湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

児島高校の詩吟部で最初にならった<川中島>・・・

2018年08月06日 |  1.自分史(吉田向学のルーツ探し)

筆者が卒業した高校は、岡山県立児島高校(普通科)です。1年生のときの担任は、漢文の渡辺先生・・・。筆者、渡辺先生にすすめられて、渡辺先生が顧問をされている詩吟部に入りましたが、そのとき、最初に教えられた詩吟は、頼山陽の<川中島>・・・。

鞭声粛粛 夜河を過る
曉に見る千兵の 大牙を擁するを
遺恨なり十年 一剣を磨き
流星光底 長蛇を逸す

筆者の祖父・吉田永學のふるさと・信州栗田村の武将は、第2回目の川中島の戦いのときから、武田信玄の陣営に加わったようで信濃には、武田信玄ゆかりの寺院が少なくありません。信州・栗田村の真言宗・観聖寺もそのひとつなのでしょう。筆者、信濃の国の史資料を探索している最中なので、甲斐の国にまで手を広げることは難しいのですが、筆者にとっては、避けて通ることができない課題です。 

上杉謙信ではなく、武田信玄を見る目を養わなければならないようです。 

コメント

先祖の歴史に影を落とす武田信玄・・・

2018年08月06日 |  1.自分史(吉田向学のルーツ探し)

筆者の父祖・吉田永學のふるさと・信州栗田村(長野市栗田)の吉田さんを訪ねたとき、知りえた先祖に関する史資料・・・、整理をしていて、先祖の歴史に、武田信玄が大きな影を落としていると思わされています。

日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき、副業で、情報処理関連の仕事をしていましたが、そのとき、NTTとNHKの人材派遣会社から頼まれて、山口県東部高等産業技術学校や山口県東部女性就業センターでパソコン・情報処理の講師を10年間に渡ってしたことがあります。

そのとき、受講生の中に、長野県出身で、武田信玄の側室・由布姫の末裔の方がおられました。工業高等専門学校の教授(のち別の工業高等専門学校の校長)をされていた方の奥さまで、筆者の先祖は信州・長野であると話をしましたら、<わたしの先祖も信州・長野です>と話しておられました。そのときは、筆者、筆者の先祖が武田信玄の支配下に置かれていたとは夢にも思っていなかったのですが、いろいろな史資料を見ていますと、筆者の先祖、真言宗・観聖寺の住職は、武田信玄の影を深く落としている存在だと思われてきます。

昨日、長野の吉田さんと電話で話をしていたとき、<真言宗・観聖寺は、武田信玄とかかわりがありそう・・・>と話をしましたら、長野の吉田さんも、<やはり・・・>と話しておられました。筆者の先祖は、中世(戦国時代)から近世にかけて、武士が出家して僧侶になったというのではなく、中世(戦国時代)からずっと宗教者であったようです。16世紀中葉まで(今から、470前まで・・・)、先祖探しをさかのぼらせることができるようです。名も無き一宗教者の家柄であるにもかかわらず・・・。 

