湖南村尻百姓記

65歳で、妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農して山里暮らし・百姓暮らしをはじめた隠退牧師の日記

墓参りしなくても美味えもんが食える・・・

2018年08月15日 |  4.痴呆・介護

妻の実家のおかあさん、昨日は、居間の大きな、テーブルで、筆者と妻、娘夫婦とおかあさんの5人で、昼食と夕食を共にしたのですが、そわそわそわそわ・・・。

テーブルにならんだ料理を見て、<おらの箸がねえ!おらの箸がねえ!>とうろうろうろうろ・・・。妻は、<おかあさん、まだ食事の準備中なの!じっと座ってて!>というのですが、認知症のおかあさんは状況判断ができず、目の前の料理に目をうばわれ、こころを奪われて、<おらの箸がねえ! おらの箸がねえ!>を繰り返すばかり・・・。

そのうち、テーブルの大皿のおかずを、すこしずつ、自分の方に引き寄せていました。筆者も、おかあさんが引き寄せた大皿を、すこしずつ、元に位置に戻して行きましたが、おかあさん、ちょっとしたすきを狙って、大皿に手をのばし、おかずをわしずかみにして、自分の膝へ・・・。そして、口の中に入れて素知らぬ顔をしてそとを眺めていました。

認知症の、妻の実家のおかあさん、例によって例のごとく、ひとりごと・・・。<墓参りしなくても、美味えもんが食える!墓参りなんかしなくたって、ええ・・・>。認知症の高齢者も学習機能は完全には失われていないといいますが、妻の実家のおかあさんも、それなりの学習をしていっているのでしょう。<おめえらに文句言えば、美味えもんが食える!>、そんな学習をされると大変ですが・・・。

おかあさん、食べ終わって、テーブルに箸をおいた瞬間、筆者と娘夫婦が見ている前で、とっさに、箸をもって、漬物の小鉢からたくあんを数枚盗って食べていました。その素早さ、とても老人とは思えない素早さ・・・。筆者と娘夫婦も唖然・・・。筆者が、<おかあさん、高血圧だから、たくあんを勝手にとって食べたら、A子さんにしかられるよ!>といったのですが、おかあさんは、<素知らぬ顔>・・・。盗ったたくあんに唾をつけて、ほとんど噛まないで飲み込んでいました。と思いきや、口の中でもぐもぐもぐもぐ・・・。数枚のたくあんを口の中に押し込んで、少しずつ出してはかんでたべているようでした。認知症の、妻の実家のおかあさん、高齢者の嚥下障害とは無縁の存在であるようです。 

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朝、妻が野菜を収穫してきた・・・

2018年08月14日 |  4.痴呆・介護

今朝、妻が野菜を収穫してきました。

水ナス、長ナス、千両ナス、オクラ、インゲン、大根、キャベツ、大玉トマト・・・。ミニトマトと花は、採る時間がなかったとか・・・。 妻が、<あなた、花だけ、採ってきて!>といいますので、棚田にでかけました。そして、妻が、田畑転換した畑でつくっていたアスター、百日草、グラジオラスの花をいろとりどり、持って帰りました。

あざやかできれいな花を、妻の実家のおかあさんに見せようと、おかあさんがいく居間にもって入りますと、妻が、<あなた、おかあさんに花を見せたいの? おかあさんはもう、花を見ても感動しないわよ>と話していました。そのとき、おかあさんが寝室から居間にはいってきました。今のテーブルの上に、中型バケツにいっぱい入れた花を見て、おかあさが気づかないはずはないと思っていたのですが、おかあさん、一度も花に視線をやることも、感動することもなく、通り過ぎて行きました。

妻は、<ねえ、わたしが言った通りでしょう? おかあさん、テレビで、転んだり、おまわりさんに犯人がおいかけられたり、洪水で被害にあったひとびとの姿をみて、「大変だなあ!」と笑いながら感動するだけ・・・。「おらはそんなことはねえ・・・」と喜ぶだけ・・・。歳をとって、認知症になり、こんな日々を過ごすようになるなんて、わたしは、絶対に認知症になりたくないわ。>と話していました。妻の話しでは、<ここらの農家は、みんなカネ・かね・金の世界でしょう。だから、カネ以外の幸せを感じられなくなってるの。自分がカネを出した花はきれいだけれど、わたしたちがつくった花はきれいでないの・・・>だそうです。 

それで、筆者、妻が庭に植えた花を、妻の実家のおかあさんが、<これはくさだ!>といって、すべて抜き取って捨てていった理由が分かりました。認知症になると、花も草も区別ができなくなる・・・?益虫も害虫も区別ができなくなり、ひたすら殺虫剤・除草剤の農薬を散布する・・・。岡山の民謡に、<カネのなる木はまだ知らぬ>というくだりがありますが、福島の湖南の農家にとっては、米も野菜も、化学肥料・農薬・除草剤・大型農機具を使用してつくる<カネのなる木>・・・。その負の側面が症状にあらわれてきたときは、あたまのなかはこわれてぐちゃぐちゃ・・・。認知症は、その病識がともなわないので、当の本人は気づくことはないのですが・・・。 

それにしても、生きとし生けるものに感動しなくなったひとのこころはさびしい・・・。 

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花はどうすんだ・・・?

