湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

しなった稲とおれた稲・・・

2017年09月20日 |  2.猪苗代湖南

一見、同じように倒伏しているように見えても、<しなった稲>と<おれた稲>では、その後に大きな違いが出てきます。

台風18号の強風で、<しなった稲>は、しばらくしますと、自分の力で立ち上がってきます。100%元に戻るというわけではないにしても、ほとんど気にならないくらいに戻ります。しかし、<たおれた稲>は、そういうわけには行きません。よく観察してみるとわかるのですが、地際の付近で茎が折れています。真正の倒伏です。そうなると、折れた稲が自分の力で立ち上がるのは不可能になります。あきたこまちの刈り入れで、まだ2週間ありますが、倒伏した稲の穂に、雨が降って水が供給されると、倒伏したままの状態で発芽する種子も出てくるそうです。そうすると、商品として米を出荷することができなくなるそうです。

田1面に倒伏したあきたこまちの上に、今日の夜、雨が降るとか・・・。

米つくりは、毎年毎年、あらたな挑戦を余儀なくされます。それまでの経験に頼っていますと、その年の稲作の環境の変化に対応することができなくなり、思わぬ失敗を招いてしまいます。最新の高機能の大型農業機械を導入しても対応することができない状況に立たされかねません。

米つくりは、プロの農家にとっても、アマの百姓にとっても、その年どしで真剣勝負を余儀なくされます。それが、コメつくりの難しさであると同時にやりがいのある楽しさになります。プロの農家と違って、専業農家の方の表情が明るいのは、やりがいのある楽しさを知っておられるためかもしれません。

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コンバインを持っていない素人百姓にとって稲の倒伏は厳禁・・・

2017年09月20日 |  4.痴呆・介護

稲作農家が、栽培しておられる稲を堂々と倒しているのは、倒れても、現代の高機能化した1,000万もするようなコンバインでは、倒れた稲も起こしながらスムースに刈り取ることができるため・・・。

しかし、そんな高価なコンバインを持っていない素人百姓の筆者と妻にとっては、栽培している稲が倒伏するというのは、とても大変なことです。手刈りをしなければならないほど倒伏しますと、それこそ、刈り終わる前に、雪がふりはじめます。KUBOTAの一番小さな、1条刈りのバインダーで刈り取るためには、コシヒカリ、はえぬき、ひめのもちは倒伏しないで立っているのに限ります。

認知症の、妻の実家のおかあさんとの会話・・・。

おかあさん:今年はみんな、こまちが倒れてるというでねえか、おめえの田も倒れてんのけ?
筆者:倒れてねえ!
おかあさん:倒れてねえのけ? うんじゃ、実ってねえなあ! 採れねんじゃあるめえなあ?
筆者:晩稲だから、実るのはこれからだ!
おかあさん:早く刈らねえと、冬がきちまうべえ?なして、はやく刈らねえんだ?
筆者:まだ収穫時期になってねえからだ!
おかあさん:まだ刈れねえのけ? おめえは、ここらのもんでねえから、やっぱしろくでなしだ!おらもバカにされるでねえか?
筆者:バカだからバカにされてもえんじゃねえの?
おかあさん:ウウッ!バカはおめえだ!おらはバカじゃねえ!おめえは、どうしようもねえ、ろくでなしだなあ!
筆者:90歳にもなって、もっとましなことが言えねえのけ?
おかあさん:うるせえ!うるせえ!

補聴器なしでも、妻の実家のおかあさん、会話ができるようです。ただし、日頃出さないような大きな声を出して話しをしますと、なにか口喧嘩をしている感じになります。認知症の年寄りと会話するのは、体力仕事です。

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あきたこまちの倒し方も芸術的・・・

2017年09月20日 |  2.猪苗代湖南

湖南では、国道・県道を走っていても、農道を走っているかのように、道の両側に黄金色の穂が垂れている光景を目にすることができます。

湖南の秋の美しさを物語る風景ですが、目の前に突然と、倒伏した稲田が目にはいりますと、びっくりさせられます。<どうして、あんな倒れ方をするのかしら・・・?>と、妻も、いつも不思議がります。稲の倒れ方は、千差万別といっていいほど多種多様・・・。

