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健康的食生活のための情報を発信です。
1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[洋梨] 食生活について語ろう

2020年09月30日 | 美容ダイエット

・ 洋梨Euroean pear ようなし

  バラ科、ヨーロッパ原産の西洋梨、気候、雨量変化の少ない土地がよく日本には、明治の初期に導入し、山形、秋田、青森で主に栽培している。栽培が難しく追熟が必要なことからなかなか普及しなかった。

バートレット種、ラフランスを主に栽培しているが以前はバートレット(イギリス原産)が主流を占めていた。

バートレットは、いわゆる洋梨型で長さ12cm、重さ250g程度での円すい形。8月下旬より採取時期とし旬で完熟、追熟すると果皮が黄緑から黄色になり果肉が軟らかになり石細胞が少なく芳香、甘味、粘性を有する。傷みが早いことから主に缶詰に加工している。ラフランスは、1864年にフランスで発見し、フランスを代表するフルーツであると賞賛されラフランスの名前がついたといわれる。その後しばらくして日本にも導入したが栽培に手間がかかりあまり普及しなかった。

昭和40年代より生食への需要が高まり、昭和60年頃より山形県(全国の80%)で急速に栽培面積、収量が伸びている。バートレット種より少し丸みをおびて表皮が黄緑であることが多い。

晩生種で9月下旬より採取し旬とする。芳香と、とろりとしたなめらかな肉質がよくバターフルーツともいわれる。追熟の期間は常温で2週間ぐらいで食べ頃は、ラフランスの果皮の色はほとんど変化がないが果肉が柔らかくなればよい。
追熟によって水溶性ペクチンが増大、軟化し生食、ネクター、ジャム、洋菓子、果実酒、乾果にしている。追熟するうちにデンプンがしょ糖、果糖、ブドウ糖などの糖分に分解する。炭水化物を日本梨11.3%、西洋梨14.4%程度含む。カリウムを140mg/100中に含み利尿作用がある。有機酸は0.4%程度でリンゴ酸、クエン酸などを含んでいる。


 

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[山伏茸] 食生活について語ろう

2020年09月29日 | 美容ダイエット

・山伏茸Lion's mane mushroom やまぶしたけ

  サンゴハリタケ科、中国、欧米、北アフリカと世界的に広範囲にくぬぎ、くるみ、しいの木の広葉樹の切り株などに見られる。初め白いがやがて茶褐色になり球形のスポンジ状をして山伏の鈴掛衣(すずかけころも)のふさに似ていることから命名したといわれる。

9月~11月を旬とし少し苦味が感じられるものもあるが甘味があって食感がよく、天ぷら、味噌汁、スープ類、酢の物、煮物、炒め煮などさまざまに利用できる。乾燥させた山伏茸は、煮出してお茶にもするが、キノコそのものを食べたほうが栄養価値が高い。
エルゴステロール、βグルカンを多く含み、また、このキノコから認知症・痴呆(ちほう)に効く可能性をもつ物質を1990年に発見している。ヘリセノンHericenone(熱に安定、水に溶けにくい)を含み脳を活性化させアルツハイマー、ボケ予防によいといわれる。
自然界では現時点で動物以外で唯一ヤマブシタケだけに、子実体に含むヘリセノンHericenoneと菌糸体より特定したエリナシンErinacine が含まれていることが分かり神経成長因子(NGF:Nerve Growth Factory :アミノ酸の集合体)を合成促進するという。

人間の脳内では、エピネフィリンEpinephrineというホルモン がNGFを合成するが、このエピネフィリンと同じような作用をする。
漢方では猴頭(ほうとう)として消化不良、神経衰弱に利用する。


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[赤身の魚] 食生活について語ろう

2020年09月27日 | 美容ダイエット

赤身の魚Red-fleshed fish あかみのさかな
  
餌による物ではなく回遊する事で大量の酸素を消費するためにたくさんの血液がいるために赤くなる。

赤身の魚は寝る時も回遊中で止まれない。マグロ、鰹の類で水産学上で100gあたりの「ヘモグロビン」と「ミオグロビン」の含有量が10mg以上は赤身、それ以下は白身と分類 、鮭は白身魚に分類している。

血合の筋肉は赤色筋とよばれ他の部分の筋肉を白色筋という。マグロの場合、血合以外の筋肉も赤いが、これは白色筋で、ミオグロビンが多く含まれているので、赤い色をしている。赤色筋は多くの血管が走り、酸素を蓄えることができるミオグロビンが多く含まれ有酸素運動に使われる筋肉として持久力があるが、筋繊維が細く、大きな力を出すことができない。

逆に白色筋は筋繊維は太く、大きな力を出すことができるが、酸素を使わずにグリコーゲンを分解するので、疲労物質である乳酸がたまりやすく短時間の維持にとどまる。

マグロは回遊魚で常に泳いでいるので、血合が多く、白色筋にもミオグロビンを多く含み赤い色をしている。ちなみにミオグロビンに含まれる赤い色素は、ヘムという鉄を含む色素でマグロの赤身なのは、ヘム鉄を含むミオグロビンが多いことによる。

 

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[キノア] 食生活について語ろう

2020年09月27日 | 美容ダイエット

・キノアQuinoa きのあ

ヒユ科アカザ亜科、南米アンデスの高原地帯で紀元前より栽培が始まっており温暖で降雨の多い地帯に適する。キヌアQuinuaともいいボリビア、ペルー、エクアドルなどで栽培している。新大陸発見後にインドにも導入が始まり山間部で僅かに栽培がおこなわれる。ほうれん草、てん菜と同じアカザ亜科で一年生草本で、草丈は1~1.5m、多くの太い分枝を持つ。葉茎の様子は雑草のアカザに似ている。葉は卵形で互生し、夏に花梗(かこう)を出して紅色の小花が群生する。葉は上位の葉ほど藍物質を含み、その含有量が高い。
晩夏に各々の茎の上部に緑白または紫紅色を帯びた花穂をつけ、アカザよりも大粒で、径2~3mmの扁平なアワに似た果実をつける。葉茎がやや紫紅色・緑色のものと実が白色・黒味を帯びるものなどある。

種子はデンプンに富み良質のタンパク質、ミネラル、食物繊維を含んで、種子の種皮にはサポニンが多いので除く。種子を脱穀すると日本のアワ、キビに似ているが粉にしてパン状に、または粒のままスープにし食用としたり、また一種のビールを醸造する。擬穀物(ぎこくもつ)として日本でも雑炊、米に混ぜて炊飯、シリアルなどとし新しい食材として注目している。 大日本明治製糖による成分キノア100g中:エネルギー:364kcal、タンパク質:11.5g、脂肪:5.9g、炭水化物:63.5g、ナトリウム175mg、K521mg、Ca31.8mg、鉄3.75mg、食物繊維5.4%を含む。

 

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[りん脂質とビタミンB12] 食生活について語ろう

2020年09月26日 | 美容ダイエット

・りん脂質とビタミンB12Phospholipid and vitamin B12 りんししつとびたみんびー12

ビタミンB12は、正常な赤血球細胞の形成、神経機能、タンパク質や核酸、DNA合成に関与して必須の成分です。植物には殆ど含まれず菜食主義者は不足しやすいビタミンです。

