英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

Wリーグプレーオフ 2023-2024 ファイナル 第2戦

2024-04-15 11:56:55 | スポーツ
「富士通、勝利」なんて、予想を書くんじゃなかった。
いや、第1Qまでは予想通りだったのだが……

 やはり、デンソーは高田、エブリン、赤穂ひまわりの3人が強力だった。
 特に3番ポジション(スモールフォワード)は、デンソー・赤穂ひ(184cm)、富士通・内尾(177cm)と高さで劣るので、ペイントゾーンでは1組のミスマッチ状態が常時起きてしまう。
 なので、赤穂ひまわりにオフェンスリバウンドで“やられっぱなし”という感触が強い(実際はそれほどではないかもしれないが、11リバウンド(ディフェンスリバウンド6、オフェンスリバウンド5)は痛い(特にオフェンスリバウンド)
 さらに、ペイントで勢力が希薄なので、エブリンへのプレッシャーも弱くなり、痛いところで3Pなどのジャンプシュートを決められてしまった。
 第1戦は、その弱点を全体ディフェンスの厳しさで補っていたが、このゲームでは、ボールへの執着や集中力でもデンソーが上回り、ルーズボールなどの競り合い負けで劣勢となってしまった。
 ディフェンスは両チームとも良かったが、デンソーはエネオス戦で見せたような激しいチェックが復活。手の出し方は“ウザい”ほど。

 富士通としては、第1Qで主導権を握っていたので、勝機も充分にあった。
 2桁リードになり、却って動きが硬くなり(リードを守ろうと守勢になった?)、嵩にかかれなかったのが響いた。
 それと、シュートセレクトが良くないことが多かった。パスを回して、半分フリーになっているのに、わざわざ、ディフェンスがいるリング下にドライブするのは良策とは思えない(ボールをもらった瞬間は、ドライブコースが見えているのだろうけれど)。半分フリー状態なので、ジャンプシュート確率が50%ぐらいがあると考えられるので、打つべきだと思う。外れても、シュートを打ったという事実が、今後、ドライブ時に生きてくる(はず)。

 第3戦は、戦力的に体力的に富士通は苦しい。
 ただし、充分勝機はある。厳しいディフェンスとボールへの集中力が必須。

 具体的な策の1案としては、デンソーガード陣へ、コートの早い段階でプレッシャーを掛ける(時にはダブルチームでターンオーバーを誘う)
 要望としては、3Pやドライブで頑張っている林が、町田のようにペネトレイトしてからのパスアウトするプレーも増やしてほしい。


 疑問の笛(判定)が多いような気がする。
 このゲームでは、第1Q終了間際の町田のシュートは、“タイムアップ”で無効とされたが、終了0.2秒前には手から離れていたように見えた。人間の目では判断が無理だが、ビデオで再チェックしてのタイムアップは不思議。もちろん、オフィシャル映像とテレビ中継映像では違うかもしれないが……
 対照的なのは、第2Q終了間際の赤穂ひのブザービーター。これは、タイムアップ前なのは間違いないが、この2プレイのプラスマイナスが結果的には大きかった。片や、町田の得点が認められれば「第1Qを富士通12点リードで終了」、片や赤穂ひまわりのブザービーターで「デンソーが6点差から4点差に詰めて、前半終了」である。
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Wリーグプレーオフ 2023-2024 ファイナル 第1戦

2024-04-14 09:59:01 | スポーツ
【試合経過】
 ゲーム立ち上がりはデンソーがペースを握ったが、富士通も立て直し、互角の第1Q。
 その後は富士通がリードし、デンソーが追いかけるという得点経過が続いた。第3Qに入るとその傾向が顕著になり、10点差前後での押し引きが続くが、第4Qでデンソーが反撃、クォーター開始3分で、2点差に詰め寄る。
 そこからしばらく白熱の攻防が繰り広げられたが、終盤、激しい攻守のせめぎ合いの中で、富士通がシュートを決めきり、点差を広げ、64-57で押し切った。

富士通
 町田…15得点、7アシスト
 宮澤…14得点(3Pシュート2本)、5リバウンド
 林……14得点(3Pシュート2本)、3アシスト
 ジョシュア…9得点、8リバウンド、1ブロックショット
 中村…8得点、1ブロック
 内尾…2得点、3スティール