風が暴れまくったような倒れ方をしている田もあれば、直線で倒れたり、ジグザグで倒れたり、ミラクルサークルのような倒れ方をしたり、一定方向に敷き詰められてジュウタンのような倒れ方をしたり、畔際だけ残して中が全部倒壊したり、畔際だけが倒れたり、あたまのぎりを分けるような倒れ方をしたり、碁盤目状の水田地帯のど真ん中の田だけが倒伏したり、1枚の田の複数の溝を境に左右に倒伏したり、いろいろな倒れ方をしています。

中には、芸術的な倒れ方をしているあきたこまちの田もあります。

稲の倒伏は、稲田というキャンバスに<風>が描いた芸術作品・・・?

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台風18号がもたらした実りの秋・・・

2017年09月20日 |  1.湖南の天気

今日の午後2:00~4:00、猪苗代町のホームセンターとスーパーにでかけました。

午後3:00には、妻の実家のおかあさんがデイケアから戻ってきますので、妻は、停留所でおかあさんを迎えに出ていなければなりません。それで、今日も、筆者ひとりで買い物にでかけました。

台風18号によって、倒伏しかかっている畔際の稲を支えるための園芸支柱(8mm×90cm)30本を購入するため・・・。スーパーでは、黒猫・黒兵衛のためのアジを購入・・・。

ついでに、ドラッグストアと書店にたちよりましたが、筆者が購入する予定の商品はありませんでしたので、すぐ帰ってきました。それでも、往復2時間かかりました。その往復の間、道の両側の田の稲の状態を観察したのですが、台風18号が過ぎ去ったあと、田の稲は、急に色づきはじめて、黄金色になりはじめていました。lite green からyellowへ・・・。yellowの田は、早稲のあきたこまち・・・。lite green は晩稲のひとめぼれ・・・。倒伏している稲は、yellow だけでなく lite green も・・・。

今回の台風18号で稲が倒伏するかしないか、その原因のひとつに、稲の品種をあげることは適切でないようです。素人百姓の筆者と妻の、コシヒカリやはえぬきは倒伏していませんから・・・。倒伏しているのは、あきたこまちが多いのですが、あきたこまちは、短稈で倒れにくい品種、それを倒して見せるのですから、倒伏の原因は、品種ではなく、その農家の稲作のものの見方、考え方、稲作法や営農方針にあるようです。つまり、総合的に判断して、稲が倒伏するのは、自然災害というより、農家の稲作に関する知識・技術のあらわれ・・・。人為的要因が圧倒的に影響しているようです。

上手は上手の手本、下手は下手の手本、人こそ人の鏡・・・>。

 

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タマネギとニンニクの作付準備・・・

2017年09月20日 |  5.野菜つくり

今日の午前中、妻と2人で、常夏川沿いの田畑転換した畑で、タマネギとニンニクの作付をするための準備をしました。

熊手で、枯れた草を取りのぞき、牡蠣殻石灰、苦土石灰、バーク堆肥、発酵鶏糞を散布して、備中鍬で耕し、畝立鍬で整地しました。今日の夜雨が降りますので、今度晴れたら、黒マルチをはります。

今日は、農具だけを使って作業しました。筆者と妻、70歳になっても、80歳になっても、90歳になっても、自給自足と健康維持を兼ねて、米と野菜を作り続けるつもりですが、いつも、より高齢化した自分の姿を想定しながら、高齢化しても可能な農法を模索しています。85歳のときに、米つくり0.5反、野菜つくり0.5反が目標かなあ・・・。あとの田は、菜種をつくって油をとり、それで農機具を動かすことができるように、農機具も改造・・・。ガソリン、混合オイルが入手できなくなっても、その代用品を作り出すことができないか・・・。そのための基本的な資料はすでに入手済みですが・・・。

湖南のタマネギ栽培農家の方から、たまねぎの栽培法を伝授してもらって以来、いいたまねぎが収穫できています。そのタマネギ栽培農家の方、歳をとって栽培を止められたとか・・・。教えてくださったことは、ほんとうのことでした。<秘伝>なので、筆者と妻も<秘伝>扱いをすることになります。野菜やりをやめるとき、他の農家に伝授することにします。

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湖南の赤津村のあきたこまちの倒伏も深刻・・・?

