ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

きっと ここが帰る場所

2012-06-25 13:31:26 | か行

みてくださいよ、
この気持ちよさそうな画!(笑)

映画「きっと ここが帰る場所」73点★★★★


**************************

アイルランド・ダブリンに住む
シャイアン(ショーン・ペン)は
元ロック界のスーパースター。

いまも昔を偲ばせる
白塗りメイクとパンクヘアだが

いまは音楽から離れ、
妻(フランシス・マクドーマンド)と静かに暮らし、
近所のショッピングモールをブラブラする日々。

そんな彼のもとに
アメリカにいる父が危篤だという知らせが届く。

それはシャイアンの
意外な旅路の始まりだった――。

**************************


なんとも風変わりで、
うまい言葉が見つからない映画なんですよ。

でもハマるんですよ。


ファーストシーンからほの可笑しく、ただ者ではない、
一筋縄ではいかない感じで。

そして
オジー・オズボーンか?というスモーキーメイクのショーン・ペンに
椅子からずっこけそうになる(笑)
(実際のモデルはザ・キュアーのロバート・スミスだそうで。
そういわれればそっちだ!笑)


と、まあ
開始1分で魅了されるんですが

そんなショーン・ペンの日常をほほえみながら観ているうちに、
父親の死から
意外なロードムービーになっていくんです。


この展開はおもしろいんですが、
言うと中身のほうは、正直そんなに「お!」ではない。

デイヴィッド・バーンが出てきたのは
「おっ!」でしたけど。

しかし、それなのに
タイトルにもなっている
トーキング・ヘッズの懐かしい曲と映画の風景、
あの不思議な空気感が、どうにも忘れられなくなる。


それに、ワシはこの映画で
ショーン・ペンに
あるメイクのコツを教わったんで(マジす。笑)
毎日、鏡に向かうたびにこの映画を思い出しちゃうんだよなー。


だから見終わった直後より
どんどん好き度が増していくんですハイ。


全体を覆うシニカルさ、
どこを切り取っても絵柄が「異邦人」っぽいなあと思ったら、
イタリア人監督だそうで納得でした。

というわけで
妙にハマる謎な映画なんで、
ちょっと試していただきたいです。

このプレスの表紙もすげー好き。


★6/30(土)からヒューマントラストシネマ有楽町、シネマライズほかで公開。

「きっと ここが帰る場所」公式サイト

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2 コメント

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ランクC (空気人形)
2012-07-20 22:14:37
何か評価しにくい作品です。個々のエピソードは面白いのですが、全体のまとまりはない。

音楽と風景はいいですよね~。

予告編の出来が良すぎて、期待が大き過ぎたようなきもします。

評価 例えば5人の美女の顔のパーツを寄せ集めたら、ブスになったような作品。
ブス(笑) (ぽつお番長)
2012-07-21 23:13:25

うまい表現ですね。

確かに見終わったあとは
評価しにくかったです。
直後の点数は、確か69点くらいだった。

でも、この後
じわわんと
次第に染みてくるものが
あるやもしれませんぞ。

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