コメント

8月6日、平和記念の朝は、久しぶりに通り雨・・・

2018年08月06日 |  1.湖南の天気

今朝は、久しぶりに、通り雨がありました。

せっかく降った雨も10時過ぎには、すっかり蒸発してしまって、天気は、あかるい薄曇り・・・。 

大後美保・農学博士の『暮らしの歳時記365日』の8月6日の文章・・・。

<平和記念日
原爆が広島に投下された昭和20年8月6日には、広島からほど遠い長野の山奥にいたが、新聞で知って実に驚いた。その前の年ころから、近いうちに、フットボールくらいのものを投げれば、戦闘艦の2隻や3隻を一挙にふっとばしてしまう爆弾ができるから、いくらアメリカが攻め寄せてきてもだいじょうぶだという話をさんざん聞かされていた。ところが、日本が使うはずのけたはずれに大きな威力を持つ爆弾を、敵国が使ったのだから驚くのは当然だ。もうだめだと思った。終戦となったのもこのためである。戦争がすんで蓋を開けてみたら、実用に供するほどの原子爆弾など日本では全く造られていなかったので更に驚いた。終戦の翌年、広島の爆心地を見た。大きなコンクリートの家や橋が、みるかげもなく破壊されていたが、なかでも大きな墓石の重ね目に、他処から飛んで来た石がはさまっていて、瞬間的に非常に大きなショックを受けたことがうたがわれ、印象深かった。
 原爆忌火の噴煙の真下に来 斌雄
原爆地では数年間は草木も生えないといわれていたが、人家はまだ復興していないのに、雑草が生い繁り、原爆で焼けた樹木からは、新しい枝が伸び、緑の葉が繁っていて、植物の生活力の旺盛なのに驚いた。
いずれにしても、8月6日は、いろいろな意味からみて日本人にとっては記念すべき日といってよい。そして毎年このころになると、私は、広島原子爆弾被害報告書を読みかえして、当時の状況を追想し、多くのぎせい者の冥福を祈る。報告書には爆発当時の状況がなまなましく書かれていて、読むたびに原爆の恐ろしさを新たにするが、また同時に、爆発にともなう気象の変化、なかでも長径29キロメートル、短径15キロメートルにわたる降雨にも興味がひかれる。このようなことから、原爆のせめてもの罪滅しとして、気象を人為的に変え、気象災害を防ぎ、幾多の生命を助けることができるような道の開けることを望んでいる>。 

昭和43年に出版された本の1節ですが、 農業気象学者・大後美保氏の言葉から考えさせられるに、昨今の、広島における集中豪雨による土砂崩れ発生による尊い人命が失われていく現実・・・。原爆の悲惨さが忘れさられていくそのしるしなのかもしれません。反原発は、<気象災害を防ぎ、幾多の生命を助けること>と決して無縁ではないと思われます。

それが忘れ去られるとき、2011年3月11日の東日本大震災のときの原発事故による放射能汚染の時と同じように、放射能汚染から避難しようとする住民が、かえって、放射能汚染が深刻化する状況の真っただ中を逃避行させられるという悲惨な結果を生み出してしまいます。

コメント

妻の実家のおかあさんは、5人姉妹・・・

2018年08月06日 |  4.痴呆・介護

妻の実家のおかあさんは、5人姉妹の長女・・・。

次女は、東京・・・。3女は、大阪・・・。4女は、高知・・・。5女は、千葉・・・。そのうち長女から4女までは、認知症になっているとか・・・。認知症になる原因は、糖尿病とか・・・。

5女、つまり、妻のおばさんにあたる方は、妻と同じ福島県立安積女子高校出身・・・。 

もし、妻の実家のおかあさんがなくなったら、筆者と妻、郡山市の葬儀場で<家族葬>にすることにしています。おかあさんの葬儀に参加してくれそうなのは、5女の千葉のおばさんだけ・・・。筆者と妻と、娘夫婦の5人にみとられながら、あの世に旅立つことになります。妻の実家のおかあさんの親類・親戚筋とのつきあいはしていませんので、親類・親戚、町内の香典はすべてお断り・・・。親類・親戚筋を呼ぶと、葬儀のあと、<手伝ってやったんだ、謝礼を3万寄こせ!>などと無心をはじめかねないので・・・。 <家族葬>でも、長福寺にかかわる費用は、おとうさんと同額にすることに・・・。

おかあさん:おらあ、死んだって、ろくでなしのとっつまと同じ墓には入んねえ!
筆者:ばあさんのために墓をもうひとつつくるゆとりなんかねえ!おとうさんがつくった墓にはいってもらう!
おかあさん:ああ、やだやだ!おめえ、なしてそんな根性悪いうんだ?
筆者:おとうさんば、ばあさんのこと心配しながらあの世さいったんだぞ!おとうさんのつくった墓に入ったら、おとうさんも安心すべえ?
おかあさん:ろくでなしと一緒の墓には入りたくねえ!
筆者:一緒にはいって、あのよさいっても、おとうさんに、「おめえはろくでなしだ!」といって、バカにしてたらええべえ?閻魔様に舌を抜かれて、地獄の釜に投げ込まれるかも知らないけれど・・・。
おかあさん:えんまさまって、だれだ?おらあ、そんなひと知らねえ!

