gooブログはじめました!

[西洋柳] 食生活について語ろう

・西洋柳Willow bark  せいようやなぎ
 8月9日は薬草の日「や(8)く(9)そう」の語呂合わせから、沖縄県保健食品開発協同組合で制定しています。世界各地で古来から用いられてきた薬草です。西洋医学の原点ともいわれる西洋柳の歴史などについて調べてみました。
  柳の樹皮に鎮痛効果のあることは古くから知られギリシアの哲学者ヒポクラテスは2,300年前、「柳の皮を煎じて飲むと痛みがとれる」と書いているほどに西洋では古くから神経痛、歯痛、痛風、リウマチの沈痛・解熱作用があることが知られ使われていました。

痛み止めにセイヨウシロヤナギSalix albaの樹皮の煎じ汁を利用していたようです。炎症や充血を取り除くための湿布とし患部を温めたり冷やしたりするのに用いる罨法剤(あんぽうざい)としても使われています。
さらに「お釈迦様がいつも柳の枝をくわえていた」とお経にも書かれているようです。既に、柳の枝の楊枝(ようじ)を使うと歯の痛みが楽になる事を知っていたのだろうと言われます。
ヨーロッパで鎮痛・消炎を目的に使われてきた薬草です。樹皮、新芽より抽出したエキスの有効成分サリシンSalicinが痛み止め、抗炎症作用を有し、頭痛、関節痛などの鎮痛に用いられてきました。
1830年にヤナギWhite willow樹皮の抽出物からフランスのルルーがサリシンSalicin (サリチル酸Salicylic acidの配糖体)を抽出、1838年にはイタリアのピリアがサリシンを分解してサリチル酸を得ています。ドイツのホフマンは1897年に純粋な形で合成し1899年にアスピリンと命名しました。
サリチル酸は天然に広く認められ植物の特に果実にエステル体のサリチル酸メチルの状態で存在しています。植物におけるサリチル酸は病原微生物に対する抵抗性のある物質として働くことが知られます。一種の植物ホルモンであり植物における免疫力研究の対象とし重要視しています。

白色の針状結晶で無臭ですが、甘酸っぱく、アルコールによく溶け水に溶けにくい物質です。現在では工業的にフェノール類を原料に、そのナトリウム塩に炭酸ガスを吸収させ酸で分解し得られています。現在ではアスピリン、サロメチールなどの解熱、鎮痛の医薬品、染料、香料に広く使われます。

日本では、明治12年(1879年)から飲食物に、明治36年(1903年)以降は清酒の防腐剤として使われていました。昭和44年(1969年)以後は、皮膚、粘膜を刺激し、中枢神経麻痺を起こすことから全面禁止しています。
サリシンは臭くて苦く使用に堪えないものだったようです。サリシンは市場から遠ざかって行きました。17世紀から19世紀初頭までマラリアの特効薬、鎮痛剤として最大のシェアを占めていたキナの木の樹皮より採取していたキニーネに代わる天然の医薬品としてサリチル酸が使用されるに至っています。

化学技術の進歩により1897年から発売を開始20世紀初頭には無味のサリチル酸、アセチルサリチル酸Acetylsalicylic acid (ASA:アスピリン)の開発が進みました。

解熱鎮痛剤の利用の多くで世界で始めて人工的に合成した非ステロイド性(NSAIDs:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)のアスピリンAspirinで占めるようになりました。

胃の粘膜の損傷が見られる事から、さらに近年にはアスピリンよりもより鎮痛効果が強く、胃腸障害の少ない薬の開発が進んでいます。これらの鎮痛解熱剤は、少量だと血小板凝集能を抑制する作用があり、脳梗塞や心筋梗塞の予防薬としても使われています。

もともと西洋ヤナギ樹皮はリウマチ性愁訴、特に疼痛治療を目的に使用してきましたが最近になり?軟骨保護作用を確認しています。

近年では植物療法としての自然なハーブの西洋ヤナギからのサリシンが再び注目が集まり、健康食品などの原料として再登場し使用しています。
 合成品として初めて登場したアスピリンより、その後には、多くの薬剤が合成によって製造しています。元を正せばハーブHerb、語源は、ラテン語の「Herba:ヘルバ」で緑の草、野草、草木の意味をもちます。

香草、薬草といわれる食用、薬用にできる植物で料理に香り、調味、生理作用のある特徴的成分を含んでいるものをハーブとしています。食事は、その源です。植物より薬用成分を解明し、合成品が生まれています。

薬を飲む前にバランスの取れた食事(野菜・果物など)で体調を整えていくのが、穏やかに作用して副作用が無く安全性が高いといえるでしょう。






 ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

最近の「美容ダイエット」カテゴリーもっと見る