益鳥の思いつき放題放談之記

他愛のない話題で綴る無責任放談・・・

祝杯

2006-11-28 19:43:20 | Weblog

 

              画像は四国路の紅葉 (クリック拡大)

益鳥の身辺余話

今日も雨模様・・・7時31分気温17℃、湿度67%。不燃物のゴミだし日。お隣の奥さんとお二人の奥さんの路上会談がなかなかに喧しく続いていた。「お早う御座います」お一人が言って他の奥様もそれに習う。「お早う御座います」の挨拶を返す。位置を移動して会談は継続されていた。当番札と記録ノートを次の方へお願いする為に、その方のお家を確認して訪ねる。チャイムを鳴らしたが応答はなく、気配もはっきりしない。人様の玄関先でうろうろするのは禁物である。傍らの郵便受けに入れて帰った。帰って直ぐに電話した。気配が無くもなかったからであったが、矢張り留守番モードになっていた。用件を喋って受話器をおいた。

今日は配達日指定の注文品が届く日でもあった。それと妹が出張の為上京して来る日であり、その息子即ち甥がモッズヘアのスタイリスト試験を受ける日でもあった。配達の知らせや、妹の電話は何ていうこともないのであるが、甥の電話に始まり電話に終わるその始まりと終わりに付いて来る結果の重みが、冬空の重く垂れ込めた雪雲のような一種の圧迫感を感じさせる性質のものであれば、いい結果であれば話は自ずと別であることは言を待たないが、問題は逆の結果の場合のことである。「だいじょうぶだろうか?」と問われて「大丈夫だ」と言いつづけて来た私としては、殊更にその意味合いと重さに違いがあることを、どうしても避けて通るわけには行かないのだ。

電話が鳴った。「今終わったところなんやけど・・・」「あっそう・・・」「大丈夫だろうか?もう結果は分かっとると思うんやけど・・・伯父ちゃんどうやろ?」「大丈夫だよ。必ず通ってるよ。合格さ!」「だったらいいんやけど。ありがとう・・・ご免ね度々電話して・・・」「いやいや。まぁ安心して待ってみなさいよ」「ええそうするわ」・・・と電話を一旦切った。その後30分が過ぎ、5時を回っても電話が鳴らない。若しや駄目だって電話がしづらいのではないか・・・大丈夫と言い続けて来た私の気持ちが一瞬動揺する・・・。

風呂から出て意を決して慰めのメールを打とうとした時だった。電話が鳴った。私は甥の名前を確認して受話器を握った。甥の「大輔だけど・・・」の一声で分かった。「合格やった」「ああ、そうか。良かったねぇおめでとう!おめでとう!」「いろいろ有難うございました!」「いやいや。良かった!ところで本当なんだろうねぇ?合格って?」と私の方が逆に思わず口走ってしまう始末だった。「伯母ちゃんへもよろしく・・・」甥の嬉しそうな弾んだ声音が受話器を置いた後も耳底にいつまでも残った。夕食は心配を共にした家内と祝杯を挙げた。

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