認知症って、<しあわせ>な病気なんですね・・・。地獄も存在しなければ、閻魔様も存在しない。

閻魔:おめえ、おらがだれだか、わかるけ?
おかあさん:知らねえ!おめえ、誰だ?
閻魔:閻魔だ!
おかあさん:おめえ、おらをだまそうとしてんなあ?おらあ、おめえなんか、知らねえ!
閻魔:知ってても知らなくても、おらあ、おめえを地獄の釜におとすことができんだぞ!
おかあさん:地獄ってなんだ?おらあ、そんなのしらねえ!おめえ、おらが年寄りだとおもって、だまそうとしてんな?このろくでなしの根性悪が!

ゲーテの『ファウスト』のなかに、こんなことばがあったような・・・。<あくまもバカを相手にしない。へたにバカにかかわると、悪魔もひどいめにあう・・・>。地獄の閻魔様も、認知症のおばあさんにあっては、かたなし・・・。
 

コメント

おらあ、なしてこんなに長生きしてんだべなあ・・・?

2018年08月06日 |  4.痴呆・介護

今朝、食事をしているときに、妻の実家のおかあさんが起きてきました。そして、おトイレへ・・・。

おトイレから出てきて、洗面所ではなく、台所で手を洗う習慣のおかあさん、流しに向かいながら、<おらあ、なしてこんなに長生きしてんだべなあ・・・?>とぼそぼそぼそぼそ・・・。頭皮のピンク色が透けて見える白髪のパーマあたまを振りかざしながら・・・。

妻:長生きしてるんだから、いいんじゃないの・・・?
おかあさん: 長生きしても、つまんねえなあ・・・。どうしたら、死ねるんだべなあ・・・?
筆者:その問いには答えない方がいいよ。いつも、同じ会話になるから・・・。<食べなかったら死ねるよ>といったら、おかあさん、<おめえら、ろくでなしだなあ!食うもの食わねえと死んじまうべえ!>というのに決まってるから・・・。
妻:おかあさん、歳をったわね・・・。
筆者:もうすぐ92歳だからなあ・・・。

おかあさん:おらが死んだって、おめえらにおらの香典やんねえ!あの世さ、持っていくんだ!
筆者:香典は全部、棺桶にいれてやっから、心配すんな。でも、香典、集まるのかなあ?
おかあさん:集まるべえ!おらあ、みんなに香典やってきたんだ!おらが死んだら、みんな香典もってくるべえ?
筆者:ばあさんが香典だしたひと、みんな死んじまったんだべえ?生きてるひとはだれかいるのけ?
おかあさん:・・・、だれもいねえ!みんな死んじまった・・・。おらあ、ひとりだ・・・。
筆者:だったら、だれが、香典もってきてくれんだ?誰もいねえべえ?
おかあさん:おらに香典もってきてくれるひと、だれもいねえのけえ?
筆者:いねえ!そのほうがええ!
おかあさん:なしてだ?
筆者:棺桶の中にお札いれて焼いたら、犯罪になるべえ?お札は、国のものだ!公共財だ!それを焼き捨てたら犯罪になる!誰も香典もってきてくれないときは、お札、棺桶の中に入れて焼かないですむから犯罪にはなんねえ!
おかあさん:ウウッ、おめえ、なにをいってんだか、おらにはわかんねえ! おらの葬式、どうすんだ?
筆者:大丈夫だ!おとうさんが葬式代だといって残してくれた100万円、おかあさんは、<ねえ!ねえ!>といって出さなかったべえ?それは、おらが預かってるから、それでばあさんの葬式あげる!香典なくても大丈夫だ!
おかあさん:おらのお金、おめえが持ってんのけ?
筆者:ばあさんのお金ではねえ!なくなったおとうさんおお金だ!ばあさんの貯金は、おらたちが帰ってくる前に、ばあさん、全部使ってしまってたべえ? おらたちにとられちゃなんねえって。ばあさんのお金はとっくの昔になくなってる!
おかあさん:おめえら、おらの年金めあてにここさ帰ってきたんだべえ?
筆者:ばあさんの年金、月3万円に満たないべえ?なんでそれで3人が暮らしていけんだ?
おかあさん:3万あったらやっていけるべえ?
筆者:ばあさんの温泉さいく費用、月1万円、病院さ行く費用、月5,000円、パーマかける費用、2か月に1回、5,000円かかるべえ?残った、15,000円でどうやって、3人暮らしていけんだ?
おかあさん:難しいこと言われても、おらあ、わかんねえ!おめえらが、おらの年金で食っていってることだけは確かだ!
筆者:ばあさん、温泉さ行く費用のはいった袋の中から、おかね、くすねようとしたべえ?
おかあさん:いっぱいはってんだ。少しくらい盗ったってわかんねえべえ?
筆者:袋の中には、ちょうどの金額しか入ってねえ! 
おかあさん:盗ったのはおらではねえ!おら以外の誰かだ! それは確かだ!