神経中のリン脂質の生合成にかかわって重要な働きをしています。

ビタミンB6とともにタンパク質の代謝に関与します。

  食品中のビタミン B12 は、たんぱく質と結合しており、胃の中でたんぱく質が変性・分解を受けると、遊離のビタミンB12になります。ビタミンB12は補酵素として、多くの代謝に関与しているのです。コリンとビタミンB12と組み合わせて摂取することによって、認知症の改善・予防に有効といわれています。

コリンCholineは

  動物、植物などすべての細胞に存在する空気中のCO2を吸収するアミン、魚臭のある無色、粘性の強アルカリ性、アミノアルコールの一種でたんぱく質と結合したレシチンLecithin (リン脂質、複合脂質)の成分であり、水、エタノールによく溶けますが、エーテルには不溶です。酸に安定を示しますが強アルカリで分解、水溶性、ビタミンB群に属します。

体内でメチオニンがあるとグリシン、セリンからも合成しています。

血管を拡張させて血圧を下げるアセチルコリン(神経伝達機能調節)の合成に関与し、その原料となります。ビタミンB12が、アセチルコリンを合成する酵素の働きを促進させます。

さらに中性脂肪、コレステロールの代謝に関与し脂肪酸の運搬、代謝に関係し不足すると肝臓に脂肪が沈着脂肪肝を発症させます。

DHA(多価不飽和脂肪酸)を微量含み脳の活性化、記憶力を高める物質としても知られるようになりました。アルツハイマーの認知症では、コリン(C5H14NO)が不足状態にあり神経機能障害を起こしていることが明らかになりコリンを投与することにより脳の働きに改善がみられたといいます。

全卵100とすると卵白70、卵黄30程度の割合です。

卵黄100g中でエネルギー387kcl、水分48.2g、タンパク質16.5g、脂質33.5g(脂肪酸総量26.59mg・飽和脂肪酸9.22g・一価不飽和脂肪酸11.99mg・多価不飽和脂肪酸5.39mg)、炭水化物0.1g、灰分1.7g、Ca150mg、P570mg。Fe6.0mg、Zn4.2mg、Na48mg、K87mg、ビタミンA480μg、ビタミンD:6μg、ビタミンE:3.6mg、ビタミンB1:0.21mg、ビタミン:0.52mg、ビタミンB12:3.0μg、 葉酸140μg、コレステロール1400mgを含みます。

卵黄(リン脂質31%【脂質33.5g】、リン脂質中のコリン含有量86.2%)、大豆(リン脂質0.4%、リン脂質中のコリン含有量33.9%)であり卵黄、大豆、肝臓、酵母、胚芽に多く含みます。

脂質が全卵10.3%、卵白Tr(微量含むが最小記載量に達していない)、卵黄に33.5%も含みます。

普通の食事で不足することは少なくコリンの必要量1~5g/1日としていますが特に日本では定められていないようです。アメリカでの1日の推奨摂取量を500~3500mg程度とし

上限はとくに決められていません。一般に8.4 ~6.7 mg/kg/日(50kg体重:420~335㎎/1日)のコリンを摂取しているといいます。豚レバー50g/275mg  鶏卵50g/260mg 牛レバー50g/210mg 大豆30g/85mg  豚肉100g/80mg  えんどう30g/70mgを含みます。乳化作用があり脂質代謝を改善し、高脂血症、動脈硬化症の予防、肝機能改善に作用しています。コリンは、アレルギーの原因物質のひとつでもあり発汗刺激によりコリン性ジンマシン、花粉症、アトピーなどの過敏症では過剰な摂取、摂取そのものを避けるようにしましょう。

卵黄レシチン(≒フォスファチジルコリン・リン脂質)は神経系に関与するホスファチジルコリンが多く含まれ、神経伝達にかかわるアセチルコリンの前駆体であるコリンを含んでいます。

 

 ◇ビタミンB12:Vitamin 12は、化学合成が困難で放線菌とバクテリアの細菌以外の微生物では生成することができないといわれます。

水溶性で熱・弱酸性に対し安定であるがアルカリ性で分解、酸化に対して不安定で光により分解します。

腸内細菌によって合成しますが合成のための菌がないと欠乏症状を起こしやすいビタミンです。成長促進作用、タンパク質の生合性、アミノ酸代謝に関与、赤血球の形成し不足する事によって遺伝子合成異常、悪性貧血、神経障害、胃腸障害を起こします。

60歳ぐらいより症状が見られることが多いといわれ血液の赤血球の中の核酸(DNA)の合成に必要な葉酸の働きを助ける補酵素の役割を担っています。

細胞を合成し、その寿命を保ち、神経組織の損傷を防いで、眼精疲労では遠近などの調節を行なう神経の回復に、メラトニン分泌調整に働いています。生殖機能の維持、子供の正常な成長と発育を促進するのに有効な葉酸の働きを助けます。

レバー、肉類、魚介類の血合、あさり、卵類に多く含み1日の推奨量は、2.4μgとしています。動物性食品に含み、植物性食品には殆ど含まれず胃腸障害・菜食主義者は注意したほうがよく悪性貧血、神経損傷の修復に有効で現在のところ過剰症の報告はきかれません。

栄養機能食品としての上限が60μg、下限0.8μgと示しています。100g中で生ワカメ0.3μg、あんこうきも39.1μg、鯵0.7μg、うなぎ3.5μg、鰹8.4μg、鯖10.6μg、あさり52.4μg、牡蠣28.1μg、蓄鶏肉類0.3~2.4μg、レバー25.2~52.8μg、鶏卵0.9μgを含み内臓、牡蛎、イワシ、卵などに多く含みます。

 

ビタミンB12が、神経伝達物質として働いている、アセチルコリンを合成する酵素の働きを促進させます。栄養素として、コリン(リン脂質)とビタミンB12との関係は深く、コリンでは第一に鶏卵、次に大豆、ビタミンB12では魚・蓄鶏肉類、時にはレバーを、栄養バランスを第一として、時には意識した食事としましょう。

 



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[舞茸] 食生活について語ろう

2020年09月25日 | 美容ダイエット

・舞茸Hen of the wood,Maitake  まいたけ

タコウキン(多孔菌)科、サルノコシカケ科ともいわれ、自然のものは、秋に栗、ナラ、椎の切り株の近辺に群生している。全国的に分布しているが、東北地方に多く発生する。

扇のような形をした遠くから見ると何かが舞っているように見えることから名前がつけられたという。肉質は、薄く先端部分が灰褐色、黒褐色をして大きいものは、10kgにも達し9~11月に収量が多く旬とする。
以前は、幻のきのこといわれていたが、昭和50年頃に人工でのおが屑、原木栽培に成功し、市場には人工栽培のものが多く出回り、新潟からの出荷量が多い。
秋の味覚としておろし和え、汁の実、煮物、鍋物、天ぷら、きのこご飯とする。