デンソー
 エブリン…21得点、7リバウンド、5アシスト、2スティール
 赤穂ひ……12得点、9リバウンド、3アシスト
 高田………9得点、4リバウンド、4アシスト
 木村………8得点、4アシスト
 赤穂さ……4得点、3リバウンド
 渡部………3得点


【感想】
富士通
・3P成功率(3/17)は良くなかったが、それ(失敗)を織り込み済みで、オフェンスを組み立てていた。町田のゲームメイクは秀逸で、2Pのジャンプシュートや林の切り込みを活かした。
・ジョシュアもペイントゾーンでよく頑張った
・宮澤はずいぶんすっきりした体形に戻っていて、動きが良くなった。ジョシュアと共に、よく高田を抑えていた
・控えの中村が、苦しい時間を良く繋いでいた
デンソー
・馬瓜がよく頑張った。彼女がいなかったら、かなり一方的な惨敗になっていたかもしれない
・赤穂(ひ)も悪くはなかったが、いつもよりは良くなかった
・デンソーのオフェンスは機能していなかった
・高田のファールトラブルは痛かった。4ファールでもよく我慢してプレーしたとは思う。高田をはじめ、デンソーには笛が厳しかったように思う
・本川と篠原が共に無得点は誤算だが、プレー時間が少ないのは疑問。体調が万全ではないのか、チームシステムにマッチしないのか?(セミファイナルではそう感じなかった)

 個々の能力、選手層など、チームの地力はデンソーが上のように思うが、第2戦も富士通が勝利すると予想。
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2024 体操日本選手権 女子 雑感

2024-04-14 09:48:56 | スポーツ
女子 決勝 個人総合結果
順位 選手名  跳馬  段違い  平均台 ゆか  決勝合計 予選+決勝合計
1 宮田 笙子 14.333 13.700 13.633 13.166 54.832  109.798
2 岸 里奈  13.866 13.666 13.433 13.266 54.231  107.463
3 中村 遥香 12.933 13.666 14.100 12.466 53.165  107.131
4 岡村 真  13.000 13.200 14.233 12.966 53.399  106.530
5 杉原 愛子 13.866 12.766 13.066 13.366 53.064  106.496
6 畠田 千愛 13.633 13.133 13.400 12.900 53.066  105.265
7 相馬 生  13.200 13.700 13.100 12.166 52.166  104.531
8 山田 千遥 12.933 13.566 12.733 12.400 51.632  104.331
9 芦川 うらら12.733 11.800 14.166 12.766 51.465  102.031
10中濱 汐里  12.866 12.533 13.000 12.666 51.065  101.997


・宮田に一段上の実力を感じた
・2~9位までは誰が代表になってもおかしくない
・第1班(予選1位~6位)全員が落下などの大過失がなかったのは素晴らしかった
・個人的には岡村の演技が好き
・昨年優勝の渡辺葉月、一昨年優勝の笠原有彩が完全に回復せず、それぞれ予選47位、43位で決勝に進めなかったのは残念
・例年と違って5班構成になっていたので、競技の進行具合が一様でなかった(フロアで競技するのが4グループで、1グループは休息)。なので、総合得点を比較しにくくなっていた
・番組冒頭や種目のインターバルに、斎藤希実子アナや塚原直也氏が選考方式や有力選手情報や種目の特性などを紹介していたが、少し頑張り過ぎ。その時間を削って、1班以外の演技も見せて欲しかった。2班の畠田、相馬選手はよく中継(録画振り返り)されていたが、他の選手はほとんど観ることができなかった
     ↑
今回の記事の動機は、ほぼ上記の赤字部分


 五輪代表は今回の得点と、来月のNHK杯体操の得点合計で選出される。ただし、5人目の代表は上位4人と種目得点の組み合わせで選ばれる(上位4人の苦手種目を補える選手)。
 体操競技は、オーバーワーク以外に演技中の落下や着地ミスでケガをする可能性が非常に高い。来月の選考会には、万全の体調で臨まれることを願います。
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獣医師の言葉

