思うがままに

Step by Step

瀞川稲荷

2006-04-30 | 樹木-兵庫/但馬
兎和野の大カツラのあと、村岡美方線(89号線)を板仕野の方面へ向かった
目的地は瀞川稲荷の辺りの板仕野のカツラだった

兎和野高原を過ぎ峠を越えると目の前に美しい棚田が広がっていた
やがて瀞川稲荷への山道へ入って行った
この瞬間から民家は途絶え、山道は狭く暗く、はっきり言って気持ち悪い世界に入って行った
瀞川稲荷の近くまで登って行き、案内図の公衆便所辺りに車を停めた
車の絵から公衆便所までは結構距離があった
(その車のカップルは楽しそうに笑っているけれど、そんな笑えるような山道ではない!)



参道を歩いて行く
観光客は誰もいないし、陽が西に傾き、鬱蒼とした森と不気味な境内の雰囲気、鳥居、大岩、木の根等が次第に私の気持ちを萎えさせ始めた





カツラの木はどこだ??
境内の崖から川の上流辺りに目を移すと、何となくカツラのような感じの木があった

妻は既にここへ来る山道の段階で「これ以上主人には付き合いきれない…」とでも言いそうな雰囲気で寡黙になっていた
そんな折、奇妙な"根上りのアカマツ"があった
この木がまた私を気持ち悪くさせた



私もこの場所にいること自体に限界を感じていた
何かにとりつかれそうな幽玄とした雰囲気が怖くなってきた
で、板仕野のカツラを確認することなく、瀞川稲荷をあとにした



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