2018年08月13日 |  4.痴呆・介護

認知症の、妻の実家のおかあさん、夕食後、またまた、お墓詣りの話をします。

おかあさん:お墓詣りの花、買ってきたのけ?
妻:花は、買わないわよ!
おかあさん:墓参りするのに、なんで花を買わねえんだ、このろくでなしが!
妻:おかあさん、仏壇にささげる花も、お墓にささげる花も、わたしがつくってるの!おとうさんとおねえさんのお墓には、わたしがつくった花をささげるの!
おかあさん:どこさ、つくってんだ?おらあ、おめえが花、つくってんのはみたことねえ!うそつくでねえ!
妻:田んぼでつくってんの!庭につくると、おかあさん、すぐ、これはくさだってひきぬくでしょう?だから、田んぼでつくってんの!
おかあさん:それはうそだ!田んぼで花をつくることはできねえべえ!
筆者:田んぼでも花はできる!今、大きなハスの花が咲いてるし、いろんな色の百日草も咲いてるぞ!A子さんがつくってんだ!
おかあさん:盆の花は、店で買ってくるもんだと決まってるべえ?おめえら、なして、自分でつくんだ?花を買ってやらねえと、ここらのもんは喜ばねえべえ?

認知症の、妻の実家のおかあさん、お墓や仏壇に花をささげるのは、なにのためなのでしょうね・・・?

妻は、おとうさんのお墓に、棚田で栽培している百日草とグラジオラスの花を、筆者は、備中レンコンのハスの花とコシヒカリの穂をささげます。おカネで買った花より、自分たちでつくった花をささげることに・・・。 筆者と妻にとっては、ふたりで力をあわせて百姓暮らしをしていることの墓前報告ですから、今年は、2017年産コシヒカリのごはんとミニトマトも・・・。

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認知症は、脳の病気・・・

2018年08月13日 |  4.痴呆・介護

猪苗代町へ買い物に行った往復のくるまのなかで、筆者、妻に、<認知症は、脳の病気・・・。あたまの機能が不可逆的にこわれていく病気だから、それをいつも念頭においていないといけない・・・>と話しをしましたが、妻の実家のおかあさんの認知症の症状は、認知症の典型的な症状・・・。

精神病院の看護婦さんが精神病患者に接するように、認知症の患者に接しなければ・・・。あたまところころがこわれていく病気なのだから・・・、と話をするのですが、話をしながら、筆者自身もなかなかそうすることができないでいるのに気づかされます。

<おめえは、ここらのもんでねえから、ろくでなしの根性悪だ!>と、こわれたレコードのようになにかにつけて繰り返されると、時々、おかあさんに否定的な言葉をなげかけてしまいます。<ばあさんからみたらおらはろくでなしかもしれないが、おらからみたら、ばあさんも、おらに劣らずろくでなしだ!>

おかあさん:それは嘘だ!おめはろくでなしでも、おらはろくでなしではねえ!
筆者:ばあさんは、ろくでなしではねえのけ?
おかあさん:んだ!おらはろくでなしではねえ!
筆者:じゃあ、ばあさんは、ごでなしか?それともななでなしか?
おかあさん:ごでなし・・・?おらあ、おめえがなにいってのんか、わかんねえ!
筆者:ろくでなければ、5か?5でなければ4か?4でなければ3か? どれなんだ?
おかあさん:おらあ、わかんねえ!