2024-04-09 19:15:01 | 日記
まず、状況説明から。
私とSさん(えさやり仲間・ベテラン)が、※黒猫の異常に気がついたのは3日(水)の朝。小さな傷(噛まれたのか、引っ掻かれたのか、突かれたのかは分かりません)が背中にあった。
翌日4日(木)の朝も、傷の状態はあまり変わっていないように思えた。しかし、その日の午後、たまたま市場でその黒猫を見掛け、背中を見ると、膿が流れ出ていた。
捕まえようかと思ったが、キャリーケースもなく、捕まえそこなった場合のリスク(警戒心を高めてしまう)を考えると、翌朝の餌やりの時まで待つことにした。
5日(金)、Sさんと相談し、捕まえて病院で治療してもらうことにし、病院へ。
まとめると、《傷を負ったのが2日・火曜日以前で、4日昼前から急激に悪化、5日に病院へ》
 ※黒猫……市場の敷地付近の“地域猫”。避妊済みで他に2匹、計3匹住みついている。たまに、もう1匹訪れるオス猫がいる。

①傷を認知した3日のうちに病院に連れていくべきだった
②4日に傷が悪化したのを認知したら、すぐに病院に連れていくべきだった

という後悔。ただ、野良猫を捕まえるのはなかなか大変で、下手に捕まえようとして逃げられた場合、捕まえるのは非常に難しくなる

5日(金)に化膿止めの注射(抗生物質?)。
6日(土)は膿も視られず、ほっとしたが、7日(日)は膿が少し出ていた。
8日(月)は更に膿の量が増え、今日9日(火)は、さらに悪化、病院へ。

獣医の先生にしてみれば、
・中途半端にえさを与えずに、しっかり保護しろ
・傷を認知したら、すぐ治療に連れてこい
ということなのだろう。

「2,3日ぐらい経過した傷ではない。もっと前からだ」(前回と今回、併せて3回以上)
「連れてくるのが遅すぎる」(前回と今回、併せて5回以上)
「(遅かったから、傷の部分が)腐っている」

 傷の化膿に対する認識が甘かった(あんなに急激に悪くなるとは思わなかった)。
 先生の言葉は正しい指摘だ。
《早く連れて来れば、こんなに悪くならなかったのに》という怒りに近い感情もあるのだろう。
 しかし、もっと飼い主(私は飼い主ではないが)の気持ちも汲んでほしい。
 化膿で傷口が酷い状態になっていて、心が痛い。非常に心配。

・野良猫を捕まえるのは難しい。
・2回の治療、血液検査や抗生物質注射、傷口縫合、飲み薬などで合わせて33,000円。
・病院に居た時間3時間(仕事は停止)
 ちょっと、いや、かなりモヤモヤしている。
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Wリーグプレーオフ 2023-2024 セミファイナル 【補足あり】

2024-04-08 19:39:04 | スポーツ
どうしてこんなこと(状態)になってしまったんだろう?……
  ………中継を観ながら、ぼんやり思った………いや、中継をぼんやり観ながら、そういう思いがぐるぐる回った………

【第1戦】
 第1Qの半ばからリードを許し、どんどん点差が広がっていく。第2Q途中で、《勝てそうにないなあ》と、そして、上記の思いがぐるぐる巡った。

 もちろん、星や藤本が靭帯断裂で戦線を離脱しなければ、もっと戦えるはずではある。
 そう、昨年12月の皇后杯は、星が健在で何とか決勝まで勝ち上がった。(決勝ではデンソーに惨敗)
 
 星不在の中、クォーターファイナルを勝ち、セミファイナルに勝ち上がっていたので、星がいない分をチーム力の底上げでカバーしてきているのだろうと淡い期待を抱いて中継を観始めた。
 出だしは、新スタメンの三田が2本、岡本が1本3Pシュートを決めて9-7とリード。しかし、その後はデンソーの激しいディフェンスに、オフェンスの形さえ作れない。2-14と一方的にやられ、第1Qはエネオス11-21デンソー。
 第2Qも11-19と流れは変わらず、前半はエネオス22-40デンソーのほぼダブルスコア。
 後半は何とか踏ん張ったが、エネオス58-77デンソーで終了。“一方的”という表現でよい…完敗だった。

