湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

朝、妻が野菜を収穫してきた・・・

2018年08月14日 |  4.痴呆・介護

今朝、妻が野菜を収穫してきました。

水ナス、長ナス、千両ナス、オクラ、インゲン、大根、キャベツ、大玉トマト・・・。ミニトマトと花は、採る時間がなかったとか・・・。 妻が、<あなた、花だけ、採ってきて!>といいますので、棚田にでかけました。そして、妻が、田畑転換した畑でつくっていたアスター、百日草、グラジオラスの花をいろとりどり、持って帰りました。

あざやかできれいな花を、妻の実家のおかあさんに見せようと、おかあさんがいく居間にもって入りますと、妻が、<あなた、おかあさんに花を見せたいの? おかあさんはもう、花を見ても感動しないわよ>と話していました。そのとき、おかあさんが寝室から居間にはいってきました。今のテーブルの上に、中型バケツにいっぱい入れた花を見て、おかあさが気づかないはずはないと思っていたのですが、おかあさん、一度も花に視線をやることも、感動することもなく、通り過ぎて行きました。

妻は、<ねえ、わたしが言った通りでしょう? おかあさん、テレビで、転んだり、おまわりさんに犯人がおいかけられたり、洪水で被害にあったひとびとの姿をみて、「大変だなあ!」と笑いながら感動するだけ・・・。「おらはそんなことはねえ・・・」と喜ぶだけ・・・。歳をとって、認知症になり、こんな日々を過ごすようになるなんて、わたしは、絶対に認知症になりたくないわ。>と話していました。妻の話しでは、<ここらの農家は、みんなカネ・かね・金の世界でしょう。だから、カネ以外の幸せを感じられなくなってるの。自分がカネを出した花はきれいだけれど、わたしたちがつくった花はきれいでないの・・・>だそうです。 

それで、筆者、妻が庭に植えた花を、妻の実家のおかあさんが、<これはくさだ!>といって、すべて抜き取って捨てていった理由が分かりました。認知症になると、花も草も区別ができなくなる・・・?益虫も害虫も区別ができなくなり、ひたすら殺虫剤・除草剤の農薬を散布する・・・。岡山の民謡に、<カネのなる木はまだ知らぬ>というくだりがありますが、福島の湖南の農家にとっては、米も野菜も、化学肥料・農薬・除草剤・大型農機具を使用してつくる<カネのなる木>・・・。その負の側面が症状にあらわれてきたときは、あたまのなかはこわれてぐちゃぐちゃ・・・。認知症は、その病識がともなわないので、当の本人は気づくことはないのですが・・・。 

それにしても、生きとし生けるものに感動しなくなったひとのこころはさびしい・・・。 

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 70歳でメガネなしで遠くも近... | トップ | 刺身を買いに河東のリオンド... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

 4.痴呆・介護」カテゴリの最新記事