認知症の、妻の実家のおかあさんとの会話は、ほんとうの会話ではなく、単なるしりとり遊び・・・。しりとり遊びができないような会話をすれば、しりとり遊びの会話を続けることができなくなるようです。 

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妻の実家のおかあさんは、5人姉妹・・・

2018年08月06日 |  4.痴呆・介護

妻の実家のおかあさんは、5人姉妹の長女・・・。

次女は、東京・・・。3女は、大阪・・・。4女は、高知・・・。5女は、千葉・・・。そのうち長女から4女までは、認知症になっているとか・・・。認知症になる原因は、糖尿病とか・・・。

5女、つまり、妻のおばさんにあたる方は、妻と同じ福島県立安積女子高校出身・・・。 

もし、妻の実家のおかあさんがなくなったら、筆者と妻、郡山市の葬儀場で<家族葬>にすることにしています。おかあさんの葬儀に参加してくれそうなのは、5女の千葉のおばさんだけ・・・。筆者と妻と、娘夫婦の5人にみとられながら、あの世に旅立つことになります。妻の実家のおかあさんの親類・親戚筋とのつきあいはしていませんので、親類・親戚、町内の香典はすべてお断り・・・。親類・親戚筋を呼ぶと、葬儀のあと、<手伝ってやったんだ、謝礼を3万寄こせ!>などと無心をはじめかねないので・・・。 <家族葬>でも、長福寺にかかわる費用は、おとうさんと同額にすることに・・・。

おかあさん:おらあ、死んだって、ろくでなしのとっつまと同じ墓には入んねえ!
筆者:ばあさんのために墓をもうひとつつくるゆとりなんかねえ!おとうさんがつくった墓にはいってもらう!
おかあさん:ああ、やだやだ!おめえ、なしてそんな根性悪いうんだ?
筆者:おとうさんば、ばあさんのこと心配しながらあの世さいったんだぞ!おとうさんのつくった墓に入ったら、おとうさんも安心すべえ?
おかあさん:ろくでなしと一緒の墓には入りたくねえ!
筆者:一緒にはいって、あのよさいっても、おとうさんに、「おめえはろくでなしだ!」といって、バカにしてたらええべえ?閻魔様に舌を抜かれて、地獄の釜に投げ込まれるかも知らないけれど・・・。
おかあさん:えんまさまって、だれだ?おらあ、そんなひと知らねえ!

認知症って、<しあわせ>な病気なんですね・・・。地獄も存在しなければ、閻魔様も存在しない。

閻魔:おめえ、おらがだれだか、わかるけ?
おかあさん:知らねえ!おめえ、誰だ?
閻魔:閻魔だ!
おかあさん:おめえ、おらをだまそうとしてんなあ?おらあ、おめえなんか、知らねえ!
閻魔:知ってても知らなくても、おらあ、おめえを地獄の釜におとすことができんだぞ!
おかあさん:地獄ってなんだ?おらあ、そんなのしらねえ!おめえ、おらが年寄りだとおもって、だまそうとしてんな?このろくでなしの根性悪が!

ゲーテの『ファウスト』のなかに、こんなことばがあったような・・・。<あくまもバカを相手にしない。へたにバカにかかわると、悪魔もひどいめにあう・・・>。地獄の閻魔様も、認知症のおばあさんにあっては、かたなし・・・。
 

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おらあ、なしてこんなに長生きしてんだべなあ・・・?

2018年08月06日 |  4.痴呆・介護

今朝、食事をしているときに、妻の実家のおかあさんが起きてきました。そして、おトイレへ・・・。

おトイレから出てきて、洗面所ではなく、台所で手を洗う習慣のおかあさん、流しに向かいながら、<おらあ、なしてこんなに長生きしてんだべなあ・・・?>とぼそぼそぼそぼそ・・・。頭皮のピンク色が透けて見える白髪のパーマあたまを振りかざしながら・・・。

妻:長生きしてるんだから、いいんじゃないの・・・?
おかあさん: 長生きしても、つまんねえなあ・・・。どうしたら、死ねるんだべなあ・・・?
筆者:その問いには答えない方がいいよ。いつも、同じ会話になるから・・・。<食べなかったら死ねるよ>といったら、おかあさん、<おめえら、ろくでなしだなあ!食うもの食わねえと死んじまうべえ!>というのに決まってるから・・・。
妻:おかあさん、歳をったわね・・・。
筆者:もうすぐ92歳だからなあ・・・。