【第2戦】
 《岡本がペイントゾーンの渡嘉敷にパスを通す》《ペネトレイトからパスアウト》など、第1戦のマイナス要素を改善した跡が見られ、エネオス8-7デンソー。しかし、そこからシュートミスやターンオーバーを繰り返し、12点連続失点。エネオス8-19デンソーと、第1戦を再現するような展開。そこから、渡嘉敷、宮崎が奮起し踏みとどまり、第1Qはエネオス15-21デンソーと踏みとどまる。
 第2Qもデンソーにゲームを支配されるものの、鈴置、岡本の連続3Pシュートで28-32と4点差まで縮める。
 しかし、やはりデンソーペースは変わらず、エネオス29-42デンソーと13点差に広がる。だが、エネオスもディフェンスで頑張り、デンソーの得点を抑え、最後の中田の奇跡的3Pブザービーターが飛び出し、前半はエネオス38-44デンソーと、望みをつないだ。
 第3Q、デンソー・木村に3Pシュートを決められ、出鼻をくじかれたエネオスに、アクシデントが襲う。長岡とデンソー篠原が全く偶発的に接触。偶発的ゆえ、長岡も虚を突かれ激しく転倒、起き上がれない。側頭部を強打したように見えた。あるいは、足首捻挫、膝を痛めたのかもしれないが、タンカで運ばれ、病院に向かったらしい。大事に至らなければいいが…
 記述はしなかったが、第2Q序盤では彼女が奮闘。ファールを取られても仕方がない闘志あふれるプレーで7点(合計8点)を上げ、劣勢を持ちこたえていた。実は、第1Qの長岡は冴えなかったので、《立っているだけじゃなく、根性出せよ》とか思っていた。………痛い離脱!
 しかし、この長岡離脱に、宮崎が燃え、猛チャージ!
 5本のシュートをほぼ立て続けに決め(5/7)、10点をダッシュ。エネオス51-56デンソー。
 ……ところが、残り1分48秒で4つ目パーソナルファール。さらに、残り39秒で三田も4つ目のファール。ファール5つで退場なので、温存するしかない。
 その上、渡嘉敷もこの試合の前半で、膝かどこかを痛め、時折表情を歪め、膝に手を当てて堪えるシーンも時折。岡本も本調子ではないようだ。

 その後も、エネオスは懸命にプレーをするが、逆転の余地はなかった。
          ……エネオス66-82デンソー
 デンソーがファイナル進出。

 デンソーは、正確なシュート、高さ、ボールへの集中力も素晴らしかったが、一番の勝因は、厳しく激しいディフェンス
 とにかく、エネオスに思うようなプレーを許さなかった。最盛期のエネオスを思い出させる《攻撃するディフェンス》だった。

 個々の選手も素晴らしかった。オールマイティの赤穂ひまわり、シュートタッチがよく冴えわたったエブリン、要所で決める高田、嫌なタイミングで3Pシュートを決める木村、スティールで戦意をくじく篠原、左から回り込むドライブシュートが無敵の本川、着実に点数を積み重ねる赤穂さくら、曲者渡部などなど……。
 よくエネオスは頑張ったと思う。
 

 今のENEOSサンフラワーズ(以下「エネオス」と表記)はWリーグの“並の上”ぐらいのチーム力しかないように思えた。
 高さ・速さ・パワーなどバスケットの基本的能力の総量も少なく、それを補ったり増加させるテクニックや戦術や集中力も物足りない。選手層も薄い………
 かつてのディフェンスの強さもない。

停滞するオフェンスを打開できるポイントガードが必要
 宮崎のスピードとドライブシュートは超一級だが、ドライブが選択肢の最上位なので、他のプレーヤーが宮崎の動きに合わせて動かなければならない。なので、まず、宮崎の動きや意図を測るため止まってしまう。
 よくある悪いパターンが、ドライブを仕掛けるがコースがなくて、パスを繰り出すが、パスミス。昨日のゲームでは、相手のディフェンダーを解説の永田氏が褒めていたが、あのパス軌道の延長線にはエネオスのプレーヤーはいなかった。
 もう一方のセミファイナルでの町田は対照的だった。味方の動きに合わせて、よりよりパスを繰り出す。他のプレーヤーは、シュートチャンスを作るべく動けばいい。
 もちろん、宮崎も自分本位なプレーヤーではない。しかし、町田のパス回しを見ると、うらやましく思ってしまう。

もう一人、高さorパワーのある選手が必要
 かつては、「渡嘉敷、間宮(大崎)、宮澤」の超強力トリオ、或いは「渡嘉敷&梅沢カディシャ」のパワーコンビなどが存在し、エネオスが高さで苦労するなど想像難かった。長岡が加入して頑張ってくれていたが、やはり苦しい。

若手が育ってこない
 星や藤本は伸びてきたが、残念ながら故障で離脱。
 そのせいもあるが、あまりにも選手層が薄い。
 宮澤、林、梅沢などのスタメンは移籍、かつての大沼、石原、木林などのゲームをつないだり流れを変える選手もいない。

オフェンスバリエーションが乏しい
 ピック&ロールやスクリーンプレーが目立たなかったのは、デンソーのディフェンスが厳しすぎて、オフェンスが機能しなかったせいなのだろうか?

