益鳥の思いつき放題放談之記

他愛のない話題で綴る無責任放談・・・

非難するは易いが・・・

2008-02-28 17:18:37 | Weblog
2008年2月28日(木) 晴れ

恥を知らぬのは果たしてどちらか?


益鳥の身辺余話 AM8時8分、室内温度11℃、湿度30%、晴れ。

寒さに遠慮がちで、ためらいがちな手加減を感じ始めた。もう啓蟄がせまっている。そろそろやる気を出してもいいころだ・・・との呼び声でもあろうか。米朝両政府書いたシナリオ、コンサートは北朝鮮相手では「馬鹿にされっぱなし」の状態にしか映らない。

核放棄問題が足踏み状態で主導権は奪われたままだ。米国のやることなすこと思惑外れもいいとこだ。米国歌の演奏がテレビで生中継された同時刻、ラジオでは対米非難をしていた・・・という北朝鮮。結局北朝鮮の思うがままになってしまった・・・なんて結末は避けてもらいたいものだが・・・。

石原都知事が苦境にたたされている、新都銀の赤字問題。反対しないものがいないほどだが、中小企業救済のために立ち上げた銀行である。知事や経営陣、設立に賛成した都議会の責任を挙げ連ね非難轟轟の嵐だが、中小企業の経営者は都税を納めないで過ぎてきた人たちであるわけでもない。貸し渋りは第三者がいうほどに解消しているわけでもない。本当に苦しむ中小企業経営者をすこしでも援助できる「味方になれる」銀行が存在していてもいいのではないか。

高利をむさぼる融資体制しか存在しない、それもそこへ縋る思いで依頼しても、いい返事はもらえない。闇金のえさになるしかないような弱者的立場の中小企業者への唯一、彼らの救済を目的に掲げて立ち上げられた銀行である。言うのは易い。追加出資を認めれば恥の上塗りだ・・・と。例えば地震対策にも使えた都税を・・・と、時代感覚に欠けたお役所流が食いつぶす・・・と。知事の面目のために公金を重ねてつぎ込めば、失敗は大の字つきで都政史に残りかねない・・・と。

しかし、都民の中でも弱者的中小企業者を切り捨てては、国のやることと何等変わりはない。都政って国政だって同じだが、都民の特定のもののためだけの都政であってはならないし、国政だって現在の政府がやっている弱者切捨て政治が正常だとは思える訳はないだろう。税金って、税金の使い道って平等に活かされて使われてこそが、本来あるべき姿なのではないか。

石原都知事面子うんぬんで非難しては、新聞氏としてはその視点は正しいように一見見え、そういった面で、あるいは少なからぬ賛同者を得るであろうことは想像に難くないが、新聞はただ非難する為にだけ存在したのではその存在価値だけでなく、その公正面を充分に満たしているとは言いがたいのではないか。石原都知事の心意気を評価して今しばし見守れる都民であることも、同じ納税者としての立場というものではないか。恥を知れ!といいたいのであれば果たしてどちらであろうか・・・。