国境を超えスペインに入り、1時間ほど走ったところで、歓喜の丘に着きました。長い旅の末、サンチャゴ デ コンポステ-ラが望めるこの丘にたどり着いた巡礼者が歓喜の声をあげることからこの名が付いたとか。私たちが着いた時も、ホタテガイをリュックに付けた若い二人の巡礼者に会いました。聞くとドイツから徒歩で来たとのことでした。
丘を下りてしばらく走ると大聖堂に到着しました。目指すヤコブの門は大聖堂の裏手にありました。門を入り、狭い階段を上って眩しく光輝くご本尊の聖ヤコブの像に後ろからハグして接吻しました。こんなことができるのは今だけです。
ここはロ-マ、エルサレムと並ぶキリスト教の三大聖地のひとつとなっています。フランスのブルターニュのヴァンヌ市に住んでいる、熱心なカトリック教徒である娘の義父母も、この街を目指して徒歩で巡礼の旅をしてきました。当時は勤めがありましたので、できるのは夏のバカンス休暇のときだけ。祖父のジェラ-ルさんが車で伴走して、何回かに分けて旅をしたそうです。なぜ巡礼者がホタテガイを身につけるのか不思議でしたので義父に聞くと 「セ トラディショネル それが伝統というものです。」という答えが返ってきました。
絵は今年の年賀状にした絵柄のひとつ 大聖堂です。
遠い欧州は体力がなければ無理なので今のうちにできるだけ行きたいと思っています。
絵を見せていただいているだけでも、大満足です。有難うございました。
苔むした家々や古びた橋など途中には絵になる景色が多そうです。
良くわかりました。
何処の国にも巡礼をする方が
いられるのですね。
シャープに描かれた塔の感じ、
空の色と光と影、統一感があり
良いですね。
風になびく旗も効いていますよ。
10年に一度の「ヤコブの門」に入り、ヤコブ像に触れられたこと、当分いいことが続きそうですね!~これもひとえに奥さまのお蔭ですね!
複雑な聖堂をよく描かれていますね、また手前の建物などの陰影がとってもいいと思います。