まいたけ100g中にビタミンD(カルシュウムの吸収をよくする)3μg、食物繊維(水溶性0.3g、不溶性2.4g)2.7gを含む。アガリクス、霊芝、冬虫夏草、椎茸などのきのこに含むβ-グルカンがマイタケに多く含むとし肥満予防、便秘改善、抗がん作用を有する。β-1,6-グルカン(食物繊維、多糖類:主に単糖類〔グルコース、フラクトース・・・〕が多数組合わさったもの)を椎茸より多く含む。
またβ-グルカンの一種であるマイタケDーフラクション Maitake D-fraction (糖と少量のたん白質が結びついたもの)を含み免疫力を正常に働かせより高く免疫力を向上させると考えられている。抗ガン、抗アレルギー作用が注目されエキスとして抽出し健康食品とし出回る。



 


[水前寺海苔] 食生活について語ろう

2020年09月24日 | 美容ダイエット

・水前寺海苔Suizenji nori すいぜんじのり

  クロオコッカス科、ラン藻類、淡水に見られ、かわのりともいわれる。藍藻類(スピルリナ、ネンジュモ等)は、大気のなかった古代からの植物で光合成を繰り返し空気を作りだし動物の住める環境を作り出した。

清水の涌き出る流れの緩やかな砂地に寒天質で、暗緑色、藍色、黄褐色に変化し大きいものでは直径40cmに一般には5cm程度のものが浮遊している。

成長すると塊がちぎれて増殖する。主に福岡県黄金川、甘木市で採取しているが生産量が少なく、水前寺公園の自生しているものは天然記念物として残され養殖したものを食用とする。

旬は、不明で1~6月、9~10月に主に採られるが、ほぼ年間を通し採取し酢の物、刺し身のつま、椀だね、佃煮、粕漬け、味噌漬けとする。

水戻し100g中に鉄(2.5mg)、カルシュウム(63mg)、食物繊維(2.1g)を含む。フィコシアニン色素が粘膜を強化し抗アレルギー、抗酸化作用をもつとして粉末、板状にしたものにしたものが健康食品としみられる。

 


[灰汁:あく] 食生活について語ろう

2020年09月23日 | 美容ダイエット

・灰汁Bitter taste,Scum,Lye あく
  
植物を焼いた灰を水に浸して得る上澄み液、木灰や藁灰などに水を注ぎ、1~3日置き濾過した液(主成分:炭酸カリウム)であることが名前の由来としている。

アルカリ性を示し、古来、洗剤、漂白剤として、また染色などに用いていた。

ホモゲンチジン酸Homogentisic acid(えぐみ:たけのこ)、シュウ酸(えぐみ)、アルカロイド(にがみ)、タンニン(しぶみ)、無機塩、有機塩、有機酸、配糖体、サポニン、テルペン、樹脂が成分として知られる。灰分、カリウムの量が多いと灰汁が強く感じられる。

野菜の灰分は0.3-2.5%、カリウム0.9-1%あるが灰分1.5%、カリウム0.5%以上になるとアクとして感じられ野草に多く見られる。また、植物中に含まれる渋みのあることも指す。

炭酸・アルカリ等を含み、汚れを洗い落とし、物を染めるのに用いている。アクの除去には、山菜・野菜では、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)0.1%液の湯通し、酢水に浸ける、茹でる、水洗いをする。他に透析、または粘土の酸性白土(主用成分:含水ケイ酸)による吸着が行なわれる。

 

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[藤豆] 食生活について語ろう

2020年09月23日 | 美容ダイエット

・藤豆 Hyacinth bean ふじまめ

  マメ科・フジマメ属、アジア、アフリカの熱帯地域を原産地とする。つる性、多年生であるが日本では一年生として栽培していることが多い。

独特の香りがあり5月頃より初秋にかけ開花、藤の花を逆さにした藤色の紫白色をして花の形が似ていることから名前がつけられたという。9世紀の書物に記述がみられ平安時代(794年~1192年)に中国から渡来したとされる。1654年に帰化和尚隠元によってもたらされたのが実は、隠元でなく近種のこの藤マメであったという説を有力視している。隠元の紹介であったことからインゲンと呼ばれたのではないかといわれる。関西では、藤マメのことをインゲン豆と呼んで、逆に一般にいうインゲン豆を藤豆と呼ぶ地域がある。

関東以北には、ほとんど見られないが関西以南、北陸地方での観賞用、自家用で栽培し7~10月を旬する。完熟してくると莢(さや)の色も藤色に染まり豆が実る。豆は大豆より少し大きく100粒で25~50g、扁平で丸く種皮の色は白色、淡黄色、赤褐色、黒色、紋入りなどがある。

インドでは完熟種子、未熟の種子、若さやなどが食べられているが日本では主に未熟の若いさやの長さ5cm、幅1.5cmほどで野菜として茹でて味噌汁の実、煮物、油炒め、揚げ物、和え物などに利用する。漬物とすることもあり、色彩を生かしさまざまの料理に使える。

石川県ではツルマメと呼ばれ加賀料理(1998年認証)に使われる。他にセンゴクマメ、アジマメなどとも呼ぶ。

若ざや100g中でエネルギー33kcal、タンパク質2.5g、脂質0.1g、炭水化物7.4g、灰分0.8g、ナトリウムTrmg、カリウム300mg、カルシウム43mg、マグネシウム33mg、リン63mg、鉄0.8mg、亜鉛0.4mg、銅0.07mg、マンガン0.33mg、

ビタミンA効力:41μg、ビタミンD:(0)μg、ビタミンE:0.2mg、ビタミンK:29μg、ビタミンB1:0.08mg、ビタミンB2:0.10mg、ナイアシン0.9mg、ビタミンB6:0.08mg、ビタミンB12:0μg、葉酸120μg、パントテン酸0.35mg、ビタミンC13mg 食物繊維4.4gを含む。

 

 


[高齢者の食事] 食生活について語ろう

2020年09月21日 | 食事療法

◎高齢者の食事 Meal of elderly   こうれいしゃのしょくじ    

全体人口のなかで65歳以上の人口が7%を超えた社会を高齢化社会と呼び14%を超えると高齢社会、21%を超えると「超高齢社会」 と国連で定めています。日本は1970年に7%を超えその後1994年には早くも14%を超えて高齢社会の仲間いりをしました。 2007年現在で100歳以上は3万人、2018で7万人にも達し、65歳以上が2018年(平成30年)に28.1%に達しています。

厚生労働省は9月15日、全国の100歳以上の高齢者が同日時点で8万450人に上り、初めて8万人を超えたと発表していました。昨年より9176人多く、50年連続で過去最多を更新。女性が7万975人(88.2%)を占めた。統計を取り始めた1963年には全国で153人でしたが、1981年に1000人、1998年に1万人を突破、2012年には5万人を超えました。

高齢者人口は、2020年まで増加しその後は、横ばい状態が続きます。しかし総人口が減少に転じるとされ高齢者の割合(高齢化率)は上昇していくといいます。昭和25年(1950年)の総人口に占める割合が4.9%、1985年(s60年)10.3%、2015年には、3,277万人(26%)、2050年には35,868万人(35.7%)と上昇していくと見込まれてます。

 中高年になって近年では、メタボリックシンドロームという言葉も聞かれ高脂血症(脂質異常症)、肥満症、動脈硬化症、高血圧症、糖尿病、がんなどの疾患が増えてきます。1955年~1980年ごろまでは、脳血管疾患、脳卒中が死因の第一位でしたがその後は、悪性新生物・ガンが首位の座を保っています。戦前、戦後の食生活事情の良くなかった時期、たんぱく質の少ない食事で血管の弾力が弱く脳卒中の発症が考えられ、戦前は食塩を20~30gも摂取していたともいわれ脳いっ血、高血圧症が多発していました。野菜はNaを排出させてくれるカリウム(K)を多くとることができます。Na(ナトリウム):K(カリウム)=2:1(一日の摂取量)以下がよいとしています。