おかあさん:おらが死んだって、おめえらにおらの香典やんねえ!あの世さ、持っていくんだ!
筆者:香典は全部、棺桶にいれてやっから、心配すんな。でも、香典、集まるのかなあ?
おかあさん:集まるべえ!おらあ、みんなに香典やってきたんだ!おらが死んだら、みんな香典もってくるべえ?
筆者:ばあさんが香典だしたひと、みんな死んじまったんだべえ?生きてるひとはだれかいるのけ?
おかあさん:・・・、だれもいねえ!みんな死んじまった・・・。おらあ、ひとりだ・・・。
筆者:だったら、だれが、香典もってきてくれんだ?誰もいねえべえ?
おかあさん:おらに香典もってきてくれるひと、だれもいねえのけえ?
筆者:いねえ!そのほうがええ!
おかあさん:なしてだ?
筆者:棺桶の中にお札いれて焼いたら、犯罪になるべえ?お札は、国のものだ!公共財だ!それを焼き捨てたら犯罪になる!誰も香典もってきてくれないときは、お札、棺桶の中に入れて焼かないですむから犯罪にはなんねえ!
おかあさん:ウウッ、おめえ、なにをいってんだか、おらにはわかんねえ! おらの葬式、どうすんだ?
筆者:大丈夫だ!おとうさんが葬式代だといって残してくれた100万円、おかあさんは、<ねえ!ねえ!>といって出さなかったべえ?それは、おらが預かってるから、それでばあさんの葬式あげる!香典なくても大丈夫だ!
おかあさん:おらのお金、おめえが持ってんのけ?
筆者:ばあさんのお金ではねえ!なくなったおとうさんおお金だ!ばあさんの貯金は、おらたちが帰ってくる前に、ばあさん、全部使ってしまってたべえ? おらたちにとられちゃなんねえって。ばあさんのお金はとっくの昔になくなってる!
おかあさん:おめえら、おらの年金めあてにここさ帰ってきたんだべえ?
筆者:ばあさんの年金、月3万円に満たないべえ?なんでそれで3人が暮らしていけんだ?
おかあさん:3万あったらやっていけるべえ?
筆者:ばあさんの温泉さいく費用、月1万円、病院さ行く費用、月5,000円、パーマかける費用、2か月に1回、5,000円かかるべえ?残った、15,000円でどうやって、3人暮らしていけんだ?
おかあさん:難しいこと言われても、おらあ、わかんねえ!おめえらが、おらの年金で食っていってることだけは確かだ!
筆者:ばあさん、温泉さ行く費用のはいった袋の中から、おかね、くすねようとしたべえ?
おかあさん:いっぱいはってんだ。少しくらい盗ったってわかんねえべえ?
筆者:袋の中には、ちょうどの金額しか入ってねえ! 
おかあさん:盗ったのはおらではねえ!おら以外の誰かだ! それは確かだ!

湖南の、認知症の高齢者と話をしていると、いつもこんな感じ・・・。会話が成立しているようで、まったく成立していない。あるのは、言葉尻による無限の連鎖だけ・・・。 

認知症の、妻の実家のおかあさんとつきあって6年目・・・。認知症の、妻の実家のおかあさんとの会話は、おかあさんがいう<ここらのもん>であるプロの農家の高齢の方々のものいいとまったく同じ・・・。 湖南の農家病・・・?

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<おめえはここらのもんでねえから、ろくでなしだ!>と言った結果・・・

2018年07月31日 |  4.痴呆・介護

妻の実家のおかあさん、朝、なにかご機嫌がよくなかったようです。

<おめえはここらのもんでねえから、ろくでなしだ・・・!>といって、黒猫黒兵衛の背中を手で、手加減せずに叩いたようです。黒猫黒兵衛は、ちいさなときから、叩かれると反撃して、たたいたひとの手をひっかいたり噛みついたりする傾向があります。

湖南に帰郷するとき、山口から飛行機で、妻が飼っている4匹の猫を連れて帰りましたが、祖母猫は老衰で、母猫は他の農家の小屋に閉じ込められて餓死、兄猫は免疫不全で病気でなくなりました。今、残っているのは、弟猫の黒猫黒兵衛だけ・・・。認知症の、妻の実家のおかあさん、これまでにもなんども黒猫黒兵衛を蹴飛ばして足をかまれたり、背中をたたいて手の甲をひっかかれたり噛みつかれたり、尻尾をひっぱって、爪を出した手でたたきかえされたり、痛い目にあっているのですが、そこは認知症、すぐ忘れてしまいます。

今朝、なにが気にいらなかったのか、黒猫黒兵衛の背中を思い切りたたいて、黒猫黒兵衛の逆襲にあったようです。<おめえはここらのもんでねえから、ろくでなしの根性悪だ!>と、黒猫黒兵衛に悪態をついても、黒猫黒兵衛はそしらぬ顔・・・。認知症の、妻の実家のおかあさん、<ひとをたたいたらダメなんだべなあ・・>とつぶやいていました。

認知症の、わがやのおばあさんをしつけているのは、筆者と妻ではなく、黒猫黒兵衛・・・。居間でテレビをみながらすわりウンチをしたおばあさんの匂いに敏感に反応してさわぎはじめるのは、黒猫黒兵衛・・・。黒猫黒兵衛は、いろいろ鳴き分けすることができるねこで、<くせえ!くせえ!>と聞こえてくるような鳴き方をすることもあります。認知症の、わがやのおばあさんに叩かれて逃げ出していたほかの3匹は死んでしまい、おばあさんに抵抗と反逆の意志表示をすることができる黒猫黒兵衛だけが生き残っています。 

