絵描き家さんのデタラメdiary

自分の趣味や日常生活で感じたことをまったりと書き綴っています。

宣告

2006年05月08日 18時58分32秒 | その他
このことを書こうかどうか迷っていたのですが、
誰にでも起こりうることだということを再認識していただきたく、
記事にすることにしました。
何より、どこかに吐き出すことによって、
少しでも楽になりたいという甘えなのかもしれません。
どうかご容赦いただきたい。

2003年
父ののどのあたりが大きく腫れていました。
嫌がる父を何とか説得して病院で検査を受けさせた結果、
咽頭がんであることが判明しました。
ただちに入院、手術をすることになりました。
がんが腕につながる神経のすぐそばにあるということで、
腕が動かなくなるかもしれないと言われましたが、
そういった後遺症もなくがんを除去できました。

2004年
定期検診で再びがんが見つかりました。
前回ほど大きくはないものでしたが当然入院、
その後手術を受けました。
今度は声帯付近を切るということで、
声に支障をきたすかもしれないといわれましたが、
無事に手術を終えて仕事にも復帰しました。

2005年~2006年
3度目のがんが見つかりました。
今度は手術が困難ということで、放射線治療を始めました。
年が明けて放射線治療も無事に終わり、
抗がん剤を飲みながら様子を見ることになりました。

3月終わり頃から顔から首のあたりが腫れ始めたので、
MRI検査を受けることになりました。
私は同席していなかったのですが、
先月中頃、検査の結果を父母が聞きに行きました。
手のつけられない食道がんが見つかったそうです。
先生の話によると、
「あと4か月、半年わかりませんが、、、」ということです。
もちろん余命宣告されても、それより長く生きている方もいます。
そのときがいつ来るのかは、来てみないとわかりません。
今は抗がん剤がよく作用して、がんを押さえているようです。
できるうちは仕事をしたいという父は、
今日も早朝から仕事に出ています。
だから私も、父がいつでも安心して旅立てるように、
頑張ろうと思うのです。
明日から家族で、父の故郷である長崎へ行ってきます。