Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

当事者の声、現場の声・・・

2008-11-19 09:48:28 | 教育・福祉・医療のネットワーク等
昨日今日と、朝のNHKの生活ほっとモーニングで
『シリーズ 揺れる老後の安心』と題して

(1) 介護保険は老いを支えられるか 
(2) リハビリを続けたい        を、放送していました。


ちょうど、昨晩放送のプロフェショナル仕事の流儀でも

認知症のお年寄りが入居するグループホームのホーム長を務める
大谷るみ子さんを取上げていましたね。


(残念ながら、録画予約をして寝てしまって
途中までしか観ておりませんので、再放送を忘れずに観ます!)


ご本人の不安や混乱やあせる気持ちを、きちんと受け止めながら

支援をする側は、「寄り添いつつ」「揺らぎつつ」も、
出来得る限りの支えとなっていくためには…?

また、家族を支援すること、
地域の方々や医療・福祉などの専門機関の連携の大切さも
大きくクローズアップされてきているようです。


私も、身近に認知症の介護の必要なことが出て参りましたので

(前にも少しお話しました、鹿児島の叔母も介護認定が出て
これから段階的に、適切な手立てや施設を探すというところまできて
実質的には、夫の姉や母が動いてくれていますので
少しずつですが、進展が見られました。)

その時その時の最善の手立てを模索しつつ

いろいろな方にご相談したり、お手伝をしていただくことことができることは、
ほんとうにありがたいことだと想っています。


介護保険制度の見直しが予定されているとのこと。

当事者や家族の方々の思いや現場で支えて下さっている方々の声が

制度を作っていく際に、十分に生かされて
資金や人材面などの運営が円滑に進みますように、心より願っております。


(そういえば、一昨日区役所を通った際に
横浜市の中途障害者地域活動センターのPRの催しが開かれていて
手作業をすることで、機能回復を図っているのだと思いますが
エコクラフトで作ったかごやアクリル毛糸で編んだ食器洗いを販売していました。

お手伝いをしていらっしゃる方を、どこかでお見かけしたことがあるなぁと想って声をおかけしたら
近くの地区センターで行われている子育て支援のボランティアをなさっている方でした。

「最近、なかなかお手伝いに伺えなくって…
参加者は、たくさんいらしていますか?」なんて、お話をいたしました。

たくさんの方々が、いろいろなところでお手伝いしてくださっていることが
また、実感できました。)


また、9月始めに参加した「脳の世紀」のシンポジウムの中で、貫名信行先生から
「神経変性疾患の治療に向けた蛋白質の品質管理」という興味深いお話を伺いましたように
科学的な研究も進んできておりますし

「試してガッテン」でも予防的な対策としてできることも、紹介されていました。


認知症にならないための「魔法のオクスリ」などが手に入ることは
まだ今のところ、現実的にはすぐにはなさそうですけれど…

(主に、進行を遅らせる作用のお薬は、使われていると思います…)

(以下ガッテンのHPから引用)

『予防の3原則「有酸素運動」「話し相手」「生活習慣病にならない食生活」を守っていれば、発病するまでの期間をぐっと遅らせることができるらしいことがわかってきました。』とのこと。

これをしなくっちゃいけません、ということではなく

その人その人の状況を汲み取りながら、意思を生かしていくことを大切にしつつ

さらに実態の解明が進み、たとえ発症しても
いかに対応していけば良いのかという見通しと、それらを支える体制や環境が整って

皆様のお力を合わせていけば…きっと大丈夫!と想えるのではないでしょうか?


人って「良くわからないこと」があったり「どうしたらよいのか、わからない時」

不安になって混乱してしまったり、訳のわからないことを言ったり

闇雲に何かをしたり、何かを信じ込んだり、周りが見えなくなってしまったり
ついつい、すがってしまったり、こだわってしまうことってありませんか?

kirikouを観ていても…自分自身を考えてみても…

どこか、そんなことがあるような気がしてなりません。


それも人の人らしいところで…
それを否定するというよりは、そうとわかって、それを良~く観てみれば

もしかすると「ものの見え方」も、少しは変わってくることがあるのかもしれません。


ということで…

お話は「認知症について」をきっかけにして、アチコチ彷徨いつつ
kirikouの気がかりのことに辿りつきました。


今日の午後は、ホントウは…

(いつもお邪魔している『児童思春期の子を持つ親の会「そらいろの種」』のGさんや
コーディネーターの牧岡先生が参加なさるので)

区の公会堂で開かれる『小中学生の健やかな成長を願って、地域のネットワーク作りを進めよう』という
パネルディスカッション『広げようみんなの輪・和・環』を、聴きに行こうと思っておりました。


けれど…(やや緊急の懸案事項もありますので)

午前授業で早帰りのkirikouと一緒に、通級の先生にご相談に伺うことにいたしました。


まずは、「私でなくては、できないこと」を、しっかりやってから

なるべく無理をせずにできることを、できる範囲でやっていくこと。

それも一人でやるのではなく、いろいろな人と協働していく方向で行ってみましょう!


お昼近くになって、つよい風の吹く音が、聴こえてきましたけれど…

窓から入る陽射しはことのほか明るくって、ほんとうに暖かです。


いろいろな気がかりや大変なこともあるとは存じますけれど…

少しでも心地よく、ゆったりとしたひと時をお過しになれますように

心より、お祈りしております!


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