2010年
NHKより
昭和１７年。
動物好きの学生・太一はアルマという名のシェパードを預かることになる。
飼い主の健太と千津という子どもたちを引率していた教師・史子に一目惚れしたからだ。
そして、アルマの優秀さの虜になり、アルマを軍犬として育てあげる。
そして、アルマに軍から招集がかかる。
涙を流して別れを拒む子どもたち。
太一は自らの判断を悔やみ悩む。
アルマが戦地に行ってから1か月後、太一は、軍犬の訓練士としてアルマのいる満州へ渡る決意をする。
そこで待っていたものは、太一の想像を超えた現実だった…。
犬がテーマのドラマは無性に観たくなる
これは生まれついた私の性でもある
しかし、犬と飼い主との心の絆が希薄に感じるだすと うむー と気持ちが削がれてしまう
このドラマでのアルマは一生懸命
そして、周りの配役人のアルマへの気持ちを痛切感じることができた
泣かせるドラマ
「ハゲタカ（劇場版）」で初めて玉山鉄二という役者を知ったが、このドラマでもオーラがたっぷり
男から見ても魅力ある役者だ
戦時中、軍用犬として10万匹が戦地へ連れて行かれ、日本に戻った犬は1匹もいなかったという
それは人間と犬とは違う、所詮犬畜生という観念を持った日本人の哀しくも寂し過ぎる一面なのだろう
戦争という暗い歴史の中に埋もれてしまっていた多くの犬たちにも冥福を祈りたい
