龍の国

生まれて初めて日本地図を見たのは、いつの頃だったのか忘れてしまいましたが、その形を見て思ったこと、それは龍の形だ！ と思ったことです。
もちろん本物の龍なんて見たこともないのに、絵本か何かで見た龍を思い出したのか、そう思ったのです。

そしてその後ずいぶん経った頃、どうして自分は人間に生まれたのだろう、またこの日本という国の昭和という時代に女として生まれたのは何故なんだろう、と漠然と思うようになりました。

この疑問は今もって解決しておりませんが、きっと生まれるべくして生まれたのだろう、と考えております。
そんなことを人に話すと、ナンノコッチャと驚かれるか、ちょっと距離を置かれてしまうかもしれないと思い、ずっと心に秘めていたのですが、やっぱり意味があるのかもしれないと最近思うのです。

色んな本を読み、色んな人に会い、なんとなく、ぼんやりとですが、その疑問の糸口が見つかりかけてきたような気がする今日この頃。
生きているうちに解るのか、死んでも解らないのか、いつか解るのか、解りませんが、この糸口を離さないようにしっかり掴んで解明して行こうと思います。

どんなものにも本物と偽物はありますが、情報をしっかり精査する目と意識を持ちたいのです。
しかしオレオレ詐欺でも、私は騙されないと思っている人ほどすんなり騙されてしまう傾向もあるようで、油断大敵であります。

地続きの国だったら、戦争や独立で国の形は変わったりしますが、この日本という国はいつから龍の形だったのか。
そしてどうして龍の形なのか。
怖れず臆さず、真実を見極めたいと思うのでありました。