3 コメント

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朝はみんなそうですよ~ (ashiyu)
2006-04-27 23:03:24
小学校に通っていたときも、ノタノタ・・・



いま、16歳で仕事へ行くのに起きるのでも、何度起こさなければならないか。

特に、家は睡眠障害を持っているので、仕方ないっちゃ~仕方ないのですが、腹立ってしょうがないっすよ~



それから、一つ前のコメントの中で気になったところがあったので、少し触れさせてもらいますね。



>「帰宅したお子さんをちゃんと抱きしめてあげることではないでしょうか。」

>ほんとうに、そうですね!



自閉症スペクトラムの範疇にいるこどもで、そういうことをして喜ぶこどもが何人いるのでしょうか?

抱きしめられる=押さえつけられる=自由を奪われる

と感じ、逆効果になる恐れありです。

その子その子にあわせることですよ。



とにかく、自分に自身を持たれ、自分流の子育てをしてください。

こどもはちゃ~んと見ていてくれますから。

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先に流れを作っておく (うっでぃ)
2006-04-27 23:18:37
連日おじゃましま~す。



うちののびたくんも宿題や課題に疲れると

『ドラゴンボール』に逃げます。

そんなとき、いきなり終わりが来ると

急に切り替えができないみたいです。

「2話分」とか「10分」とか口で言っても

本人にとっては見通しがきかないみたいなので

残り時間が見えるタイマーを使ったり

終わりのページにしおりを挟む、

なんてやり方をうちでは使っています。



抱きしめるの件はそれこそ人によるのでしょうね。

発達障碍に限らず、ですが。

のびたくんには通じるみたいです。

というか、本人からしてくることもありました。

最近はないかな。

まぁ、いきなりはびっくりするみたいですね。
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その子その子にあわせること・・・ (風待人)
2006-04-28 01:57:50
ashiyu さま



もちろんお子さんによって、ぜんぜん違うでしょうね・・・



「抱きしめる」につて、私は物理的に抱きしめると言う意味だけでなく

気持ちの上でも受け止めると言う意味で、同意しました。



もちろん突然やられたらイヤでしょうが

ちなみに、ウチの子はぎゅ~っとされるのが、好きなほうでした。



たぶん最近はテレが出てきて、イヤがるかもしれませんけれど・・・



(テンプル・グランディンさんは、締め付け機械を開発されたとか聞いたことがありますけれど・・・?)



うっでぃ さま



いろいろな対応を前向きに取り入れていらっしゃるんですね!



タイマーは、考えてみましたが本人が必要性を感じることが先かなぁと思っています。



時間に対する意識が薄いようで

家では、あまり時計を確認したりしないので、困ります。



けれど学校の中では、かえって時間割があって

決められた枠の中で、何とか間に合わせているらしいです。



ウチの場合、家での対応のほうが課題が大きいようです・・・



まぁそれだけ自分を出せる居場所になっていると言うことかもしれませんけれど・・・
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