思うがままに

Step by Step

SPIRIT(スピリット)

2010-09-23 | 映画・ドラマ



2006年


amazonより
ストリートでの対戦で負ける父親を見て育ち、自分は誰にも負けないナンバー1の格闘家になるのだと決意したフォ・ユァンジア。
だが弟子もたくさん増えたものの、傲慢さゆえに恨みも買い、愛する娘や母親などを殺されてしまう。
苦悩の末にフォは、ある農村の人々に命を助けられるのだが…。
どんなに強くても正しい精神力のない強さは無意味。
そんな言葉が聞こえてきそうな、わかりやすい物語性とカンフー映画ならではの肉弾戦の痛快さを合わせ持つ王道エンターテインメント。
特にカンフーシーンの技の決まり方や、その美しさはさすがジェット・リーという感じ。
実在したフォへのなりきり方も完璧だし、彼の熱演だけでも必見の作品と言えるだろう。
フォと戦う日本の武術家の田中に扮した中村獅童もいい味を出している。


ブライアン・アダムスが挿入歌を担当したアニメのスピリットだと思って録画予約した
久し振りに彼の歌を聞きたかったのに、こっちのスピリットはジェット・リーのカンフー版で既に観終わったものだった
せっかく取ったものだし、結構面白かったからまた観た
ストーリーが見え過ぎる点はあるが、ジェット・リーの魅力満載

赤い風船

2010-09-23 | 映画・ドラマ

1956年


WOWOWより
パリの街角で1人の少年と1個の赤い風船が不思議な友情を育み、少年がひもを手放しても、まるで意思を持った生物のように風船がふわふわと空中を漂いながら少年の後をついていく様子を、奇跡のような映画魔術と愛らしいユーモアを交えて詩情豊かに描写。
第9回カンヌ国際映画祭の短編パルムドールほか、数々の賞に輝き、世界中の映画ファンを魅了した、まさに珠玉の映像詩と呼ぶにふさわしい名作

少年のパスカルは、ある日学校に向かう途中、1個の赤い風船が街灯に引っかかっているのを見つけ、それを手に入れる。
風船を持ったままバスに乗り込もうとして、車掌からそれではダメと言われたパスカルは、やむなく風船を手にしたまま、学校まで走っていく。
学校の門番のおじさんに風船を預けたパスカルは、授業終了後、家まで風船を持ち帰るが、母親は風船を彼から取り上げて窓から外に放ってしまう。
けれども不思議なことに…。


街灯に引っ掛かって身動きが取れない風船が少年に助けられる
助けられる?
その時は、助けられる…そんなことは思っていなかったが…
その後、助けられた風船は少年と友達になりたいとでも言うように一緒にパリの街を共にする
殆ど、台詞もなく少年と風船のお散歩
微笑ましい
まるで犬とお散歩しているかのようだ

ふとハナを思い出した
私が物陰に隠れるとハナはキューンと鳴いて私を探した

近所のいたずらっ子達に風船を奪われて石を投げられる風船
やがて風船はしぼんでしまって地面に落ち、踏まれて壊れた

あっちこっちから風船が少年に寄って来る
少年はいくつもの風船のひもを手に取った
そして浮かび上がりパリの空を漂う

30分程の短編映画
メルヘンかぁ
でも風船にぶら下がったままの少年は、その後どうなったのかのなぁー
撮影が終わったあと、無事に地上に降りれただろうか?
こんなことを思うのは俗世にどっぷり染まってしまったからなのか?