ディフェンスが緩くなった
 デンソーの各選手が素晴らしかったせいもあるかも


 まあ、セミファイナル敗退は仕方がないかな……

 セミファイナル・富士通vsシャンソンは面白かった。
 19-0から逆転するとは思わなかった。
 5点差ぐらいから、一進一退の攻防。追いつき逆転、さらに、富士通も追いすがる白熱の終盤だった。
 第3戦は順当にいけば、富士通だと思うが、このプレーオフはシャンソン・ウエーブが起きている。
 それにしても、午前0時15分からの録画放送は勘弁してほしい。せめて、午後11時からにしてくれないかな。


【補足】
 この記事冒頭で「どうしてこんなこと(状態)になってしまったんだろう?」と呟いたのは、試合内容ではなく、チーム力の低下、選手層の薄さについてです。
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自民党議員は《“不記載”という“事務的ミス”をしただけ》だと思っている

2024-04-06 11:49:23 | 時事
 政治資金問題で関与した自民党議員39人の処分が決まった。
 処罰の線引きや、重さについて納得できないモノが多いが、そもそも、政治資金パーティ券問題に関して、自民党議員“不記載”という“事務的ミス”をしただけで、《悪いことをした》《いけないことをした》とは思っていないようだ。(或いは、見解を党全体で統一した)


この政治資金問題に関しては、納得できないことが多い。多いので、この際、思いつくまま書いてみる
①“パーティ”とは名ばかりで、利益率90%の資金集めの“ぼったくり”
 収益率が高かったのは高木議員で90%ぐらいだったと記憶している(新聞記事)。その他の議員も、かなりの収益率があったようだ。
 今回、不記載云々はなかったとして、処分対象にはならなかった岸田総理にしても、2022年には6回パーティを開催して1億4,730万円の資金を集めている(『マネーボイス』
 自民党には“政党助成金”を2022年は159億1,011万円が割り振られているというのに……

②政治資金の使途が不明
 高木議員ばかり例にとって申し訳ないが、キックバックを受けた資金の使途が不明なこと。
 収支報告書にキックバックに関して不記載だったことが、問題視される(処分される)分岐点になったのだが、私としては、政党助成金やパーティ券キックバック資金の使途がほぼ不明(大雑把に、「(勉強会などの)会場費」「交通費」「飲食費」などと説明するだけ)
 ……領収証が要らないらしいのだ!
 今回問題が発覚して、キックバックされた資金を一部、或いは全額、党に返納した議員もいたが、高木議員は使い切ったそうで、使途は曖昧で、領収証はないという。
 そんなんで良いのか?と思うが、良いらしい。
【以下、毎日新聞web記事より】
 自民党の茂木敏充幹事長の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」で2020~22年、使途の詳細が分からない支出が約9400万円あったことが政治資金収支報告書で分かった。
 収支報告書によると、茂木敏充後援会総連合会は、20~22年の総収入が計9656万円。資金管理団体「茂木敏充政策研究会」からの寄付が計9650万円で99・9%を占めた。支出は3年分で計9585万円、一部の会合費や印刷費を除き、98・1%に当たる9406万円の使途明細が明らかになっていない。

 政治資金規正法は「国会議員関係政治団体」について、人件費を除く1万円超の支出全てで使途を報告書に記載するよう義務付けている。資金の移転元となった茂木氏の資金管理団体は、この関係団体に該当。しかし、移転先の後援会は関係団体ではなく「その他の政治団体」になるため、支出の公開基準が緩く、政治資金の流れが事実上チェックできない状態になっている。規正法の「抜け穴」が改めて露呈した形だ。【引用 終】


