先月は新潟での講演と臨床基本ゼミの最終回がありました。
臨床基本ゼミ最終回では受講生のケースプレがあり、今年もみなさんゼミで学んだことを中心に、一生懸命取り組まれたことを発表して素晴らしかったと思います。昨年から講師は受講生それぞれに参考症例を出すことになり、昨年は2人に参考症例を用意しましたが、今年は最年少受講生の歯周病治療のケースプレに参考症例を提示しました。一生懸命準備しましたが、一番伝えたかったのは、「ひと・くち・は で考える」という個別対応の大切さになりました。本人も症例をまとめるなかでわかっていたことのようでしたので、いつか成長した姿をみせていただけるに違いないと期待しています。
その2つで今年の大きな対外仕事はなくなりましたので、日常の仕事に励むとともに、溜めていた雑用を片付けることにしました。スタッフが不安定で使いにくいと持ってきた断線しかけているコードを直したり、空気が抜けやすくなった自転車を修理したりしました。
自宅では高さ約240cmのクロゼットの折れ戸の、3つある蝶番の一番上が破断し、きちんと閉まらなくなっていたものを、部品を取り寄せてあったので、今日直すことにしました。もったいないシリーズに入れようかと思いましたが、よく考えてみると、修理して再利用というのではなく、住宅メーカーに頼めばン万円する修理を自分ですることで倹約した、というだけの話でした。
まず折れ戸をレールからはずそうとしましたが、はずれるはずの滑車の部分がうまくはずれず、壊したり、傷つけたりするよりも、狭い上段の棚に乗ってしまった方が良い、と判断しました。しかし65歳の体には柔らかさも筋力もなく、登るのが結構大変で、天板に頭をぶつけたり、足をもう一つの折れ戸にひっかけたりして攣りそうになりながらになりました。
懐中電灯で照らしながら、壊れた蝶番(写真1段左)のネジをはずしにかかりましたが、これが固く、自宅にあったちょっと潰れたプラスドライバーではなかなか効かず、8本中2本はどうしてもはずれませんでした(1段右)。そこで一番効いたドライバーを持って、それに似た新しいものを近所に買いに行ってチャレンジしましたが、これが空回りしてダメでショックをうけました。やむをえずちょっと離れたコーナンドイトに、はずした中でよりなめたネジを持って行き、試適して選んだものを買ってきました(2段右のドライバー)。また登るのか、と少しためらいましたが、今日やってしまいたかったので、3度目の登棚?を行ったところ、なんとか残りの2本もはずすことができ、新しい蝶番に交換できました(3段)。3度目の正直、というやつです。Good!
しょうもない話なのですが、苦労した後の成功は嬉しく、記録しておきたくなりました。ご笑覧下さい。もちろん、その後に祝杯はあげました。It was delicious!
