若者はなぜ、海外に活路を求めるのか。リクルートが運営する就職情報サイト「リクナビ」の岡崎仁美編集長=写真=に事情を聞いた。
――国境を越えた職探しが活発になっている。
「今年のキーワードは、世界を強く意識して就職先を探す『セカ就』だ。日本国内の経済状況が厳しいこともあるが、学生が世界に目を向ける最大の理由は企業がグローバル人材を求めていることだろう。
学生はそれを真正面から受け止め、世界で通用する力が身につくかどうかで企業を選ぶ傾向も強まっている」
――「内向き」「安定志向」とされる若者のイメージとは異なる。
「アンケートをとると、7割の学生が身近な場所(国内や出身地)で働きたいと答える。
ボリュームでは安定志向の学生はまだ多い半面、残りの3割が外に出たいと考えているのも事実だ。いきなり海外に飛び出して就職するのは、その象徴的な事例だろう」
「一部の若者は、将来が不透明な日本に閉じこもることがむしろリスクだと敏感に感じており、ある種の安全策として海外で通用するスキルを求めている側面もある。
親の世代も自分の会社でグローバル化を肌で感じており、子供の就職活動に影響を与えている」
――国境を越えた職探しが活発になっている。
「今年のキーワードは、世界を強く意識して就職先を探す『セカ就』だ。日本国内の経済状況が厳しいこともあるが、学生が世界に目を向ける最大の理由は企業がグローバル人材を求めていることだろう。
学生はそれを真正面から受け止め、世界で通用する力が身につくかどうかで企業を選ぶ傾向も強まっている」
――「内向き」「安定志向」とされる若者のイメージとは異なる。
「アンケートをとると、7割の学生が身近な場所(国内や出身地)で働きたいと答える。
ボリュームでは安定志向の学生はまだ多い半面、残りの3割が外に出たいと考えているのも事実だ。いきなり海外に飛び出して就職するのは、その象徴的な事例だろう」
「一部の若者は、将来が不透明な日本に閉じこもることがむしろリスクだと敏感に感じており、ある種の安全策として海外で通用するスキルを求めている側面もある。
親の世代も自分の会社でグローバル化を肌で感じており、子供の就職活動に影響を与えている」