今年の夏は、梅雨明けと同時に記録的な高気温を更新し続けて、気象庁はその暑さを自然災害といい、今までに体験したことのないような夏になっています。
そして今年の夏は平成最後の夏でもあり、今日は平成最後の終戦記念日となりました。
戦後73年。
かつて特攻隊として2度出撃したものの2度とも特攻機が故障して生還した方の新聞記事によると、基地に帰還すると指揮官から「なんで戻ったんだ」と厳しく責められたとありました。
その人は、人の命が下っ端ほど軽く扱われることを実感したと言い、弱者が犠牲になるのが特攻や戦争の現実であるとおっしゃっておられました。
今、日本は73年前とは比べようもないほど平和で豊かな世の中になったと言われていますが、本当にそうなのでしょうか。
平和で豊かになったこの国の何かが少しずつズレ始めていて、どこかおかしな方向へと向かっていっているような気がして仕方ないのです。
それは憲法を改正することによって戦争が正当化される、というようなことではなくて、はっきりとは目に見えないようなもっと小さなところ、例えば国民ひとりひとりの心のありようのようなところから、少しずつほころんでいっているような気がするのです。
毎日のように報道されているオレオレ詐欺や子どもの虐待。
着るものも食べるものも寝る場所にも不自由していない、体力も気力も充分にある若者が楽をして大金を得たいというだけで、一生懸命働いて蓄えた高齢者のお金を騙し盗ったり、子どもを持つ親が自分の不満や怒りを自分よりも弱い子どもにぶつけることで発散したりと、平和で豊かな国の出来事とは到底思えないことが日々起こっています。
これは弱者が犠牲になるという戦争の現実と、同じなのではないでしょうか。
モノに溢れて飽食の時代と言われている今でも、戦争の時のように狂気に犯される人が増え続けるのは、どうしてなんだろう。
衣食住は足りても、心の豊かさは反対に減っていっているような今のこの国。
今年は今までになく、いろいろなことを考えさせられる夏なのでありました。
そして今年の夏は平成最後の夏でもあり、今日は平成最後の終戦記念日となりました。
戦後73年。
かつて特攻隊として2度出撃したものの2度とも特攻機が故障して生還した方の新聞記事によると、基地に帰還すると指揮官から「なんで戻ったんだ」と厳しく責められたとありました。
その人は、人の命が下っ端ほど軽く扱われることを実感したと言い、弱者が犠牲になるのが特攻や戦争の現実であるとおっしゃっておられました。
今、日本は73年前とは比べようもないほど平和で豊かな世の中になったと言われていますが、本当にそうなのでしょうか。
平和で豊かになったこの国の何かが少しずつズレ始めていて、どこかおかしな方向へと向かっていっているような気がして仕方ないのです。
それは憲法を改正することによって戦争が正当化される、というようなことではなくて、はっきりとは目に見えないようなもっと小さなところ、例えば国民ひとりひとりの心のありようのようなところから、少しずつほころんでいっているような気がするのです。
毎日のように報道されているオレオレ詐欺や子どもの虐待。
着るものも食べるものも寝る場所にも不自由していない、体力も気力も充分にある若者が楽をして大金を得たいというだけで、一生懸命働いて蓄えた高齢者のお金を騙し盗ったり、子どもを持つ親が自分の不満や怒りを自分よりも弱い子どもにぶつけることで発散したりと、平和で豊かな国の出来事とは到底思えないことが日々起こっています。
これは弱者が犠牲になるという戦争の現実と、同じなのではないでしょうか。
モノに溢れて飽食の時代と言われている今でも、戦争の時のように狂気に犯される人が増え続けるのは、どうしてなんだろう。
衣食住は足りても、心の豊かさは反対に減っていっているような今のこの国。
今年は今までになく、いろいろなことを考えさせられる夏なのでありました。
特攻隊については、僕は「特攻」という作戦は人命を軽んじた下の下の下の作戦だと思います。
この作戦を強行した軍の上層部は万死に値すると思ってますし、よって彼らを靖國へ祀ることは反対です。
しかし、それを踏まえたうえで言いますが、我々が想像する以上の葛藤と恐怖の果てに自分の命より尊い価値のためにこの作戦で殉じていった若者たちの気持ちには素直に感動しますし、感謝の念しかないです。
彼らのことを「洗脳されていた」「犬死にだ」と心無いことを言う人がいますがもう少し我々は彼らに対して検挙になるべきだと思います
特攻隊への志願も全て強要だったことも含めて、軍の上層部の人間の断罪はあると私も思います。
けれどたとえ靖國へ祀られたとしても、その人達の生前の行いへの報いは必ずあると信じています。
やはり死んだら終わりではなく、人間は死後その生きざまを隈無く見せられるそうです。
特攻隊の方々だけでなく、この戦争で殉じていった若者の魂も報われていて欲しいと祈っております。
私事ではありますが、私の伯父にあたる母の歳の離れた兄も海軍として戦地へ赴き亡くなりました。
検閲の印が押された戦地からの葉書が家にありますが、遺骨は戻らなかったそうです。
この時期になるとこうして戦争の悲惨さを訴える報道が一斉に行われますが、この時期だけでなくこの国の国民ひとりひとりが常々忘れてはいけない大切なことだと思っております。