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「世直し太郎」の政局斜め読み

偏向マスメディア報道の本質を直観力で読み解き、内外の話題を大胆に斬っていきます。とりわけ大中華帝国主義許すまじ!です。

安倍政権は東アジア情勢を劇的に変える絶好の機会を逃すな!

2014年07月05日 | 外交・安全保障問題
 はっきり言って今回の北朝鮮との拉致被害者に関する交渉は、いろいろな観点から見て、東アジア情勢を劇的に変える絶好の機会であることはほぼ間違いないですね。

第一に、拉致被害者問題を直接的に解決するための協議の場を北朝鮮との間で設けた事。たしかに北朝鮮お得意の二国間交渉による制裁解除という外交戦術ではあるのですが、交渉の場を設けたからこそ解決の糸口も探せるというもので、今回はこの時点で事態打開への重要な一歩
になったということです。

とこれは誰でも思いつく初歩的な考え方。

次に、「この時期に日本が北朝鮮と二国間交渉する」という外交インパクトについてです。同時期に、中韓2カ国の蜜月関係を演出するように習近平国家主席が訪韓しましたが、反日共闘で手を結ぶという愚策に転じています。とりわけ韓国にとっては、北朝鮮問題を抱えながら、自
由主義圏に所属する隣国の日本を排斥するという意味で亡国の選択になります。おそらく外交上最悪手でしょうね。後日それが明らかになってくると思いますが、救い難い愚行だと思います。

さらに、中国(厳密には北京の中共政府)も「北朝鮮を切る」という外交姿勢を明らかにしたわけですから、朝鮮半島の統一という課題に向けては、むしろ難しいかじ取りを選んだ事になります。だって国境を接した北朝鮮との関係は国防上きわめて重要であったからです。北朝鮮の赤化統一という野望を難しくしたと言えるでしょう。

なぜなら、これで中国が南シナ海においてベトナムとの間で紛争でも起こそうものなら一気に国際批判を浴びるからです。「中国の二方面戦略」など現時点では機能しないと思いますから朝鮮半島問題は二の次になります。だから前述の韓国の外交姿勢はその意味でも大失敗と言えるでしょう。

そこで、結果的に同じ民族である韓国がやろうと思っても出来なかった北朝鮮の民主化による朝鮮半島統一という外交課題に関して、日本政府が劇的に「土俵際うっちゃり外交」を展開できれば、これはもう「アジア外交の奇跡」と言えるでしょうね。中国に近づきすぎてまったく
イニシアティブを発揮できなかった韓国の外交失態として歴史にその痕跡を残すでしょう。

やはり、安倍政権が現時点で「集団的自衛権の行使」を具体化した事が外交的には抑止力になっていますよ。日本政府は当然関係を強めた米国政府と逐次情報共有しているでしょうから、今回の件も日本と北朝鮮との単なる二国間交渉ではありませんよ。

日本政府はしたたかな北朝鮮に対して、どのように「アメとムチ」で交渉するかにかかっています。

問題は、偏狭な韓国政府の失態によって朝鮮半島有事が偶発的に勃発してしまう危険性です。すべてがぶち壊しになってしまいます。先日の38度線での乱射事件のように、北朝鮮以上に韓国人の心が病んでいるようなら話になりません。朴大統領は日米政府に土下座して謝罪すべき
でしたね。

安倍政権は東アジア情勢を劇的に変える絶好の機会を逃すな!

という事で、首相官邸前で太鼓叩いて反対している皆様にはわからない世界のお話しでした。

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