 茂木幹事長を例にとったが、ほとんどの議員がこういう方式を採っているのだろう(確認していません)
 “政党助成金”や”パーティ券キックバック”などによる膨大な資金が、政治活動として使われている。
 総理を始め議員たちは「政治活動として使用している(問題はない)」と説明しているが、だったら、領収書の必要がない“後援会”に資金を移すのだろうか? 公表できないような使途なのではないだろうか?
 そもそも、後援会など“その他の政治団体”が、支出の公開基準が緩いことが大問題なのである。
 
③一度決めた現金キックバックやめる方針を、誰が翻したのか(複数人の可能性あり)
 結局、自民党は有耶無耶にしてやり過ごすようだ。
 昭和の青春ドラマだったら、「誰も、本当のことを話さないのだな。よ~し、連帯責任だ!」と熱血教師が叫んで、クラス全員に罰を課す(難題を課す)のだが。
 これに倣って、自民党も「よ~し、連帯責任だ!」と言って、キックバックについて協議したであろう4人の幹部全員に“議員辞職勧告”を下す(党員離党勧告ではない)。
 これなら、S氏が首謀者でなかった場合は、洗いざらい吐露しそうだが……


 巨額のキックバック資金、そのパーティ券ノルマ表まで作成したのだから、それを指示した幹部がいるはず。
 なかなか口を割らないとは思うが、ノルマ表を作成したのは誰(秘書?)なのか?誰の指示を受けて作成したのか?追及していただきたい!

【関連記事】
「 岸田総理の答弁・施策は政治改革ではなく《自分が如何に窮地を切り抜けるか》だけ…その1」
「到底、納得できない……高木毅議員(安倍派事務総長)の説明……」
「岸田総理の答弁・施策は政治改革ではなく《自分が如何に窮地を切り抜けるか》だけ…その2」
「“説明責任を果たす”という言い方」
「まったく信憑性がない“自民党の聴き取り結果”公表」
「岸田総理の答弁は、夏休みの宿題について注意された時の小学生の言い訳を思い出させる」
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情報は早い方がいいの?

2024-04-04 20:12:13 | 時事
夕方の地元NHKの報道番組で、今週は県内の桜紹介(生中継)があった(明日もあります)。
初日(4月1日)の中継は、現地の桜がまだ開花前という残念なモノとなってしまった。(福井の今年の開花は、この4月1日だったが)

 それはともかく、今日の中継は小浜市の妙祐寺枝垂れ桜
 見事な枝垂れ桜だが、中継開始と同時に、ご覧の画像。

 ………確かに、《国政に係る自民党議員の処分》と《妙祐寺の枝垂れ桜》では、前者の方が情報としては重要であろう。
 でも、これって一刻を争う情報なの?
 30秒ぐらいでこのテロップは消えたが、中継が終わってから、キャスターが報じればいいことなのでは?

 ドラマの感動シーンでも、こういう情報テロップが示されることがよくある。フィクションの世界に浸っている時に、現実が割り込んでくる。
 地震速報など、生命に関わることなら仕方がないというか、当然ことなのだが……

 若干、状況は異なるが、五輪中継でも《何だかなあ!》と感じることがある。
 五輪は同時刻にいろいろな競技が並行して行われている。
 競泳を観ていて、その画面の中に「体操の個人総合で橋本選手が金メダル獲得」というようなテロップが飛び込んでくる。
 《競泳を見た後に録画しておいた体操をゆっくり見ようとしていたのに……★※▽✕怒!》


 わざわざ、テロップを流す必要あるのかな?
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川勝静岡県知事……学力・学歴があっても頭が良いとは限らない例

2024-04-03 18:20:33 | 時事
 以前(2013年9月)、「静岡県知事の馬鹿な発言」という記事を書いた。
 その時、Unknownさんから―――
公教育は生まれによらず全て子供に一定の学力を保証する仕組みなのだから「一般に、家庭の所得と学力は相関関係(所得が高ければ、学力も高い)があるというデータが出ている。上記で述べた教育環境や県民所得を担う総責任者は知事である。」
なんてのは全く話にならない。教員は「子供の学力は家庭の経済力に比例します。我々がそれを変える事はできません」とでも言うのか?じゃあ何で莫大な税金盗んでるんだ?となる。
「学校に求められるのは学力だけなのか?」とあるがそんなものまずは学力が確保されてからだろ。
「静岡県民の皆さん、さっさとリコールしてはいかがでしょうか?」バカが口出すな