最近ではたんぱく質の摂取は満たされ、むしろ多めであり、肥満などにより過剰摂取による栄養バランスの乱れ、加工食品からの食品添加物の摂取がガンの発症に関(かか)わっているものと思われます。

日頃からの運動、休養、栄養のバランスが大切なわけですが、高齢者では長年の習慣もありそのことを十分に考慮されなければなりません。千差万別といえます。  いまや認知症(痴呆)老人は100万人以上に達し、85歳以上では女性30%、男性22%に痴呆症状があるといわれています。原因として脳の血管が詰まったり破れたりする血管性痴呆、老化により脳が萎縮して発病するアルツハイマー型認知症とで9割をしめるとも言われます。そのほかでは現時点で治療可能な慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症等がありますが、大きな社会問題でもあります。

最近まで医療機関の栄養管理に対する認識はとても低い状態でした。糖尿病治療に食事療法は必要なく、薬物療法でよいという考えをもつ専門家まで現れ、いわれたこともあります。病院で栄養状態を知る指数としてアルブミン値3.0g/dl以下、リンパ球数800/μl以下、BMI18.5以下などがあげられ病院によっては入院患者数の約4割に低栄養(PEM:Protein Energy Malnutrition)状態が見られるといいます。

 私達は、できるだけ美しく、健康で元気に生涯を送れることを願っています。70歳以上の方の食生活状況は国民健康栄養調査からカルシュウムが少し不足している程度で平均栄養摂取状況は良好です。

 戦前から終戦後の日本の食生活を調査、研究された近藤正二先生の記録があります。まだ地域の特徴ある食生活が残っていて片寄った食事と病気、寿命についてまとめておられます。今日の食生活の栄養に関する情報は、即刻日本、いや世界各国に一斉に伝達される時代です。  平均的には満たされてはいるわけですが、個々にはどうであるのか、自分自身は、果たして満足の行く食生活を送っているか振り返って見てみる必要があります。問題なのは、平均ではなくて自分自身のことなのですから。ここではあくまでも平均でしかお話できませんのでご了承ください。

今まで一生懸命仕事をしてこられ一段落しホットはするものの徐々に孤独で単調になりがちです。 幸いに日本は、四季があり、それぞれに旬の食材が、季節ごとに行事があります。

忘れかけていた懐かしい郷土の行事食などを盛り込みメリハリをつけましょう(おせち:正月 豆まき(食べるなら甘納豆、卵ボーロ):節分 散らし寿司:桃の節句  ぼたもち・おはぎ:彼岸(春・秋) お重弁当:お花見  柏餅:端午の節句  ソウメン:七夕 団子:月見団子等) 筋力の衰えが見られますが、70歳代ぐらいまでは脂肪が増えてくる傾向が見られます。肥満は、要注意です。

基礎代謝の低下によって、適応能力が緩慢になり元の状態に戻るのに時間が掛かり疲れが取れにくいことがあります。サルコペニアSarcopenia(筋減弱症)は、進行性および全身性の骨格筋量および骨格筋力の低下がみられる症候群です。筋肉Sarco量の低下・喪失peniaにより、筋力または身体能力の低下のいずれかが当てはまればサルコペニアと診断しています。適度に身体を動かし無理のない規則正しい生活を送ることが大切です。暴飲暴食もいけませんね。

最近ではよく噛むということも脳への刺激が伝わりボケ予防効果があることが分かっています。私の母は、入れ歯でしたがそれでたくわんを「ぼりぼり」食べていました。歯ぐきも年とともに衰えるといいます。かみ合わせのあった入れ歯をすることがとても重要です。入れ歯の状態により、もち、せんべい、ガム、キャラメル、イカ、タコ、たくわん、豆類、牛蒡、胡麻、とうもろこしが食べにくい食材としてあげられます。胃腸も胃酸の分泌も少なくなってきているのでよく噛むことは脳を刺激して胃腸への負担を軽くします。噛む力は、体重と同じぐらいといいます。

腸の働きが弱くなって便秘しがちになります。年ともに腸内の細菌の種類が腐敗菌、悪玉菌と言われるピロリ菌などが増えてきます。よくヨーグルトの乳酸菌がピロリ菌をやっつけてくれるといわれています。便秘を防ぐのに野菜をよく噛んで取るのもいいですが30品目を目標にバランスの取れた食事が大切です。多少の脂肪も便通をよくするのに役立ちます。規則正しい排便の習慣をつけ、充分な水分の補給も一日あたり1.5~2L、脱水症状を起こしやすいこともあり必要です。なかなか手が掛けられないときには、離乳食用の缶詰、低栄養状態の改善にMCT(Medium Chain Triglyceride:中鎖脂肪酸)を利用するのもよいでしょう。

女性は閉経後は女性ホルモンの分泌が衰え骨折しやすくいわゆる骨粗鬆症になりやすくなってきます。カルシュウム(乳・乳製品等)を取ることが欠かせないですが、高齢者には、牛乳を飲むと下痢しやすい、お腹がごろごろするなどの乳糖不耐症が多く見受けられます。牛乳の他にカルシウムを多く含む食品としてヨーグルト、ごま(15gで180mg含まれ蜂蜜と混ぜペーストにしてトーストに塗るとよい。)骨ごと食べられる鯖缶、鮭缶、いわし缶の水煮缶、小魚、吸収をよくしてくれるマグネシュウムも比較的多く含まれて、カルシウムも一緒に取れる貝類のかき、納豆などがあります。

薬の服用(ある種の血圧降下剤・抗生物質等)、老化により味覚障害を起こしていることもありますので味付けは濃くしがちになりますので注意しましょう。 特に孤独になりがちで精神的ストレスが食欲、病気の引き金にも影響を浮けやすくなります。特に男性は 普段から家事、地域との関わりを持つことが求められます。特に日常的に必要とされる3度の食事、料理作りは脳の活性化、働かせるのに最も大切な役割を果たします。献立の組み合わせ、必要な材料の買出し、調理、きれいな盛り付けをすることによって認知症の予防、改善につながります。特に男性は積極的に参加するようにしましょう。無理のないようにやれる範囲でいいのです。

n-3系脂肪酸(EPA,DHAなど)と植物に多い抗酸化成分(ポリフエノール類)を摂取することは、認知症のリスクを減少させると考えられています。さらに比較的軽症の認知症にビタミンが有効との発表がイギリスのBBCニュースで2010年9月8日に報じています。イギリスのオックスホード大学教授のデビットスミス博士によって調べられています。比較的症状が軽い認知障害の高齢者168人を2つのグループに分け、1つのグループにのみ葉酸とビタミンB6、ビタミンB12を組み合わせたビタミンB群を2年間投与し実験しました。 ビタミンB群を投与されたグループはもう一つのグループと比べ、認知症の原因となる脳収縮速度が平均で30%も遅れていることが分かりました。ビタミンB群が認知症予防に役立つ事が判明しています。ビタミンB6,B12葉酸は、ホモシステインの値が高いと血栓などにより認知症を引き起こしますが、その数値を抑制します。