黒猫黒兵衛に、介護される認知症のおばあさん・・・。それをみていますと、不可逆性の脳の病気である認知症患者も、しつけることが可能であると思わされます。 

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農家の嫁の反逆・・・

2018年07月29日 |  4.痴呆・介護

2013年4月1日に、妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農してまもなく、耳にした話し・・・。

農家の姑と嫁の話し・・・。<ここらのもん>の<ここらの道理>を振りかざす農家の姑に、その農家の嫁は、逆らうに逆らえない・・・。しかし、それでは、ストレスがたまりっぱなしになる・・・。そこで、次第に、農家の嫁は、その姑に反逆する行動に出ることになる・・・。一番、手っ取り早いのが、姑の下着を洗濯機で洗うとき、雑巾と一緒に洗う・・・。

なかには、姑が、むやみやたらに嫁を批判し、なにかにつけて嫌がらせをするので、そうさせないために、姑の食事から塩分を抜く・・・。高血圧対策と称して、姑の食事から塩分を徐々に少なくしていきますと、姑の性格、数か月後には、やわらかく、おとなしくなるとか・・・。つまり、やるきをなくし、競いあうこことをなくすとか・・・。

ここらの農家の姑は、炊事・洗濯・掃除、すべて嫁まかせだから、3~4か月かけて、<食事療法>をしていけば、姑の性格や言動をいくらでもコントロールできるようになるとか・・・。医食同源という言葉もあるくらいだから、その言葉も、あながち間違ってはいない・・・。

<ここらのもんでねえ>農家の嫁は、筆者と妻と同じ存在・・・。 いつまでたっても、<よそもん>・・・。

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おらの下着がねえ・・・!

2018年07月29日 |  4.痴呆・介護

今日は、妻の実家のおかあさんのデイケアの日・・・。

朝、妻の実家のおかあさん、<温泉に着ていく下着がねえ・・・>とつぶやいて、タンスの引き出しをあちらこちら探していました。妻は、<おかあさん、まだ着ていない新しい下着をいっぱい持っているでしょう?それを着ていったら?>と話しかけていましたが、おかあさんは、<ねえ!ねえ!>の一点張り・・・。妻が、<おかあさん、これ着て行ったら>とおかあさんの下着を題していましたが、おかあさんがデイケアへでかけたあと、妻は、おかあさんの寝室のタンスの中を整理していまいた。

妻、<おかあさん、こんなにたくさん、下着をもっているのよ。まだ、ふくろをあけていない下着もたくさんあるわ。おかあさん、「もったいない」といって、はこうとしないのだけれど、「こんな下着残されても、わたしは着ないから、おかあさんが生きている間に着て!」といっても、おかあさんは、わたしがいうことが理解できないみたい。たくさん、下着をもっているのに、それを保管しているタンスの引き出しが分からなくなってしまったみたい・・・。タンスの引き出しをあけて、自分の下着を見ても、それがもう自分の下着であるとは判断できなくなっているみたい・・・。 もっているのに、もってないといいはるおかあさん、そんな姿を見ていると、なにか、とても、なさけなくなるわ・・・>と話していました。

湖南の赤津村の農家が、ほかの農家の栽培した野菜を盗むのも、同じ、認知症の症状・・・。自分で栽培している野菜の場所がわからなくなり、たまたま目にとまったほかの農家の畑の野菜を、自分の野菜だと誤認して盗む・・・。過疎化と高齢化が進む湖南・・・、認知症の住人の中に住み続けるということは、アメリカの精神衛生運動と同じ状態に身を置くということを意味しているのかもしれません。医師・看護婦・医療関係者が精神病患者とひとつのコロニーを形成して同居して人間関係をあるべき姿に回復していくという・・・。ただ、認知症の場合、不可逆的に悪化していくだけなので、回復の見込みはないそうなので、介護する側と介護される側の線引きが難しくなります。湖南の赤津村の農家の方々と話していますと、<やがて自分たちも認知症になり息子や娘に介護される側になるので、認知症の父母の面倒をきちんとみなければ・・・>と介護する側とされる側の線引きをあいまいにしていく、つまり、治療を放棄していく可能性がたぶんにあります。

 

