
牛さん。びゅんびゅん進んでおります!
ハイランド地方の景色はなだらかで緑がとても美しい。
広い広い空。
牛や馬、羊がの~んびりと草を食む牧歌的な風景…。
麻布のような洋服をすっぽりと着せてもらってる馬もいて、やはりこの辺りは冷え込むのだろうな…とぼんやり考えていると、ぽこぽこのある緑の地形の合間に、おじさんの姿がちらほら、ちらほら…。んん!?

起伏のある緑の大地に日本でもお馴染みの三角形の旗がぱたぱたと風にはためいている。
あら~っ!ゴルフ!!ゴルフやってるぅ!

さっすがぁゴルフ発祥の地!!
確かにこの緑の広い広い風景を見ていると、ここでゴルフというスポーツが生まれたのも納得できる。
こんな所に住んでいたら、球を遠~くまで飛ばしてみたい!って思う人もいるよね^^!
そういえば途中のLeuchars(だったかな?)って駅に停車したとき、「St.Andrewsはこの駅です」みたいなことを書いてある看板があったっけ…。

さすがにこんな人はいませんでした(笑)画像はSt.Andrewsより。
ゴルフはきっとここのおじさんたちの生活の一部として普通に根付いているんだろうな。
プレー後は自分たちのクラブハウスで、きゅっと一杯やるのね^^!
実家の父を連れてきてあげたら喜ぶだろうなあ…としみじみ。

12時47分アバディーン駅に到着!
アバディーン駅は自然の採光がたっぷり入って、とっても明るくきれい。
ここでも30分ほど待ち時間があったので、トイレへ。

トイレの場所はすぐに分かったけど…出た!20ペンストイレ!
英国では有料のトイレが多いとは聞いていたけど…。
(ヒースロー空港やエディンバラ空港、ダンディー駅のトイレは無料でした)
お財布から20ペンスコインを探っていると先に進んでいた高校生くらいの金髪の女の子が、「これを入れるのよ」というように20ペンスコインを見せてくれる。
「サンキュウ」
入口の通路に自動改札のような低いゲートがあり、コインを入れてから回転バーを手で押して進むようになっているらしい。

ターンスタイル式ゲートのイメージ画像。こんなに立派じゃなかったけれど(笑)。横に出口。ヨーロッパにはこのタイプが多い。時間時間で動くせっかちな日本ではあまり定着しないのも頷ける。
先に行った女の子に習ってわたくしもコインを入れた…が、慣れないせいかバーがうまく回転しない(←ただ単に力が足りなかっただけ)。すると横の出口から出てきたお腹の出たおっちゃんがニコニコ顔で「こっちから行きなさい」というように出口側のゲート(こちらはバーではなく柵のような扉式)を開けたまま待ってくれた。
「サンキュウベリーマッチ、サー」
せっかくのご親切を無駄にするのも悪いので、出口側からトイレに入った。
ちゃんとお金は払ったからいいよね!
しかしこの20ペンスコインで後で泣くハメになるのだ…。

やっこちゃんからプリントしてもらった時刻表の「FORRES」を指さしながら、駅員さんに次に乗る列車を訊ねる。
どこの駅でも駅員さんは親切だった。
わたくしの拙い英語でも嫌な顔をされたことは一度もなかった。
フォーレスへはインヴァネス行きの列車に乗るといいようだ。
すぐ隣りのホームですでに停車中の列車でOKだった。
ここでも10分ほど遅れて発車。しかし初のスコッツレイルの旅はすこぶる順調…。
少しずつフィンドホーンが近くなる。