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[メークイン] 食生活について語ろう

2021年05月03日 | 美容ダイエット

メークインMay queen めーくいん

  ナス科、英国原産、多年草で地上の茎や葉は秋には枯れるが、地下部は越冬し春に萌牙(ほうが)する。塊茎を食用とし中生種、肉質は、中間質、表皮はくぼみが少なく黄色で楕円の長方形で大きく、軽く湾曲している。19世紀末、イギリスのるベンサムBenthamでサドラーESadlerによって栽培していた品種といわれる。

メークインの花は、7月上旬にピンクががったうす紫色で大きく、花弁の先が白いのを特徴とする。日本には1917年頃にアメリカから導入、昭和30年代に関西方面から徐々に全国的に知られるようになった。北海道厚沢部(あっさぶ)町にはメークイン発祥之地と刻まれた石碑が建つ。メークインは、男爵とともに日本の2大品種の一つで、生鮮向け品種としては男爵に次ぎ2番目に多く作られている。

CA貯蔵によって北海道の長い冬の間、じっくり寝かせたじゃがいもは甘み、旨みが増し、でんぷん含有量が少ないが、食味がよく粘質で主に調理用とし用いられる。全体の7割を占める北海道では主に春に植え、秋口に収穫し旬とするが、長崎や鹿児島では年に2回収穫期がある。冬に植えられた物が春4月から5月頃に新じゃがとして収穫し、夏の終わりに植えられた物を冬に収穫する。新じゃがとして、5、6月を旬とし皮が薄く粘質で煮物にして煮崩れしない。

ドイツで黒パンとともに主食的に食べられ又和洋中のさまざまの料理に利用され、特に肉、油との相性がよく、さらに味噌汁の実、付け合せ、ソテー、から揚げ、煮込み、肉じゃが、おでん、グラタンにと応用範囲が広い。メークインは他のジャガイモに比べソラニンSolanineやチャコニンChaconine(カコニン)など有毒なポテトグリコアルカロイド(PGA)を多く含む傾向にあり表皮も日光に当たると緑化し易い。

発芽部分の有毒なソラニンSolanine(苦味がある)は、芽、皮を取り除くのがよい。切り口の褐変は光、空気に触れて起こりやすくクロロゲン酸などのポリフェノールが酵素(ポリフェノラーゼPolyphenolase)、チロシンがチロシナーゼTyrosinase(酸化酵素)によって酸化されメラニン(着色物質)を生じたことにより起こる。チロシナーゼは水溶性なので切ったものは水につけたり、保存は冷暗所(5~0℃)に置くようにする。 カリウム(410mg/100g中)、ビタミンB1(0.09mg/100g中)、ビタミンC(35mg/100g中)、グルタチオン(グルタミン酸、シスチン、グリシンよりなるトリペプチド:解毒、抗酸化作用、肝機能強化)13.6mgを含む。

 

 

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