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おらあ、おめえの下着、盗ってねえよ・・・

2018年07月29日 |  4.痴呆・介護

この前、筆者、農作業をするとき発汗を抑えるグンゼの下着を白色4枚、水色4枚を購入しました。

妻が、<とりあえず、洗ってから着て・・・>というので、その日、妻に洗濯してもらいました。そして、夜、乾いた下着を、筆者の寝室のタンスに格納していたとき、枚数が2枚、白と水色が1枚ずつ少ないのに気づきました。妻に、そのことを話すと、<どこかに紛れ込んでいるのかしら・・・?> と探し始めましたが、<どこにもみつからないわ・・・>といいます。

それで、筆者、居間でテレビをみている、認知症の、妻の実家のおかあさんに尋ねてみました。

筆者:おかあさん、おらの下着が2枚足んねえんだ!どこかに紛れてねえか、調べてくんろ!
おかあさん:おらあ、おめえのシャツの下着なんか、盗ってねえよ・・・。

いつもなら、こういう会話のとき、認知症の、妻の実家のおかあさん、<おらあ、おめえの下着なんか、盗ってねえ!盗ってねえのに、盗っただなんと、おめえは、ここらのもんでねえから、ろくでなしの根性悪だなあ!>と大きな声で悪態をつくのが常・・・。

筆者、妻に、<おかあさんと下着を共用する趣味はないから、なくなっている下着2枚、探して!おかあさんの寝室のタンスの中に隠しているに違いないから・・・>と話しますと、妻は、<おかあさんに聞いてみるわ・・・>といって、おかあさんが自分の下着をしまったというタンスの引き出しを二人で確認していました。妻は、<なかったわ・・・?どこへ行ったのかしら? おかあさんが、お風呂に入ったときに、全部の引き出しを見てみるわ>と話していました。

そして、妻、<あなた、あったわよ、白が1枚と水色が1枚・・・。別のタンスの引き出しの奥に、きちんとたたんでしまってあったの。おかあさん、あなたの下着、盗んだのね・・・。なんと受け止めていいのやら・・・。おかあさんも、ここらの農家と同じで、すきあれば、ほかの農家のつくったものを盗んでいたのかしら・・・。> と、とても残念そうに話していましたが、認知症の症状のひとつに、善悪が逆転するというのがありますが、湖南の農家は、あるひあるとき突然と善悪が逆転するのではなく、徐々に徐々に日と月と年を重ねて逆転していきますので、盗みをめぐるトラブルは湖南のあちらこちらに存在しているようです。

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昨夜は、認知症のおかあさん、大荒れ・・・

2018年07月29日 |  4.痴呆・介護

昨日の朝は、認知症の、妻の実家のおかあさん、大荒れ・・・。

今日は、デイケアの日なので、その前の日、なぜか、認知症の、妻の実家のおかあさんは、大荒れするのが常・・・。昨日は、次のような展開になりました。

妻:おかあさん、ほおかむりして何をするの?
おかあさん:庭の草を取んだ!
妻:この前、うちのひとが庭の草をとったわよ、まだ生えていないわ!
おかあさん:それはうそだ!おらがみたら、いっぱい庭に生えてる!
妻:おかあさん、台風12号がやってきて、雨がふりはじめているのに、どうして庭の草をとるの?
おかあさん:おらにだって、庭の草ぐらい、取れる!
妻:そうじゃなくて、台風が近づいているときに限って、わざわざ庭の草をとらなくてもいいでしょうと言ってるの!
おかあさん:うるせえ、うるせえ!おらあ、草を取んだ!

筆者:ばあさん、なんで、今日、草取んだ?
おかあさん:明日、温泉(デイケア)だべえ? 温泉に行ったら言ってやんだ!ここらのもんでねえ、おめえらに、庭の草取らされたって。そしたら、みんな、おらのことを同情してくれるべえ!
筆者:みんなに同情してもらうために、草取んのけ?
おかあさん:んだ!おめえら、おらの田畑を草ぼうぼうにしてるべえ?「ここらのもんでねえから、草ひとつ取れねえ!除草剤のまきかたも知んねえ、除草剤、買うカネさもってねえんだべえ!」とここらのもんからばかにされてんのが分かんねえのけ?おらあ、恥ずかしくて、温泉さいけねえ!
筆者:それで、ばあさん、自分で草をとって、温泉にきてるひとに、「草取らされた、草取らされた」って、ウソいうのけ?
おかあさん:ウソではねえ!ほんとうのことだ!おめえら、この年寄りに、草取れって、いったべえ?

