ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

翔んで埼玉

2019-02-24 01:43:31 | た行

 

笑った~(笑)

 

「翔んで埼玉」70点★★★★

 

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現代の埼玉県。

農道を走るワンボックスカーに

結納に向かう娘(島崎遥香)と父(ブラザートム)と母(麻生久美子)が乗っている。

 

結婚してダサい埼玉を出て、都内に住むことに浮かれる娘に

埼玉愛を持つ父は複雑な心境だ。

そんななか、カーラジオから、ある都市伝説が流れ始めた――。

 

19XX年。

埼玉県民が東京都民から、それはひどい扱いを受けていた時代。

名門校で学ぶ東京都知事の息子・百美(二階堂ふみ)は

埼玉県人を底辺とするヒエラルキーの頂点にいた。

 

だが、そこにアメリカ帰りの麻実麗(GACKT)がやってくる。

 

ライバル心を燃やす百美だったが

ある出来事から、麗に心を奪われてしまう。

 

そして百美は

東京を巡る、埼玉VS千葉や近隣の抗争に巻き込まれていき――?!

 

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「パタリロ!」の魔夜峰央氏が

1982年に発表した同名漫画が原作。

 

おもしろそう、とは想定してたけど、

意外にそれを上回る連打に、想像以上にウケてしまいました(笑)

 

 

現代を描くパートと、ベルばら時代のような翔んだコミック世界が

絶妙に融合しているのがミソで

 

「埼玉県民が東京に行くには、通行手形がいる」など

極端なディスりのほか

 

「都内各地の“空気”を嗅いで当てる」テイスティングとか

リアルに笑えるネタも満載だった。

 

 

さらに神奈川県が崎陽軒のシュウマイと「ひょうちゃん」で東京都知事を釣るとか

千葉VS埼玉の勢力争いとか

関東近県の争いの描写もおかしくて

 

なにより原作が30年前でも

「地域格差」の意識が変わらないという状況に苦笑。

 

最近では「月曜から夜ふかし」などで

マツコ・デラックス氏がわかりやすく、その意識を明らかにもしてるしねー。

 

誰にでも「故郷」はある。

だからこそ、地域ネタって

誰もが逃れられない宿命を持ち、ゆえに普遍なんですよね。

 

そしてどんなに自虐しても

やっぱり根底には「愛」がある。

それを前提にしているのも、この映画のよさなんだろうなあと。

 

しかし、この映画で改めて

「千葉県民の心境」を知ったというか

マツコ氏の立ち位置にある「ちょっとした余裕」にも、なんか触れた気がしたというか(笑)

とか、神奈川県出身者は思うのでありました(キャー)。

 

★2/22(土)から全国で公開。

「翔んで埼玉」公式サイト


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