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就活、夏に総点検  内定獲得へ反省点を明確に

2012-08-14 06:59:16 | 日記
就活、夏に総点検  内定獲得へ反省点を明確に 「心折らせない」大学支援 日経新聞(8/13)

2013年春の新卒採用に向けた企業の選考活動が本格スタートして4カ月余り。
大学などが内定を目指す学生の支援に汗を流している。これまでの就職活動の“敗因”に気づかせる講座を用意したり、個別に電話して相談を促したり。
夏は疲れが出やすい時期でもあり、就活生の「心を折らせない」ための力添えに知恵を絞る。
立命館大が夏休み初日に開いた企業合同説明会(京都市南区)
 立命館大が夏休み初日の今月3日、京都市内で開催した就職イベントの会場はリクルートスーツ姿の学生で埋まった。
大学の事前予想の2倍以上の約500人が参加。京セラ、日本電産など約20社の説明会や選考会に臨んだ。

「団体戦」に期待
 「夏休みになると、就活は孤独な闘いになりがち。支援して団体戦に持ち込みたい」。
同大学キャリアオフィスの杉町宏課長はこう説明する。参加した女子学生(22)は「就活中の学生やまだエントリーできる企業がこんなに多いとは思わなかった。
親しい友人がほとんど内定を決めているので焦っていたが、心機一転で頑張りたい」と期待に応えていた。
 リクルートによると、7月1日時点で就職を希望する大学生・大学院生の58.5%が内定や内々定を得た。
大学側は就職支援の内容を活動継続中の学生向けにシフトさせている。
 この時期、就職支援担当者の多くが重要性を説くのが「いったん立ち止まり、これまでの活動を振り返ること」だ。
 例えば立教大は未内定学生のための「振り返り講座」を昨年から実施している。
 専用のシートを用意し、学生は1月以降の就活について(1)受けた企業・業種(2)志望した理由(3)できていなかったこと(4)できていたこと――などを月ごとに書き入れる。
その過程で「面接で質問に的確に答えられなかった」「自分をよく見せることに関心がゆきすぎていた」といった反省点が明確になるという。
 就職支援課の堺茂樹さんは「未内定の学生の多くがマニュアルなどをこなすことだけに関心が向かい、反省をきちんとしていないことに気づいたのが導入のきっかけ」と語る。
秋以降の活動では面接で「長く活動しているね?」などと聞かれることもあるが、長期戦になった理由をつかんでおくと、落ち着いて答えられる効果もある。
 学生がキャンパスから遠ざかる夏休みを迎え、就活生一人ひとりの状況把握に手を尽くす大学も増えている。

電話で状況確認
 「就職活動の状況はいかがでしょうか」。明治学院大キャリアセンターの横内知子さんは、同大学が今年6月に新設した「4年生就職コーディネーター」だ。
4年生約2千人の携帯電話に順番に電話し、進路が決まっていない学生には相談に来るよう促している。
 「この時期になると“就活疲れ”している学生も多い。独りで抱え込ませないようにしたい」と横内さん。
相談に来れば、本人の希望や能力・適性に合わせて求人情報も紹介する。国学院大も今年、4年生全員を対象にした電話による就活状況の調査を初めて行う。
 就活後半戦は、各都道府県にある「新卒応援ハローワーク」の出番でもある。
新卒・既卒者の就職支援策として国が2010年に設置。大学や就職情報会社と同じく求人情報の提供や企業説明会の開催などを手がけるが、中小企業の求人情報が豊富な点が強みだ。
 採用事情に通じた「ジョブサポーター」が相談に応じ面接指導などもする。
東京新卒応援ハローワーク(東京・新宿)の水野治統括職業指導官は「最初の相談から3カ月、一緒に頑張ってくれればおおむね就職先が見つかる」と早めの相談を呼びかける。

 大学との連携も強めており、昨年は利用者のおよそ5人に3人が大学の紹介などで訪れた。