ここで入国審査?
ただロープを張っただけのこんなスペースで?
「入国審査のお部屋」っていうのがあるんじゃなかったの?
(↑ロンドンに出る人にはある模様…)
あ!そうだ入国カード入国カード!!慌ててバッグを探る。
後で困らないようにネ!と機内で記入済みだったはずが…。
しまったあ!「Occupation」書くの忘れてた!
わざわざ「入国カード記入例」なるものをコピーして持って来たのに、機内ではうっかり上の棚に上げちゃって確認できないままだったんだ…アホゥ。
待ってる人が少ないからすぐわたくしの番になってしまう。
ミョウ~な間が空いたまま、横のテーブルで英会話の本を必死に探り出す。
Occupationは…「職業」でした。(そんくらい覚えとけよ…)
何か…見られてる?早よ、せえ…って感じ?あ、焦る…。
しかも置いてあるボールペンが青色だったため、職業欄の「HOUSEWIFE」だけやたらと青々と悪目立ちした入国カードが出来てしまった。
ロープで仕切っただけとは言え、どおん!とカウンターのおじさん入官に構えてられると緊張感MAX。
これが悪名高い入官さんかあ。ごきゅ…と唾を飲む。
ハロゥ…(語尾が小さくなる・笑)と入国カードとパスポートを出す。
「@&%$#*:?」(文字の太さでおじさんの威圧感を表現しております・笑)
さっ、早速きた!
しかし、わ…分からん。
パードン?と聞き返すがやっぱり分からない。冷や汗たらたら。
大体訊ねられる基本的なことをトラベル英会話などでチェックしておいたのに頭の中まっちろ。おじさんの言葉がなんにも耳に残らない。てめぇの耳は竹輪か!とツッコンでる場合じゃない。
ど、どうしよう…挙動不審な奴と思われて連行されたら…(←大ゲサ)。
まずか。まずかです…!
しかしおじさんは何度目か言い直したこの時、こいつぁ訊くだけエネルギーのムダだと悟ったのか、
「sightseeing?」
「…!イエス!」ああ!滞在目的だったのねん!
「%&@:$#”%*?」
「???」
「1week?2week?」
「シ、シックスデイズ」
「Tokyo?narita?」
ああ!帰りのチケットね!はいはいはい持ってますでございます~~!!おでえかん(お代官)しゃま!!
気分はすっかり大岡裁きを受ける罪人のやう…。て、悪いことしてないケド。
へへ~と平に差し出すと、
「OK!」バン!(←スタンプを押す音)
お…終わっ…た?
パスポートと航空券を受け取る。
「サ…サンキュウベリーマッチ、サー」
しゅうううう…と風船の空気が抜けるように足元がへにゃへにゃになる。
れ…連行されなくて良かった!!(←マジ)「デスラー総統万歳!!」

ヒースローの入国審査で嫌な思いをしたという人は少なくない。
ヒースローの入国管理官は女王陛下の代理で入国を審査する立場にあるのだから厳しいのは当たり前、彼らがNOだと言えば、それは女王陛下がNOだと言うことと同じなのだ。
それ故エリートだという自覚もあるのか入官の多くは慇懃で無礼で意地悪くしつこい…というのは定説らしい。
グラスゴーの建築を心から愛しているスコッツ・シスターズのfiona嬢は訪英の度に「お前は何でこんなに何度も英国へ来るんだ。何か良からぬ事でも企ててるんじゃなかろうな」とねちねち、ねちねちやられるそうだ。
多国籍都市であるロンドンは、長い不況の悲しい時代に外国人が英国人の仕事の場を奪って来たという被害者意識があるからなのか…公正なはずの入官も外国人に対してはそんな地元民感情が働くからのか…一介の旅行者である自分には定かでないが、とにかく彼らが英国に職を求めてやって来る外国人を毛嫌いしていることは確かだろう。
しかしわたくしの場合は、あまりの英語力の無さに「こんなに英語が喋れないんなら悪さも仕事も出来んだろう」と判断されたのか…。
それとも「あーあんたエディンバラね。ロンドンで悪さしないんならいいや。さっさと行っちゃって。後の始末はスコットランドの連中がするさ」と思われたのかどうかは…不明(笑)。
ただロープを張っただけのこんなスペースで?
「入国審査のお部屋」っていうのがあるんじゃなかったの?
(↑ロンドンに出る人にはある模様…)
あ!そうだ入国カード入国カード!!慌ててバッグを探る。