さらに認知症に抗酸化力のあるビタミンE、ビタミンC神経伝達物質のアセチルコリン、血流をよくするEPA,DHAが記憶力減退を軽減させます。 食事量の配分は、3.4.3とし夕食は就寝2時間前には終えるようにして身体全体を休ましてあげましょう。

近年、100歳を越える長寿の増加が著しく喜ばしいことでありますが、その反面寝たきりになってしまったり、普通の食事を食べられなくなってきている人の増加が社会問題化しております。高齢化とともに消化と吸収力の衰えがみられ、さらに嚥下障害(食物が飲み込みにくくなる)、誤嚥(誤飲:食べ物、飲み物が誤って気管、肺の方へ飲み込まれてしまう)起こす人の割合が増えて肺炎を起こしやすく、摂取不足にもつながり低栄養(PEM:Protein Energy Malnutrition)、脱水状態に陥りやすくなります。調理の工夫が必要です。

ここで少し嚥下(えんげ、えんか)障害の食事について触れておきます。

 嚥下障害の食事    栄養補給が第一の目的になりますから喉ごしがよく、柔らかく、そして少しでも食欲をそそるような見た目にも配慮しましょう。喫食される方の体調により刻んで、つぶして、マッシュ状に、とろとろにして差し上げましょう。いたみやすいですので作り置きは厳禁です。調理盛りつけしたら直ぐに食べてしまう方がよいです。

  ゼリー状  材料をフードプロセッサーにかけたり、下ろし金ですりおろしたりしたものに片栗粉でむせないようとろみを付けたり、ゼリーでプリンのように形を作って固めましょう。食品として一般のスーパーに置いてある細かく刻んだ納豆昆布を水、お湯で溶いて食材と一緒に混ぜるのもいいです。時間がたってもとろみがなくなりません。

市販のものでとろみ調整食品の藻類、豆科植物より抽出された増粘多糖類(アルギン酸、カラギナン、グァーガムなど)、でん粉の混合されたものもあります。このときの状態は、かたすぎると飲み込めなく食道をふさぐことになり、柔らかすぎると気管に入って思わぬ事故につながります。

主食・・・・・体調により人肌ぐらいの暖かさでスプーンで一匙一匙少しづつ様子を見ながらおかゆ、パンがゆ、くず湯、とろとろうどん(そばがきより少しとろとろにして)にします。餅の類で、よくノドに詰まらせる事故が、お正月に多く発生しています。噛み切りにくいもち米100%のものでなく、白玉粉と上新粉を混ぜ合わせた餅とすると噛み切りやすくノド越しもよいようです。上新粉を混ぜることによって噛み切りやすく、水、上新粉の分量の加減で堅さを調節しましょう。

汁物・・・・・片栗粉、増粘多糖類でとろみをつけます。市販のとろみ食用のもので時間が経つと必要以上に固まりやすいのがありますので注意してください。

副食(魚・肉・野菜・果物)・・・・・加熱した物をフードプロセッサーにかけ片栗粉、増粘多糖類でとろみをつけたり、ゼリーで固めます。果物でジュースにして飲み込みが悪いときにはゼリーにした方がよいでしょう。夏場は特に衛生管理に注意しましょう。

副食(豆腐・卵・ヨーグルト・芋類)・・・・・できるだけ形在るようにして差し上げたいですから、茶碗蒸し程度の柔らかさでしたら一匙づつすくって少しづつ食べられるようにします。

*注 挽肉・刻んだ凍み豆腐は、むせやすいですのでフードプロセッサーで滑らかにして差し上げた方が食べやすいでしょう。喉(のど)にへばりついたりして詰まらせる物(餅・ワカメ・のり・こんにゃく・マシュマロ・ウエハウス)の摂取は特に注意が必要ですし、とろとろにしてから差し上げた方がよいでしょう。圧力鍋缶詰、離乳食の利用の利用もよく、近年では、溶けないアイスクリームまで登場です。

家庭・家族だけでは、介護されることも、介護することもお互いのQOL(Quality Of Life:生活の質、人生の質)を高め、向上させることにつなげていくのに模索し続けることは大変大きな負担が強いられています。介護保険が使えるようになりましたので、何にも遠慮することなく女性への比重の重い現代社会において生活に積極的に取り入れていきましょう。

 最近は、単身生活の高齢者が増加傾向にあり、容器の包装にもう少し配慮があってもいいのではないかと感じられます。開けられない牛乳、ヨーグルトパック、ビン詰め、缶詰め、茹で麺類のはさみの入れどころのない包装等開封のしやすさに配慮があってもいいのではないかと思われます。

焼き海苔のチャックつきのものはあまり見かけません。湿気やすく袋が空いたままでは食味を悪くします。レタスの包み紙は一度開くと閉じることができません。袋入りにしてもらえたら助かります。小瓶に入った市販薬の蓋が機械締めされているのでしょか。普通の人でも開けるのに苦労し、閉口します。不要の調味料が一食ずつに納豆、麺類に、刺身に付く醤油、わさび類があります。ゴミとして処分しきれず、利用しますが開封に手間がかかり、調味料の常備はしているのでから一食ごとに付けるのは捨てるのに忍びないですから、付けないでほしいです。ビスケット類が、個別に、そしてそれをまとめての包装で、その中身は1/3、キラキラの中身の見えない袋に入っています。手で触ってみないと量が分からないし、実際のどんなビスケット類なのか見ることができません。一昔前は、おみやげの過剰包装が問題になっていましたが、最近ではリサイクルできると称してか、刺身、魚の切り身が立派なかさばる容器に詰められ見た目よろしく並べられています。

報道で、少し見られたのが、過剰包装のトレイをスパー内で処分しゴミ箱に捨てて行って様子で、スパー側では困っているということです。製造者、販売者の、もっと優しい配慮が必要と思います。 宅配の過剰包装、かさばる容器の代金、廃棄に消費者は苦慮しています。カップ麺のやたらと多い子袋では、お湯を注いで3分で食べられず、手間暇がかかり、疲れていたり、忙しい時のためのものが、そうでなくなってきている傾向です。生産者、製造者と消費者の利便性がかけ離れ、この辺のコミニュケーションに欠けているようです。半調理された水煮のパック詰めは重量がありますので真空パックにしたら助かります。 

製造者自身がスーパーで購入したものを開封・盛り付け、ゴミだしする消費者となって実際に利用してから多くの消費者に届けて頂けることを切に願います。 冷凍のほうれん草、枝豆、コーンなどが以前からありましたが、近頃では、マンゴー、ブルベリーのすぐに食べやすいように皮をむいてカットした冷凍品があったりしてゴミの軽減化にもなり少しずつ便利にもなってきました。  

高齢になっても体調に細心の注意を払いながらもできるかぎり多少なりとも体を動かす(運動)ようにして栄養、休養とのバランスをはかるよう努めることが求められます。      

 

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(初版2020.9.21)