認知症の王道を行く、妻の実家のおかあさんと会話しても、会話自体が成り立たないのは、おかあさんのいう、認知症がかった<ここらの農家>と話をしても、会話が成立しないのと同じ・・・。認知症の、妻の実家のおかあさん、今日は、デイケアで、みんなの同情をかって楽しく過ごしていることでしょう。 

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真夏の珍事・・・

2018年07月17日 |  4.痴呆・介護

今日は、認知症の、妻の実家のおかあさん、大便を失禁して大騒動したようです。

おかあさん、いつもの認知症節・・・。<おらのうんちは汚くねえ!きれいなもんだ!>といって、自分の下着でふきとるだけで、水で洗い落しません。いつもは、お風呂の順番は、筆者⇒おかあさん⇒妻、の順ですが、今日は、筆者⇒妻⇒おかあさんの順・・・。おかあさんが出たあと、湯船にうんちが浮かんでいることもめずらしくありませんから・・・。

妻の実家のおかあさん、なぜか、デイケアの前の日には、かならず大便を失禁します。

そんなおかさんに今日は、珍事が発生・・・。おかあさん、お風呂に入るために、着替え場に行ったのですが、お風呂に入るときの引き戸の音がしません。しばらくすると、新しい下着に着替えたおかあさんが居間に戻ってきました。妻に、<おかあさん、風呂に入らないで、着替えて出てきたみたい。明日は、デイケアなんだから、それに今日、うんち騒動したんだから、お風呂に入らせないと・・・>と話しかけますと、妻は、おかあさんの寝室に行って、<おかあさん、お風呂に入ったの?> と尋ねたところ、おかあさんは、<入った!>という返事・・・。しかし、脱衣場の、おかあさんのタオルとバスタオルは使った形跡なし。妻がそれを指摘しますと、おかあさん、<おらあ、風呂に入らなかったのけ?>といいながら、脱衣場に入って行きました。

筆者、妻の実家のおかあさんとすれ違ったとき、おかあさんがうんちを漏らしたかどうか、においですぐ判断できます。すぐ、妻にそのことを伝えるのですが、筆者の見立てが外れたことはほとんどありません。それほど、においが強烈・・・。暑い夏、介護するひとは大変ですね・・・。

筆者:ばあさんは汚くても、ばあさんのうんちは汚くねえのか?
おかあさん:ウウッ、おらあ、おめえが何を言ってんのか、わかんねえ!

我が家の介護臭の除去は、日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしていたとき、教会員の Tomomori姉から教えてもらった除去法・・・。匂いが強烈なときは、筆者が、介護臭を除去します。乾燥したハーブで燻蒸するだけですが、とても効果的です。 

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認知症&熱中症・・・?

2018年07月16日 |  4.痴呆・介護

今日は、認知症の、妻の実家のおかあさん、大荒れ・・・。

朝起きて、パンツにもらしたうんちを手でつかんで便所に投げ込んでいたおかあさん、居間に戻ると、食前の薬を飲もうとしたので、妻が、<おかあさん、薬、飲む前に、手を洗って!> といいますと、おかあさん、<洗わなくてもええ!おらの手はきれいなもんだ!>といって、薬を手にとって飲んだようです。

今日は、おかあさん、大荒れの日・・・、と思いましたが、案の定・・・。

おかあさん:おめえら、なして草をぼうぼう生やしてんだ?ろくでなしだなあ。ちょっくらおらが取ってくるべえ!
妻:おかあさん、今日も夏日だから熱中症になる可能性があるから、草取りはだめ!
おかあさん:草ぐらい取れるべえ?
妻:夏は、熱中症になる可能性があるから、草取りはだめ!
おかあさん:馬鹿にすんでねえ!おらにだって、草はとれるべえ?おめえ、ろくでなしだなあ!まだ夏は来てねえ!
妻:もう夏に入ってます!
おかあさん:うそつくでねえ!まだ夏は来てねえ!

今日の午前中は、予定を変更して、庭の草取りをしました。庭の草をとってしまえば、妻の実家のおかあさん、炎天下で草取りをするとは言わないでしょうから・・・。午前9:30~12:00までかけてていねいにに庭の草取りと、庭の草木の剪定をしましたが、おかあさんの大荒れは、まだ続いていました。

おかあさん:おめえら、草ひとつとれねえろくでなしだ!おめえらみてえなろくでなし、ここらにはいねえわ!
筆者:庭見てみろ!草生えてねえ!おらが取った!
おかあさん:うそつくでねえ!今朝、おらが草をとったんだ!おらが取った草、山のように積んであったべえ?
筆者:おらが草をかって集めて山のようにしてたんだ!
おかあさん:それはうそだ!ここらのもんでねえ、ろくでなしのおめえに、草なんかとれるわけねえべえ?うそつくんでねえ!このろくでしなしが!

