「三日月と三角屋根の窓」
秋の空は、はりつめていて
三日月が映える
黄色い月は三角屋根に
近付いている
窓からもれる仄かな光
その光は三日月が好きなようだ
暮れゆく空に形の良い月
同じ二つの光は、形違えど
生まれ違えど確かに
鮮やかな黄を放ち
私達の進む道を照らし
喜びをくれてる
この光たちに感謝したい
「三日月と三角屋根の窓」
秋の空は、はりつめていて
三日月が映える
黄色い月は三角屋根に
近付いている
窓からもれる仄かな光
その光は三日月が好きなようだ
暮れゆく空に形の良い月
同じ二つの光は、形違えど
生まれ違えど確かに
鮮やかな黄を放ち
私達の進む道を照らし
喜びをくれてる
この光たちに感謝したい
「突堤の先の小灯台」
目先の突堤は程よく
この入江に真っ直ぐ伸びていた
その先端には可愛くお似合いの
灯台が見える
赤いこの灯台は海の色に
素晴らしく映えている
海は緑に近い色で波がなく
この午後の時間に
暇をもて余した海鳥も
穏やかにこの景色の一員だ
この止まったような景色に
皆は思うだろう
どうかいつまでも穏やかで
この時が続くようにと
「さつまいも」
私はさつまいもが食べたかった
このほっそりした形の良い
さつまいもが食べたかった
そして今ここにある
さつまいもは言った
君は本当に私が好きなんだね
何で好きなのか、私は知っているよ
それはね、私はあの畑の土の中で育った
土の恵みを一杯頂いたんだ
だから土の匂いも、音も、色も、
そして温もりもみんな私の中に
携えて来たんだ
だから君は私が好きなんだ
「楽しいってこと」
楽しいって何なのか
よく我を忘れるほど楽しいって
言うよね
じゃあ、忘れていない時の我って?
それが本当の我なのか?
私はそうは思わない
我は我である
そして、忘れている我に戻り
やがて、すべてが我になる
その時日々は楽しいものとなる