―――というコメントをいただきました。
 昨日、川勝知事が職業差別該当の新規職員への訓示?で、とうとう辞意を表明したので、上記の記事の閲覧が増え、私ももう一度読んだ。
 で、このコメントも読むことになったのである。

 昨日の報道時点では、《学力・学歴があっても頭が良いとは限らない例》だなあと呟く記事程度で済まそうと思ったが、このコメントを見てしまったので、長くなりそうだ(笑)
 まあ、私自身も人を批判するだけの見識等を持ち合わせていないので、書いた記事が的外れの事も多いと思う。なので、批判等のコメントには、自身の情報や考慮不足の可能性を考慮して読むことにしている。
 それでも、ムカッとすることは多いが、泥仕合になってもいいことがないので、《拝読しました。そういう考えもあるかもしれません》という姿勢でレスをすることが多い。
 
 それはそうとして、このUnknown氏のコメントに対してのムッとした感情は、これまでの中ではかなり上位にランクされるような気がする。今読んでも、ムッとした。
 まず、「Unknown」というのは、発言に責任を持たないという態度だ。だから、スルーしてもいいとは思うが、言われっぱなしで何も言わないと、《何だ言い返せないのか》と思われる気がするので、ほとんどの場合、レスはしている。
 Unknown氏のコメントにも、一理あるとは思う。ただ、コメントに論理の省略があるので、私には理解できない部分が多い。
 ただし、私の言葉の「静岡県民の皆さん、さっさとリコールしてはいかがでしょうか?」に対して、バカが口出すなは、現在の状況を見ると、笑えるコメントだ。
 記事から10年以上も経って、ようやく辞任。やはり、さっさとリコールした方が良かったのでは?


 ついでに、川勝知事の略歴?
・全国学力テストで成績が悪かった順に100の小学校の校長名を公表意向問題
・「コシヒカリ発言」
(ウィキペディアより抜粋)
 参議院静岡県選挙区補欠選挙に出馬した山﨑真之輔(浜松市中区出身)への応援演説を浜松市で行った際、対抗候補の若林洋平が前御殿場市長であることから、御殿場市と浜松市とを比較して下記の発言をした
「こちら、食材の数でも439ある静岡県の食材のうち3分の2以上がここにある。あちら(御殿場市)はコシヒカリしかない。だから飯だけ食って、それで農業だと思っている。
(中略)
 浜松、遠州、その中心、ここ、経済はここが引っ張ってきた。あちら(御殿場市)は観光しかありません。それしか知らない人間、そんな人間がですね、静岡県全体の参議院議員になってどうするんですか。ダメです」
・嘘……「コシヒカリ」発言で、給与(約440万円)を返上すると表明していたが、返上せず
・リニア中央新幹線開業延期問題
 自然への影響(川勝氏は水への影響を心配)はどうなのか?については、私は分からない。
 全くの素人考えで科学的根拠は全くないが、個人的には、ものすごく大きな磁場(磁力線)が発生しそうで心配
 リニアが開通したら、東海道新幹線はどうなる?
・辞意表明の場で、「6月の議会をもって、この職を辞そうと思っております…………以上です」
 理由を一切説明しない。
 6月で辞職するのは、ボーナスをもらうためか?
 
………………………………他にも、色々ありそうだ。
 氏の場合、頭が良いかどうか以前の問題か……

 色々暴論、暴言が多いので、コメントしてくれたUnknown氏、実は川勝氏じゃないのか?と思えてくる。
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2024年4月1日、武生桜状況 他

2024-04-01 16:32:25 | 歳時メモ
桜(ソメイヨシノ)
 日野川堤防(帆山橋より南)は昨日(3月31日)朝には開花し始めていた。
 昨日、今日で開花が進み、今日の昼前には5分咲き手前。↓

(ありゃ、一番手前の樹は、あまり咲いていませんね)

 日野川堤防(帆山橋より北)は、今日(4月1日)の午前11時時点でチラホラ開花。(樹によっては1分咲き近く)

白木蓮・紫木蓮
 ご近所の白木蓮は3月29日に開花。こちらも昨日今日で一気に開花が進む。
 例年、白木蓮より5日ほど遅れて開花する紫木蓮も、今日開花始めました。
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