英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

不合理なプラごみ問題 その2

2020-02-01 15:50:06 | 時事
 レジ袋有料化より先に動きがあったのは、ストローの廃止。

 数多いプラスチック製品の中で、ストローが先駆けとなったのは、小さいが故にリサイクルしにくいゴミとなり、海に流出するというのが理由らしい(海洋生物に突き刺さっているストローの映像はインパクトがあった)。
 海に流出したプラスチックは塩分や紫外線などで細かく分解される。最終的に0.5ミリ以下、重さ0.1ミリグラム以下の小さな欠片(マイクロプラスチック)となり、海に残り続けてしまう。あまりに小さいので回収するのが難しい上に、魚たちがエサと間違えて食べてしまうことも多い。海を汚してしまうだけでなく、魚にも悪影響を及ぼしているという。
(記事元:『Foodist Media』の記事「飲食店でプラスチックストロー廃止の動き広がる。なぜストローはダメ? その理由」

 ごみ削減という観点から、当然、賛成すべき動きだが、私が気になったのは、ファストフード店だけでなく、ファミリーレストランでもストロー廃止に動き出したこと。
 ファストフード店では、店内飲食もあるが、テイクアウトも多く、それらが不法に廃棄されることが多いということは考えられる。しかし、ファミレスでは、店内飲食が主である。店内で飲食した場合、それを持ち帰る客は稀であり、多くは店内で回収されるはず。その後、正しく処分されれば、海洋ゴミとなることはないはず。なので、ファミレスのストロー廃止の動きには釈然としない。
 ファミレスの場合、ストローを使用する場合、その多くがグラスで、女性がストローなしで飲んだ場合、口紅が付着する。それを洗い落すのはなかなか大変で、労力と水道代(下水道代)もバカにならないと思うが、どうなのだろう?

 ちなみに、ストローもレジ袋同様、プラスチック製でなく、紙や竹・藁製に移行する動きも見られる。

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