益鳥の思いつき放題放談之記

他愛のない話題で綴る無責任放談・・・

積雪

2008-02-03 16:54:35 | Weblog
2008年2月3日(日)

意地

益鳥の身辺余話 AM4時32分、室内温度11℃、湿度44%、雪。

戸外を見ると、街は薄明かりに白く映えて、予報どおりうっすらと積もっており、尚も雪片は降り足すことを意図しているようだった。冬の意地を賭けたその息遣いが、よく耳を澄ませると微かに聞こえてくる。それは即春の息吹に変わる節分と言う節目の自然の営みが、耳を澄ませる者にのみ聞かせる息遣いでもあるかのようだ。雪は見る間に厚みを増し、10センチも20センチもあるかのようにふんわりと街を包んで行った。まるで降り止む意志も感じさせない、自らの使命達成に小躍りして舞い落ちてくるもののようであった。雪には春を誘い、春へ季節を託す冬の心意気が感じられる。

寿司の丸かじり・・・の習慣もかなり浸透しているらしい。こんなご時世だ。恵方の神にご挨拶して幸せに過ごせるようにお願いするのも悪くはなかろう。雪遊びに興じる子供の声がしばし聞こえていたが、それもいつしか聞こえなくなると、戸外への関心を喚起させようとでもするように、時折屋根からズレ落ちる雪の音が響いて来るのみであった。轍がないわけではないがエンジン音を聞いた覚えがない。時間は静かに静かに、春を迎える夜を手招きし始めていた。明日は立春だ。なんとなく心が弾んで来るのを覚える。