湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

『優生学と宗教』が届く・・・

2018年04月01日 |  4.読書

今日、インターネットの日本の古本屋経由で注文していた佐藤定吉著『優生学と宗教』が届きました。

本文は問題ないのですが、表紙がボロボロ・・・。見る影もなく崩れています。それで、筆者、本の表紙を補修することにしました。それで、なんとか、本らしくなってきました。

筆者、若かりし日、某医学研究所付属病院の臨床病理検査室で検査をしていたことがありますが、看護婦さんが採種した血液を見ると、最初気分が悪くなっていました。しかし、検査対象の血を見ることにやがて慣れてきましたが、臨床病理検査から遠ざかるとすぐ、血を見ると気分が悪くなる、もとの状態に戻ってしまいました。

昔、賀川豊彦全集を読んだとき、賀川豊彦の優性思想に関する文章を読むと気分が悪くなっていたのですが、学問・研究の対象だと思えば、比較的冷静に客観的に読み進めることができました。しかし、隠退牧師になり、社会問題から距離を置くようになった筆者、優性思想に関する 旧東北帝国大学教授の書いた『優生学と宗教』を読んでいますと、やはり、気分が悪くなってきます。

 佐藤定吉は、残さなければならない<優性者>は、<士族出身の基督者>であって、<平民の基督者>ではないと主張しているような気がしてきます。筆者が牧師をしていた日本基督教団神奈川教区にも、西中国教区にも、優性思想の信奉者を主張する牧師が少なくありまあせんでしたから・・・。筆者、昭和8年にこんな主張をすれば、戦争中、特別高等警察の取り調べを受けて、皇国思想への転向を余儀なくされ、賀川豊彦と同じ主張をするようになるのではないかと思って、インターネットで関連文献を検索してみたところ、佐藤定吉も、自説を捨てて、転向を余儀なくされたようです。佐藤定吉の主張では、天皇は残すべき<優性者>ではなくなりますから・・・。その点、賀川豊彦は、その時代に迎合する才能に長けていたのでしょう。天皇は、残すべき<貴種>であると繰り返し力説していますから・・・。

天皇が天皇であるのは、優性思想とはなんの関係もないと筆者は考えるのですが・・・。 

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