・ペパーミントPeppermint ぺぱーみんと
シソ科、南ヨーロッパ原産。古くより利用され、現在ではアメリカで多く生産している。西洋はっかとも言い高さ30~90cmに成長する多年草で茎の先のほうに7~9月にかけて淡紫紅色の長い穂状の花をつける。
メントールの含量は日本のはっか(70~90%)に比べペパーミント(40~60%)は劣るが、芳香性が高い。ペパーミントにメントール50%(モノテルペノールMonoterpenols)、メントン Menthone 20%(ケトン)程度を含む。
花の先端、葉から精油し清涼感があり、ハーブティー、アロマオイルとして疲労回復、風邪予防、消化促進、神経をやわらげ鎮痛作用があり鼻詰まりの花粉症によい。メントールMentholには、虫に対する忌避作用がある。口臭予防に酒、ガム、キャンディの香りづけ、歯磨き粉に利用して気分をスッキリさせる。リキュール(アルコール飲料に薬草、果実、花などの香りと甘味をつけた酒)のペパーミントはアルコールにハッカ油と芳香性のある丁子油、シロップを加え緑の色素で着色している。
&ペパーミントデー
6月20日は北海道北見市のまちづくり研究会が特産の薄荷(はっか)をPRしようと、「20日(はっか)」の語呂合わせで1987(昭和62)年に制定。北見地方は最盛期の昭和10年代前半には、世界の薄荷の約70%を生産していた。
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