[骨] 食生活について語ろう

2020年09月20日 | 美容ダイエット

・骨Bone ほね

 カロリー制限をして体重を落とすと骨密度が減少するのに対して、カロリー制限をしないで運動することで体重が減らすことは骨密度に変化を及ぼさないことが分かっいます。ダイエットなど食事制限で減量すると骨粗しょう症になりやすいとして注意を促しています。

 骨といえばカルシウムです。 国民健康・栄養調査で常に不足気味の栄養素としてカルシウム(Ca)があげられます。推奨量は600mg程で平成30年の国民健康・栄養調査において、通常の食品から、女性は平均497mg、男性は平均514mg摂取しています 。

カルシウム不足は、食事からの摂取不足や腸からの吸収不良によって起こります。カルシウム(Ca)の吸収にはビタミンD、マグネシウム、リンとの比率を必要とし、ビタミンD不足により、カルシウム不足が引き起こされることもあります。大豆イソフラボンがCaの流出を抑えているといわれます。

主要なCaの給源は、乳・乳製品、小魚類、胡麻 、緑黄色野菜です。

牛乳150cc:165mg・粉乳(スキムミルク)20g:220mg・調整粉乳20g:74mg・チーズ20g:126mg

・あゆ50g:135mg・こうなご佃煮10g:47mg・しらす干し10g:21mg・うなぎ50g:65mg・きびなご50g:50mg・このしろ50g:85mg・ししゃも生干し50g:165mg・しらうお50g:75mg・ふな50g:50mg・わかさぎ50g:225mg

・牡蠣(かき)100g:88mg・はまぐり50g:65mg・ゆで桜えび10g:69mg・干し海老5g:355mg・がさみ(わたりがに)30g:33mg・毛蟹100g:61mg・たらばかに100g:61mg・あみ佃煮5g:25mg

・なまこ50g:36mg・ほや50g:16mg・胡麻10g:120mg・豆腐100g:120mg・納豆50g:45mg・卵50g:26mg

・ほうれん草60g:29mg・野沢菜60g:78mg・大根葉60g:102mg・京菜60g:126mg・モロヘイヤ30g:78mg

・ひじき5g:70mg・真昆布素干し5g:35mg・まつも素干し5g:46mg・生わかめ30g:234mg・カットわかめ3g:25mg・もずく50g:11mg・めかぶ50g:39mgで多く含みます。

 

チーズCheeseは、ピザ、フォンデューが人気です。プロセスチーズ20g:126mg(630mg/100g中)で不足分を補えます。100g中のCaはナチュラルチーズ[ブルーチーズ590mg・カマンベールチーズ460mg・クリームチーズ70mg・モザレラチーズ・ゴーダチーズ680mg・パルメザンチーズ1300mg等‥・]、プロセスチーズのさまざまの種類のチーズが作られています。

 

納豆には、イソフラボンを含み大豆の胚芽部分(大豆の2%)に多く含まれ苦味、渋味の成分とし存在します。イソフラボンが植物エストロゲンともいいその成分がカルシウムの流失を防ぎます。

欧米に比較してカルシウムの摂取量は1/2程度にもかかわらず、更年期の骨粗鬆症が、少ないことから大豆製品の摂取によってカルシウムの流失を抑えているのではといわれています。動物実験ですが過剰摂取による報告があります。40mg/1日程度摂取がよく、納豆で50gぐらいです。

 

  長期に渡ってカルシウムが不足すると、小児のくる病、骨量減少症、骨粗鬆症などを引き起こします。また、高血圧、動脈硬化、認知障害、免疫異常、糖尿病、肥満、腫瘍、軟骨の変性と変形性関節症などと多くの疾病を引き起こします。さらに極度の不足で筋肉の痙攣が起こることがあります。

骨が成長するときにまずその支柱組織になるオセインOsseinというコラーゲン主体の物質(軟骨:骨のコラーゲン)ができそれに燐酸Caが沈着していきます。

 

骨を形成するには、まずコラーゲンが必要でそれに骨となるべく燐酸Caが沈着していく過程です。コラーゲンCollagenはCaの沈着に必要不可欠であることが分かります。

コラーゲンのアミノ酸組成は、グリシン25%、イミノ酸Imino acid(プロリン、オキシプロリンHydroxyproline各々14%程度)が多く、シスチン、トリプトファンを殆ど含まずアミノ酸スコアゼロです。

皮、骨コラーゲン(にかわ、煮こごり)は、ゼラチンが大分を占めケラチンKeratin(角質層の弾力繊維)、エラスチンElastin(角質層下の真皮の弾力繊維)、ムコイド(ヒアルロン酸、水分保持)などを含みます。

骨基質の約90%がコラーゲンで残りの10%で非コラーゲン性のオステオカルシンOsteocalcin 、オステオネクチンOsteonectin等で占められいいます。

コラーゲンの推奨量5~10g/1日(日本人平均3.5g)としていますが2gで1~3ヶ月で保水性を感じたという報告があり鉄、ビタミンCと一緒に取ると吸収がよくコラーゲンの合成に必要です。

副作用としての報告はなく今までの食経験より問題ないといいます。

魚、肉のにこごりの成分でもありゼラチン、健康食品、化粧品の原料に多くが豚、鳥の軟骨、魚のうろこより製造しています。

特に海洋性のコラーゲンが肌の張りを保ち、骨粗鬆症、関節痛によいとしていますが、まだ十分な臨床実験結果が得られていません。ラットのデータ(Bio Industry, 2001;18(4):11-14)で皮膚中のコラーゲン量は何も摂っていない群<アミノ酸群 <コラーゲン群という結果です。アミノ酸の摂取でもコラーゲン量は有意に増加したとの報告があります。

コラーゲンを摂れば、一度分解しても、体内でコラーゲンが出来ることを裏付けています。

動物性コラーゲンよりも海洋性コラーゲンの方が7倍も吸収が良いこと、細胞の活性化のシグナルとなるプロリルヒドリキシプロリンProlyl-hydroxyprolineと言われるペプチドは豚由来のコラーゲンの方が海洋性コラーゲンよりも2倍多いことの報告があります。

 

ゼラチンをホットコーヒー、味噌汁、ココアにティースプーンで1,2杯、夏は、アイスキャンデー、アイスクリームとして、一旦ゼラチン(コラーゲンペプチド)を熱湯で溶かしてから砂糖、牛乳、スキムミルク、抹茶、カルピスを入れ割り箸でも挿して冷凍するといいでしょう。

食べるときに、取り出しやすいように、常温に放置ないし、お湯で周りを温めましょう。カップそのままでは、スプーンで砕けないので割り箸の類を差し込んで取り出しやすく、ゼラチンを入れることで歯で砕きやすくなります。

最近では、コラーゲンペプチドで、水に溶けやすく腸から吸収しやすい状態にしたものが健康食品とし市販していますが、ゲル化しませんので、冷蔵で冷やし固めてゼリー化しません。

 

高齢になってくると骨密度、保水性の衰えが見られます。寒天質、ねばねば成分で保水を心掛けることも必要です。代謝をよくする、身体を無理なく動かすこと、その疲れを取る睡眠、まさに、適度な常日頃より体力にあった運動(リハビリ)・栄養・休養のバランスが大切といえるでしょう。



