ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

解離性脳動脈瘤で死にかけた話 (2018/2/14)

2018年02月14日 | 日記
 昨日の人間ドックの話で思い出したが、胃カメラを入れたら解離性脳動脈瘤になって死にかけたことがある。10年くらい前のことだ。因果関係が正式に認められたわけではないが、自分としてはそうだろうと思っている。

 胃カメラを飲んだら苦しいのは仕方がないと思って、我慢してげーげーしながら検査が終了した。その後は後頭部の奥の方がずしんと痛くて、意識的にもぼんやりした感じでシャキッとしない。

 その日は有給休暇を取っていたので、そのまま自宅に帰って休んでいた。やはり後頭部が痛い。次の日には会議があるので出勤したが、会議が終わってすぐにドックを受けた病院に連絡して飛んで行った。

 すぐにCTを取ったが、幸いにも頭の出血はなかった。そしてMRI検査を受けることになったのだが、そこの病院のMRIは予約でいっぱいになっていたので、止む無く近隣の設備が空いていた病院まで出かけてMRI検査を受けて写真を受け取って戻ってきた。

 そうすると脳内の太い血管の一部が急に細くなっているところが見つかったのだ。医師の見立てでは解離性脳動脈瘤の疑いがあるというのだ。

 脳動脈瘤というと脳動脈の一部が風船のように膨らんでこれが破裂するとクモ膜下出血になるというのは知っていたが、解離性脳動脈瘤というのは何だろう。血管が細くなっているのだからつまっているというならわかるが、動脈瘤というのはどういうことかと思った。

 医者の話では、血管は三層構造になっていて、その一番内側の層が破れて血液が中間の層との間に入り込んで、内側の層と中間の層をはがしつつかる。このままいくと血管が破れて脳内出血を起こしますということ。それですぐに入院してくださいという。
それでは家に帰って準備してきますと言ったら、「このまますぐに入院して絶対安静にしないと死にますよ」と言われてしまった。それですっかりびびってしまった。家と会社に電話をしてそのまま入院となった。(しかしそれならMRIの検査のために近隣の病院まで電車で行ったので、それほどのこととは思っていなかったのだ)

 そのまま一日は脈や血圧などを測定する機器をつないで、集中監視室ようなところで何もしないで転がっていた。それからは一般病室に移って2週間?なんの治療もなく、薬もなく一日3回の血圧測定と病院食と問診。さすがに飽きてきた。どうも最初に頭痛がしてから2日間ぐらいが血管が破裂する可能性が高いので、徹底監視して、徐々にその可能性が低くなるそうだ。入院も飽きてきたし頭痛もないので退院して、自宅療養が1か月くらいだったかな。再度MRIの検査をして異常はなさそうだったので仕事に復帰した。

 一時は死ぬのかなとも思ったが、幸いにも手術も治療もなくてひたすら安静にして自然治癒を待つという病気だった。頭痛を気にしないで無理に仕事をしていたら死んでいたのかもしれない。死んでいたらアラモでのほっつき歩きもできなかったし、お孫ちゃんに会うこともできなかった。あのとき仕事をカバーしてくれた同僚に感謝したい。

 長くなったが最後に、自分の場合は急激に血圧が上がったことが原因だろうと思っているが、この病気は一般的には原因不明だそうだ。そして動脈硬化だとか年齢に関係なく起こるそうだ。こういう病気もあるんだということを知っていただいて、急に後頭部が痛み出したら、できるだけ早く脳外科を受診することをお勧めしたい。


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