湖南の、認知症の高齢者と話をしていると、いつもこんな感じ・・・。会話が成立しているようで、まったく成立していない。あるのは、言葉尻による無限の連鎖だけ・・・。 

認知症の、妻の実家のおかあさんとつきあって6年目・・・。認知症の、妻の実家のおかあさんとの会話は、おかあさんがいう<ここらのもん>であるプロの農家の高齢の方々のものいいとまったく同じ・・・。 湖南の農家病・・・?

コメント

人生の晩年を豊かにするもの・・・

2018年08月06日 |  4.読書

人生の晩年の豊かにするもの・・・

1.聖書の神を信じる同信の妻がいること
2.妻のふるさと・湖南は自然が豊かなこと
3.米・野菜の有機栽培・無農薬栽培が可能な田畑があること
4.3,000冊の蔵書
5.清貧に徹するすべを知っていること

昨夜、いろいろな分野の本をひもといてみましたが、インターネットの日本の古本屋経由で入手して、まだ読んでいない古本・古書がたくさんあります。農学・医学・看護学・薬学・歴史学・民俗学・宗教学・環境学・気象学・生物学・・・、人生の晩年、妻のふるさと、無医村の赤津村の、標高550mの湖南高原の棚田と段々畑の田畑で、有機栽培・無農薬栽培、自然農法をしながら、百姓暮らし+年金くらしをしていくには、十分な資料・データ群です。

今朝、『岩波・生物学辞典 第2版』を見ていましたら、妻が、<あなた、その本は、いくらしたの?>と問いかけてきました。筆者、本に差し込んでいる古書店の領収書を見せました。@1,000円・・・。筆者、<集めた本は、みんな安価な本ばかり・・・。インターネットの日本の古本屋経由で必要な本を入手できなかったとしたら、貧弱な資料やデータをもとに、貧弱なっ百姓暮らししかできなかったのではないかと思う・・・>と話しました。

もちろん、これからの筆者と妻の百姓暮らしの基本・根幹となる古書は、@5,000円を超えるものも少なくありませんが・・・。

<知は力なり>という有名な哲学者の言葉がありますが、70歳の筆者にとっては、<知は、老いたるものの老いをカバーする力である>・・・。化学肥料・農薬・除草剤・大型農業機械を多用する湖南のプロの農家の方々1,000人のアドバイスより、蔵書している農書の1冊の本の内容の方がはるかに充実していて役に立ちます。農書は、古今東西の篤農家・営農家の常識・良識の集積ですから・・・。 

コメント