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ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

良かったぞ、そろそろ寿命かと思ったSMF27MS-730がまだ使える (2017/7/7)

2017年07月07日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
 昨日SUB1として使っているG&Yu SMF27MS-730(2直列2並列で24V210AH)の放電試験を行った。その結果は満充電の状態から、自分が使用限度としている23.6Vまで18A前後の電流で使うと、約77AHほど使うことができた。



さらに23.2Vまで使えば約95AHになり、この時の無負荷電圧は24.2Vだった。電圧降下のために23.6Vになっているので、10A以下の電流で使用すれば23.6Vになるまでに100AH程度は利用できるものと思われる。

 この結果から、もうそろそろ寿命なのではないかと心配していたSMF27MS-730はまだ大丈夫のようだ。ソーラーが450Wあるし、LiBもある。それに爆発からの生き残りのPowersonicPS121000が、バックアップバッテリーとして大変役に立っている。それで、8月から9月にかけて北海道の長期たびには、このままの構成で出かけようと思う。

 測定が終了して、昨夜は一晩中車載の充電器でSUB1のSMF27MS-730だけを充電した。この充電器はバルクの最大電圧が29.4V程度で充電電流が23Aのフルオート充電器だ。今朝になって充電器の表示パネルを確かめたら、既に充電電流は0A、時々わずかに27.6Vで充電するフロートモードになっていた。なにかの加減で電気分解モードになっても困るので充電はここまで。ここまでの積算充電電流は91.7AHと表示されていた。



放電したのが95AHだったのだが、車載の充電器では最終電圧が低くて(29.4~29.2V)満充電にはできなかったということだろうか。ソーラーでの補充電が必要だ。

 放電グラフを改めて見てみると、最初の1時間は電圧がどんどん下がっていくので、あっという間に電圧が下がって2時間持たないのではないかと心配した。
 ところが1時間半を経過した後では、電圧の低下は少なくなり、俗な表現だが粘りがあるバッテリーともいえる特性だ。2時間半後には+4の購入後4か月の電圧を上回っている。電流が0.6Aくらい多いにもかかわらず、電圧が高いということは、少し復活してきたともいえるデータ値なっている。

 どうしてこうなっているかということは分からないが、これまでどのような使い方をしてきたかという事に関係していると思われる。そこで思い起こしてみよう。
 この使い方の変化が鉛バッテリーの寿命の長短に関係しているはずだ。成功も失敗もこのブログに記録しているので、1年前に巻き戻してみると事実は分かってくると思われる。


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酷使したG&Yu SMF27MS-730の1年後の性能は予想外だった (2017/7/6)

2017年07月07日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
☆彡 経緯  

 ちょうど一年前の北海道に出かける直前にサブバッテリーをG&Yu SMF27MS-730 4本に交換した。ところが北海道のたびではずっと電力不足に悩まされた。北海道も3年目で日々の走行距離が少ないために、アイドリング充電に追われる日々だった。

 購入後4か月を経過したときに、SMF27MS-730の実質的な利用可能量を測定してみた。その結果満充電から約18A(0.086C)程度の放電をすると、自分が放電限界として管理している23.6Vになるまでの時間は約40%まで減少していた。
 (積算電流値も50AH/121AHで約40%)

 北海道ではずっとオルタネータの充電で、通常の充電電圧はせいぜい27.6Vまで。(スタート直後は28.4V程度まで上がるが、メインバッテリーの充電が進むとオルタネータの電圧制御により27.6Vになるようだ)これではこのSMF27MS-730にとっては十分な充電はできない。このために常に充電不足になっていたわけだし、バッテリーの寿命にも悪影響を与えて、上記の劣化になっていたと思われる。

 2016年12月に450Wのソーラー発電設備を設置、さらに今年の2月には24V80AHのリチウムイオン電池(LiB)を搭載した。その後変遷はあるが、現在は4本のSMF27MS-730はそのままSUB1、LiBをSUB2、古いPowersonicも1本残して12V系の車内装備のバックアップ電源として利用している。もったいないから使えるところまで使い切ろうという、貧乏人症から来ているわけだ。

 幸いBe-camなので、積載重量には余裕があると思うが、4本もあるSMF27MS-730はまだ役に立つのだろうか。このところすべてのバッテリー群を複合的に使っているので、SMF27MS-730そのものがどんな状態なのかよくわからない。

☆彡 SMF27MS-730 の放電特性を測定する



 これまでサブバッテリーの放電特性を測定するのは、インバータを介してセラミックヒータをFIXモードにして、電圧と電流を計測していた。現在のサブバッテリーの電源系はこうなっている。

 インバータはSUB2直結になっているので、このままではSUB1だけの測定はできない。測定のためにSUB2は切り離す。さらにSUB1とSUB2の連結回路を直結にする。この際にBAT.MANでインバータへの供給電流を測定できるようにした。



 いつものようにセラミックヒータのFIXスイッチを600Wにして、30分ごとにインバータへの電流とSUB1の電圧を測定する。今回はSUB1の端子電圧が23.2Vになるまで測定した。測定後20分すると無負荷電圧は24.2Vまで回復した。これなら深放電というほどでもないだろう。


 購入直後と4か月後、そして今回は12か月後ということになるが、3本の測定データをグラフにしてみた。



 セラミックヒータはFIXモードで600Wの出力にしているが、今回の消費電力は430W程度になっている。昨年7月は390Wで11月は400~410Wだが、外気温の影響を受けるのだろうか。単純に何時間使えるという比較ではなく、積算電力のwHで評価するべきだが、簡便で直感的にわかりやすい積算電流のAHで評価するのがよさそうだ。

 バッテリーの電圧が23.6Vになるまでの積算電流の概略値は、新品は120AH、+4か月は50AH、+12か月は77AHとなっている。23.6Vというのはここまでは常用しても大丈夫だろうという自分にとっての目安の電圧だ。この測定では0.09C程度の電流を流しているが、電流が小さければもう少し積算電力は増加する。

 不思議なことに+12は+4よりも劣化しているのではなくて改善している。これは完全に予想外のことで驚いた。これはなぜだろう。


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