ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

なまいきチョルベンと水夫さん

2014-07-18 22:09:03 | な行

例によって、何にも知らずに観に行くので
30年も前の作品だと、わからなかった!(笑)


「なまいきチョルベンと水夫さん」64点★★★


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スウェーデンのウミガラス島に暮らす
ドジでおてんばな少女チョルベン(マリア・ヨハンソン)は
お利口な犬の“水夫さん”と大の仲良し。

ある日、漁師のおじさんが
網にかかったアザラシの赤ちゃんを連れてきた。

おじさんは「チョルベンにあげるよ」と
言うのだが――?!

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「長靴下のピッピ」の作者
アストリッド・リンドグレーン原作のスウェーデン映画。

セントバーナードと少女が
歌いながらフレームインする冒頭から
昔の人形劇のような児童劇のような、

総天然カラー!っぽい色合いもカメラワークも、
ほんと昔懐かしな感じ。

・・・・・・ってコレ、1964年の作品なんですって。
びっくりだわ。

いま見てもまったく古くなく
「わざと昔っぽくした」のかな、とすら思ったもんね。


自然のなかで伸び伸びと遊び、
カワイイ赤ちゃんアザラシを飼う、など
だいたい子どもの夢を具現化しているのだけど

実は
けっこうビターな感触もあり(苦笑)。

ビターというか教育的要素、というのかな。


途中までニコニコ見ていたけど
やはり予感は当たり、
動物にまつわる悲しい出来事があったり。

まあ、すんでのところで誤解は解け、
悲劇にはならず、救われるんですけどね。


むっくりとした主人公チョルベンさんと、
おませなショートカットの少女スティーナのコンビも

なんだか「おばさんコンビ」のように見えておかしく(笑)
可愛らしい衣装や美術もいい。


水夫さんは
絶対「フランダースの犬」っぽいし、

それに、こうしてみると
海辺の入江の抜け感とか、
「思い出のマーニー」に似てるかもー。

こっちはあっかるいですけどね。


後の様々なものに
影響を与えたのかもなあ、という作品です。


★7/19(土)から新宿武蔵野館ほか全国順次公開。

「なまいきチョルベンさん」公式サイト

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