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[セルリアック] 食生活について語ろう

2020年09月20日 | 美容ダイエット

・セルリアックCeleriac せるりあっく

  セリ科、南ヨーロッパ原産でやや冷涼な、日当たりのよい気候を好む。オランダ、フランス、オーストラリアで主に栽培しており日本では、オーストラリアからの輸入が多い。セロリに似て同じ野性種より分かれ発達した種類として地上部の外観は、ほとんどセロリと似る。

セロリよりマイルドな香り、風味があり9~11月にかけ直径12cm、重さ1kgぐらいで株のように肥大した根を主に食用とし旬とする。芋の部分が緑褐色、内部は白く、ち密で堅く、ネセルリ、イモセロリとも呼ばれる。

冬に新しく芽を出した軟らかい葉、茎も冬季の野菜とし用いている。肥大した根の皮をむき生でサラダ、スープ、煮込みに利用する。アクが強いので切ったらすぐに酢水に漬けたり、レモン汁を振り掛けたりするのがよい。

 

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[アーモンド] 食生活について語ろう

2020年09月19日 | 美容ダイエット

・アーモンドAlmond  あーもんど

 バラ科、地中海原産。落葉高木で樹高5mになる。冬が暖かく、夏に乾燥する地域の栽培が適す。ナッツとして主にカルホルニァ産からのものを輸入している。日本では小豆島で植えられている。
和名をノドにある扁桃腺に似ていることから扁桃ともいう。春に桜の花に似た花をつけ7月から秋口までに収穫するが、自然落下しないので機械でゆさぶって実を落としている。
もも、梅に似た種子をもち、果肉は食用に適さずそのスイート種の仁(じん)を食用とする。炒ったものをおつまみとし、また粉末、クリームにして製菓の材料に多く使用している。ビター種は、アーモンドオイルの原料としてる。

100g中の成分は、エネルギー598kcal、水分4.6g、タンパク質18.6g、脂質54.2g(飽和脂肪酸4.23g・一価不飽和脂肪酸35.07g・多価不飽和脂肪酸12.68g)、炭水化物19.7g、

灰分2.9g、ナトリウム4.0mg、カリウム770mg、カルシウム230mg、マグネシウム310mg、リン500mg、鉄4.7mg、亜鉛4.0mg、銅1.35mg、マンガン2.63mg、ビタミンA:1μg、ビタミンD:(0)μg、ビタミンE:32.2mg、ビタミンK:(Tr)μg、ビタミンB1:0.24mg、ビタミンB2:0.92mg、ナイアシン3.5mg、ビタミンB6:0.10mg、ビタミンB12:(0)μg、葉酸63μg、パントテン酸0.66mg、ビタミンC0mg 食物繊維10.4gを含む。
脂質の脂肪酸組成は、オレイン酸(一価不飽和脂肪酸n-9系)、リノール酸(二価[多価]不飽和脂肪酸n-6系)が多く特にオレイン酸が不飽和脂肪酸の5割以上を占め血中コレステロール値を上昇させない。
特異な成分にビタミンE(3.1mg/10g)の抗酸化作用があるがエネルギー(60kcal/10g)が高いので摂取量に注意する。ニコチン酸(ナイアシン0.35mg/10g:糖質・脂質の代謝促進)を含んでいる。


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[初版2020.9.19]

[里芋] 食生活について語ろう

2020年09月18日 | 美容ダイエット

・里芋Taro さといも

 サトイモ科、東南アジア原産。高温多湿なアジア、北アメリカで広く栽培しているが日本には、稲作以前に中国を経て縄文時代には既に入ってきたと思われる。熱帯地域での主食ともなっている。
3~4月に種芋が植えられ早生は、7月上旬から晩生種は、10~12月を旬とし霜で葉が枯れるまで収穫、北海道を除いて全国的に収穫できる。

成長しきったもので数年に1度という、まれに葉柄の間から淡黄緑色の大形の苞葉(ほうよう)を伴なった花の枝を出し軸に多数密生した小形の黄色の花を咲かせることがある。

主に短い地下茎が肥大したところを食用とする。通常種(直径3cmの球形、粘質、皮離れがよい)の親芋は、硬いので食用としないで傍らにつく小芋、孫芋を食用とする。
八つ頭は、親芋と小芋が密着して粉質、大きさ15cmになり食味がよい。8月頃に出回る唐の芋(海老芋)は、茎がえぐみがなく成熟前を食用とし、乾燥させ芋がら(生のずいきを乾燥させたもの)として用いる。芋は、大きさが500g以上になり肉質が緻密で粘り気もあるが食味が落ちる。
セレペスは、粉質、淡白で、大きさ8cmの円錐形をしている。あくとえぐみを抜く為に茹でてからそのままきぬかつぎ、または煮物、味噌汁の実、田楽として使われる。

親芋に小芋、孫芋がつくことから子孫繁栄とし昔から縁起物に利用してきた。中秋の名月(十五夜:旧暦の8月15日)に収穫した旬の里芋が供(そな)えられ別名芋名月ともいう。

掘りたてのえぐ味は、ホモゲンチジン酸Homogentisic acidによるもので加熱によって消失する。かゆみは、あくに微量に含まれている蓚酸、ねばねばの粘性は、ガラクタンGalactanによる。葉柄の赤紫色は、アントシアニン色素による。

里芋58kcal、さつまいも132kcal、馬鈴薯76kcal/100g中とエネルギーが少なくカリウム(生640mg、水煮560mg、冷凍340mg/100g)が多く高血圧予防によく、マンナンMannan、ムチンMucinがアレルギー性気管支炎の炎症を静める。


    &サトイモ科Araceaeさといもか
  植物界Plantae、 被子植物門Magnoliophyta、 単子葉植物綱Liliopsida、オモダカ亜綱Alismatidae 、オモダカ目Alismatales、サトイモ科Araceae(8亜科:サトイモ亜科Aroideae 【100属2300種】・ミズバショウ亜科Orontioideae ・ウキクサ亜科Lemnoideaeなど)と分類する。
新エングラー体系及びクロンキスト体系ではサトイモ目に分類していた。

APG体系におけるサトイモ亜科には、主にクワズイモ属 Alocasia、 コンニャク属Amorphophalus( コンニャク konjac、  ショクダイオオコンニャクtitanum )、サトイモ属Colocasia (タロイモ・サトイモ・ヤツガシラ・ミズイモ・ハスイモ )を含む。
単子葉植物の主要な科の一つで約100属2000~2500種ほどを含み、その多くは新旧両大陸の熱帯、亜熱帯に分布し温暖で湿潤な環境を好み、花軸に密集した小さな花(肉穂花序:にくすいかじょ)と、それを囲むように発達した苞(仏炎苞:ぶつえんほう)を特徴とする。

 サトイモやコンニャクなど、重要な食品としているものが多い。ミズバショウはこの科の植物としては例外的に寒冷地や亜高山帯に生育する。


 
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[高齢者と病気] 食生活について語ろう

2020年09月17日 | 美容ダイエット

・高齢者と病気Elderly person and illness(disease,sicknes) こうれいしゃとびょうき

  高齢になってくると体力・免疫力の衰えから、さまざまの病気を併発しやすくなってきます。今ままでの食生活の習慣からも発症しやすく生活習慣病とも呼ばれています。

生活習慣病Lifestyle diseaseとは休養、食事や運動不足、喫煙、飲酒などの生活習慣が原因で発症する疾患です。65才以上の死因は、悪性新生物、心疾患、肺炎、脳血管疾患、老衰の順です。通院は高血圧症、高脂血症、歯の病気、糖尿病、腰痛、目の病気の順です。

