・プルーンPrune ぷるーん
バラ科、落葉樹で、果実は直径3cm、肉質が蜜で、乾果に適した品種として別名ヨーロッパスモモ、西洋すももともいわれ栽培している。
定義から、プルーンは乾燥したプラムをいう。プルーンはプラムからできるが、プラムすべてプルーンにはならない。乾燥させても腐敗しない、発酵しないプラムだけがプルーンとなる。
生産量の多くがアメリカで世界の産出量の80%を占めるといわれカリフォルニアプルーンは南フランスを原産地とし熟した時は、外皮は綺麗な紫色、果肉は琥珀色になる。殆どが乾燥果実に加工している。プルーンにできるプラムだが日本では長野県で栽培し多くが生食用で市場に出荷している。
5月に白い花を咲かせ、7月下旬より9月頃まで収穫し旬とする。果皮は青紫色、果肉は、あめ色をし多汁で甘みと酸味が程よい。生食、乾果のほか、ジャム、濃縮エキス、ジュースなどにも利用する。
果皮表面の白い粉は、ブルーム(果粉:かふん)といい新鮮さを保つ働きをする。ビタミンA効力(生80μg/100g中、乾210μg/100g中:可食量20~30g)、ビタミンE(生1.3mg/100g中、乾1.5mg/100g中)、ミネラル、食物繊維(生1.9g・乾7.2g/100g中)を多く取ることができる。
鉄分は(生0.2mg・乾1.0mg/100g中)でレーズン2.3mg/100g中)、なつめ(デーツ:乾1.5mg/100g中)より少ない傾向にある。ソルビトール(甘味度砂糖の60%)の多いフルーツとしてよく知られる。
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