今日、筆者が庭の草をとったときに使用したのは、1.庭の草刈りのために特別な刃を装着した刈り払い機、2.根切り鎌、3.草刈り鎌、4.ステンレスの熊手・・・。

段々畑の野菜の手入れをしてきた妻、草をとった庭を見て、<あなた、ありがとう。さっぱりした庭になったわ。あなた、簡易温室の南側の草は取らなかったでしょう?あそこ、草におおわれているけれど、花を植えてあるの。あとで、わたしが手でとるから・・・>と話していましたが、妻と、妻の実家のおかあさんは、似ても似つかぬ存在・・・。
 

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おめえ、なに盗んでんだ・・・?

2018年07月11日 |  4.痴呆・介護

今日は、妻の実家のおかあさんのデイケアの日・・・。

妻が、おかあさんを早く起こして、食事をさせる前に、医者から処方された薬を服用させたあと、おかあさんの部屋のタンスから、その日に、おかあさんが身に着けていく下着を探していました。すると、おかあんさん、激怒・・・!

おかあさん:おめえ、なに盗んでんだ!
妻:おかあさん、このタンスの中に、なにが入ってるの?覚えてる?
おかあさん:おらの下着だ!
妻:おかあさん、どうして、わたしが、おかあさんの下着を盗む必要があるの?
おかあさん:ここらのもんは盗まねえ!ここらのもんでねえもんが、盗むんだ!
妻:おかあさん、そんなことをいって、ここらのもんから大切なもの盗まれてきたでしょう?おかあさん、さっさと、冬の下着を脱いで。夏の下着をみにつけてないと、デイケアの担当者のかたからまた叱られるから。
おかあさん:まだ冬だべえ?おらあ、この下着でえんだ!
妻:ダメ!さっさと着替えて!時間がないんだから! 

妻:あなた、デイケアの費用、おつりが入っていないわ。あなた、盗った?
筆者:いくら入ってたの?
妻:20円・・・。
筆者:その袋、おかあさんのバッグの中に入れてあるんでしょう?
妻:そうよ。
筆者:おかあさんのバッグの中を見ることはありません。おかあさんの寝室、強烈なにおいが居間にもれてくるでしょう?昨夜は、うんちの匂いが書斎にまで漂ってきて、介護嗅をとるための処置をとった・・・。おかあさんの財布をみてみたら?
妻:おかあさんの財布、小銭ばっかりだから、みてもわからない。
筆者:この前、だいどころにA子さんの財布を置いていたでしょう?おかあさんが中を見てたからとりあげて、2階の寝室にもって行った。 おかあさん、<おらがひろった財布をろくでなしに盗られた>と思ってるのかも・・・。財布とマッチは、どこばり置かないで。 

盗みは、認知症の症状・・・。湖南の赤津村のプロの農家は、みんなみんな認知症・・・。神経毒を含む農薬・除草剤をこれでもか、これでもかといわんばかりに散布しているから、みんなみんな、体内に農薬を集積して、気が付けば、みんなみんな認知症・・・。 

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筆者の英語力も歳と共に低下・・・?

2018年07月04日 |  4.痴呆・介護

筆者、70歳・・・。

鏡で自分の顔を見ていますと、どうみても70歳にはみえません。なにか、80歳になった自分がそこにいるような気がしてきます。

昨夜、住居広土著『見てよくわかるリハビリテーション介護技術 新訂版』のページをめくっていましたら、こんな言葉がありました。

<The aged or the disabled feel particularly anxious about the lack of reliable rehabilitative care in the long-term care.>

それは以下の原文の英訳のようですが、

<介護を必要とされている要介護者等と介護者に求められるのは、リハビリテーションと介護とが一体となって、尊厳のある生活を支援することなのです>。

文章の最初の文ですが、逐語訳ではないことは理解することができますが、それにしても、こんなに大胆に意訳することができるなんて、筆者の英語力をはるかに超えてしまっています。筆者の英語力も歳と共に低下していっているのかもしれません。

70歳の筆者は、 <The aged or the disabled>のひとり・・・。しかも、<The aged and the disabled>・・・。それで、妻の実家のおとうさんが残してくれた田畑4.6反と山林8.0反で、田舎暮らし、山郷暮らし、百姓暮らしをしているのですが、筆者がいつも心がけているのは、<the long-term care>のなかにあって、できるかぎりながく、<reliable rehabilitative self care>能力を維持すること・・・。有機栽培・無農薬栽培での米と野菜つくりは、<金儲け>に終始している湖南の多くの農家と違って、筆者は、その self care 能力の維持が主たる目的・・・。

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