2017年09月20日 |  2.赤津村の風景

今朝、妻の実家の棚田の田のみまわりにでかけた帰り、農道を通ってみましたが、湖南の赤津村のあきたこまち・・・、台風18号による倒伏に、くっきりと明暗が分かれているようです。

地理的環境、土壌の質、水環境等とは、ほとんど無関係で、湖南の赤津村の農家単位で倒れたり倒れなかったりしているようです。筆者と妻に、<ここらでは、反あたり10~12俵採れねえと採れたうちには入んねえ!倒れるか倒れないか、ぎりぎりのところまで窒素をやって多収するのが、ここらの農家の腕の見せどころだ!>と自慢される、赤津村のプロの農家の方のあきたこまちの田を3箇所、見るつもりもないのに視野に飛び込んできますが、まったく同じ倒れ方をしています。べた倒れ・・・。周辺の田には、そんな倒れ方をしている田はほとんどありませんので、赤津村のプロの農家の方の固有の栽培理念、栽培法が大きく影響しているようです。

認知症の、妻の実家のおかあさん、今朝、倒伏している田を見て、<実が入り過ぎて倒れてんだなあ。今年は豊作だべえ!>と話していました。赤津村のプロの農家の方々も、自分の田のあきたこまちが倒伏しているのを見て、同じような感想を持っておられるのかもしれません。<どうだ!見たか?おらの腕を!>と、自信満々に収穫の秋を迎え、<反あたり12俵採れた!>と吹聴される姿を見ることができるのも、そう遠いことではなさそうです。

ものの味方、考え方は、ひとそれぞれ・・・。収穫前の、会津、猪苗代、郡山、須賀川の田・・・、稲を倒伏させている農家がなんと多いことか・・・。毎年、繰り返される、稲の倒伏風景ですが、1台1,000万円近くする先端のコンバイン、倒れた稲を起こしながら刈り取って収穫してくれるそうですから、どんなに稲が倒伏しても、いっこうに気にならないのでしょうね。

1条刈りのコンバインで稲刈りをする素人百姓の筆者と妻にとっては、別の世界の話しです。

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稲の倒伏の原因は、人為的・・・?

2017年09月20日 |  2.猪苗代湖南



今回の台風18号による稲の倒伏被害・・・。湖南だけでなく、湖北・湖西・湖東、猪苗代、会津地方全体に見られます。

上の写真は、今朝、妻の実家の2階の窓から撮った写真です。ほとんどの田は、湖南の銘柄・あきたこまちの田です。写真の中央も、多分あきたこまちですが、この田のあきたこまちは倒伏しています。その姿を見ていますと、稲の倒伏の原因は、台風18号による自然的原因ではなく、稲を栽培している農家の人為的原因であると思われてきます。自然的原因で、四方の畔で囲まれた田1枚がきちんと倒伏させられるということは、想定不可能だからです。両脇の田のあきたこまちは倒伏していないのに、その間の田のあきたこまちが倒伏しているというのは、明らかに人為的原因・・・。肥料の多寡による茎葉の軟弱化、除草剤の撒きすぎよる稲の根の弱体化、中干しの失敗・・・などの一般的な理由が考えられますが、この田の持ち主の農家・・・、筆者と妻に、<ここらでは、素人に米や野菜は作れねえ!カネさ寄こせ、そうすればなんでも作ってやっから!>といっていた農家・・・。筆者と妻が、その農家に何の依頼もすることがないと分かると、あることないこと言いふらして詐害行為をした農家・・・。

関係をもたなくなって久しくなります。

湖南の赤津村の田、1枚1枚に、その歴史と物語があります。その歴史と物語、真実を伝えている場合もあればそうでない場合もあります。

妻の実家の棚田の田、妻の実家のおかあさんや、結いをむすんでいた専業農家のSuzukiさんに言わせますと、<バカ田でヤセ田で、いまだかって美味えコメが採れたことがねえ田。よく採れて、反あたり7俵が最高の、地力のない田>・・・。しかし、雑誌『現代農業 土肥特集2017』の稲作農家の記事を読む限りでは、妻の実家の棚田の田は、美味しい米が採れる条件を満たしています。自分の土地を十分知って愛し育てることをしないで、<収奪農業>を繰り返していますと、倒れるはずのないあきたこまちを倒す田になってしまいます。

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