生活習慣病の種類・対策・原因・予防について知って、生活習慣を見直しをしていくことで、少しでも衰え、老化を遅らせることができます。
死因の悪性新生物Malignant neoplasmとは、一般にいわれるガン(悪性腫瘍)のことです。
癌Cancer細胞は、35度の体温を最も好んで発育します。体温が1度下がると体内の酵素の働きは50%も低下すると言われています。50歳以下の人と65歳以上の高齢者の脇の下(腋窩:えきか)で体温を測ると、高齢者では低くなります。

50歳以下の平均が36.89±0.34℃なのに対し、65歳以上の高齢者では36.66±0.42℃であり、高齢者は50歳以下より0.2℃以上低くなっています。
低酸素、高血糖(がん細胞の餌)でガンができやすくなります。食生活では、ガン患者にみられるのはカリウムが少なくナトリウムが多い状態で過剰になってくるとガン細胞分裂のスピードが早くなります。加熱した油は、シス型をトランス型に変化させ酸化が進んだものです。

不飽和脂肪酸のω(オメガ)3とω6系は自律神経を調整したり、ホルモンの材料として必要な油であり酸化させないで体内に必要量とり入れるのがよいのです。

心疾患・脳血管疾患は心筋梗塞・脳梗塞が多くを占めます。

動脈硬化症その危険因子となるのが高血圧(正常血圧:上<130かつ下<85)、LDLコレステロール(正常値140mg/dl以下とし下限を60mg/dl)、喫煙、肥満、更年期障害、糖尿病、痛風(尿酸〈難溶性〉基準値2~7mg/dl)、運動不足、ストレスが主にあげられています。

高齢者の肺炎発症として、脳血管障害、糖尿病、長期臥床、ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)低下状態による誤嚥性肺炎で嚥下障害の存在が多いことは勿論で、本人、家族が気付かない摂食、嚥下障害、いわゆる不顕性誤嚥が関与していることがしばしば認められます。
夜間就寝時に口腔内の唾液や食べ物の残りが気道に落ち込み、咳反射の低下で気付かずにいて高齢者肺炎の重要な原因となります。予防は口腔内を清潔に常に奇麗にしておく、寝る姿勢で頭を高くするなど日常生活の工夫が必要です。
高齢者肺炎患者では食欲不振、倦怠感、意識障害が肺炎の症状より先に出ることがあります。高熱の持続がなくても摂食摂水低下による脱水症状が悪化しやすく、これに取り込まれた酸素を組織で十分に利用できず動脈血のなかの酸素が正常より低い状態の低酸素血症が重なり中枢神経異常を来たします。

高齢者肺炎の初発症状として意識障害を呈する症例は約25%程度に見られます。
これらの症例は約70%以上に脱水所見が認められることを明らかにしており、脱水は肺炎重症化の重要な要因となります。高齢者の肺炎では心不全を伴うことがあり、呼吸困難は急速に増悪する可能性があるので早期診断、早期治療することが大切です。


通院の高血圧症、高脂血症、糖尿病は死因の原因に大きく関わっています。
歯の病気は口腔内を常に衛生的に保つことが求められます。歯周病によって網膜症、腎症、神経障害、脳梗塞、心筋梗塞に続く糖尿病が6番目の合併症といわれています。

歯周病の原因細菌が歯ぐきの傷口から血中に入り込み細菌と戦おうと、炎症性細胞からTNF-αと呼ばれるタンパク質が大量に放出され、このTNF-αがインスリンの働きを悪くし血糖コントロールも悪化させると考えられています。
 腰痛は骨粗鬆(しょう)症との関わりが大きくなります。関節軟骨が加齢や摩擦により質的、量的に変化し、炎症を起こしやすくなります。カルシウムの摂取と共に適度な運動が必要です。
 65歳以上の目の病気は白内障・加齢黄斑変性・飛蚊症・老眼(目のかすみ)であり、糖尿病の方は糖尿病網膜症が主に見られます。白内障は水晶体の内部の濁りでタンパク質が異常変性によって白濁して、視界が白くかすむ等の症状が現れてきます。目の働きを助けるビタミンA・亜鉛・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE・マグネシウム・ルテイン・アントシアニン・EPA・DHAなどがあります。

水晶体はタンパク質、水、ミネラルなどで構成していますが、水晶体が濁る原因は、アトピー、糖尿病、薬の副作用、遺伝的な要因が影響しているケースもあります。主に加齢で、症状の現れ方には個人差があり、10年、20年と時間をかけゆっくりと進行し、症状を自覚できていないことが多いようです。

一度濁った水晶体は、二度と元に戻せないので、薬物治療によって、進行の抑制、手術で症状の改善が可能です。バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠が大切です。

ところが高齢者の睡眠というと、寝つきにくく、夜中に何度も目が覚め、朝早く起きてしまうという睡眠障害の特徴があります。別にこれは異常な不眠症ではなく、歳をとれば誰にでも現れてくる加齢現象です。眠りが浅くなるのは、体を成長させるノンレム睡眠が不要になるからです。
成長ホルモンには免疫力を増強させる役割があるのですが、その必要もなくなり高齢者は、免疫力が低下していく傾向です。
睡眠ホルモンであるメラトニンの産生量が減り、睡眠を維持できなくなっています。脳内でトリプトファンより体内でセロトニンを昼に生成し、そのセロトニンを経てメラトニンを生成しています。

太陽の光に当たる、カゼイン・粉末状大豆蛋白1100mg/100g、殆どの食品に0.1~0.4%程度と微量ながら含むトリプトファンの摂取、夕方にはトマト、バナナ、春菊、アメリカンチェリー、ケールなどに多いメラトニンが有効です。
市販の睡眠サプリにアミノ酸のグリシンも使われています。
日頃から頭を使い勉強したり、本をよく読む人、生活に運動を取り入れると体が疲労しノンレム睡眠時に成長ホルモンを多く分泌します。つまり体の疲労を回復させ、骨や筋肉を成長させる必要性が出てくるために、よりよい睡眠が得られます。

高齢者に、よく、痺(しび)れ、こむら返りが聞かれます。 
血行不良や筋肉疲労、神経の圧迫、ミネラルバランスのくずれなどで筋肉の血行を良くすることが求められます。気になるようでしたら医療機関に相談するのもよいです。さらに脱水症状にならないように水分、カルシウム、マグネシウム、カリウムのミネラル類、代謝を促すビタミンB群もしっかり補うようにします。V,B6V,B1・ニコチン酸アミド(ビタミンB群の一種)の補給が薦められます。糖尿病や肝硬変、腎不全、痛風、副甲状腺機能障害がある場合も起きやすいといいます。筋萎縮性側索硬化症の初期症状でも筋肉のけいれんがあり改善がみられない場合は専門医の受診したほうがよいでしょう。
 加齢による体力の衰えは適度の運動・栄養・休養のバランスによって遅らせることが出来ます。無理のない運動と主食と野菜と蛋白源の食事、疲労感を感じたら横になって休養することが重要となってきます。 


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