しまったあ!「Occupation」書くの忘れてた!
わざわざ「入国カード記入例」なるものをコピーして持って来たのに、機内ではうっかり上の棚に上げちゃって確認できないままだったんだ…アホゥ。
待ってる人が少ないからすぐわたくしの番になってしまう。
ミョウ~な間が空いたまま、横のテーブルで英会話の本を必死に探り出す。
Occupationは…「職業」でした。(そんくらい覚えとけよ…)
何か…見られてる?早よ、せえ…って感じ?あ、焦る…。
しかも置いてあるボールペンが青色だったため、職業欄の「HOUSEWIFE」だけやたらと青々と悪目立ちした入国カードが出来てしまった。
ロープで仕切っただけとは言え、どおん!とカウンターのおじさん入官に構えてられると緊張感MAX。
これが悪名高い入官さんかあ。ごきゅ…と唾を飲む。
ハロゥ…(語尾が小さくなる・笑)と入国カードとパスポートを出す。
「@&%$#*:?」(文字の太さでおじさんの威圧感を表現しております・笑)
さっ、早速きた!
しかし、わ…分からん。
パードン?と聞き返すがやっぱり分からない。冷や汗たらたら。
大体訊ねられる基本的なことをトラベル英会話などでチェックしておいたのに頭の中まっちろ。おじさんの言葉がなんにも耳に残らない。てめぇの耳は竹輪か!とツッコンでる場合じゃない。
ど、どうしよう…挙動不審な奴と思われて連行されたら…(←大ゲサ)。
まずか。まずかです…!
しかしおじさんは何度目か言い直したこの時、こいつぁ訊くだけエネルギーのムダだと悟ったのか、
「sightseeing?」
「…!イエス!」ああ!滞在目的だったのねん!
「%&@:$#”%*?」
「???」
「1week?2week?」
「シ、シックスデイズ」
「Tokyo?narita?」
ああ!帰りのチケットね!はいはいはい持ってますでございます~~!!おでえかん(お代官)しゃま!!
気分はすっかり大岡裁きを受ける罪人のやう…。て、悪いことしてないケド。
へへ~と平に差し出すと、
「OK!」バン!(←スタンプを押す音)
お…終わっ…た?
パスポートと航空券を受け取る。
「サ…サンキュウベリーマッチ、サー」
しゅうううう…と風船の空気が抜けるように足元がへにゃへにゃになる。
れ…連行されなくて良かった!!(←マジ)「デスラー総統万歳!!」

ヒースローの入国審査で嫌な思いをしたという人は少なくない。
ヒースローの入国管理官は女王陛下の代理で入国を審査する立場にあるのだから厳しいのは当たり前、彼らがNOだと言えば、それは女王陛下がNOだと言うことと同じなのだ。
それ故エリートだという自覚もあるのか入官の多くは慇懃で無礼で意地悪くしつこい…というのは定説らしい。
グラスゴーの建築を心から愛しているスコッツ・シスターズのfiona嬢は訪英の度に「お前は何でこんなに何度も英国へ来るんだ。何か良からぬ事でも企ててるんじゃなかろうな」とねちねち、ねちねちやられるそうだ。
多国籍都市であるロンドンは、長い不況の悲しい時代に外国人が英国人の仕事の場を奪って来たという被害者意識があるからなのか…公正なはずの入官も外国人に対してはそんな地元民感情が働くからのか…一介の旅行者である自分には定かでないが、とにかく彼らが英国に職を求めてやって来る外国人を毛嫌いしていることは確かだろう。
しかしわたくしの場合は、あまりの英語力の無さに「こんなに英語が喋れないんなら悪さも仕事も出来んだろう」と判断されたのか…。
それとも「あーあんたエディンバラね。ロンドンで悪さしないんならいいや。さっさと行っちゃって。後の始末はスコットランドの連中がするさ」と思われたのかどうかは…不明(笑)。