英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

監察医 朝顔  特別編 〜夏の終わり、そして〜

2019-10-09 12:32:33 | ドラマ・映画
 原作がそうなのか、脚本家などの制作サイドがそうなのかは分からないが……
≪朝顔周辺の人間ドラマを描きたかったんだろうなあ≫という印象が強く残った

 それがテーマであることは否定はしないというより、評価できる内容だった。
 しかし、“特別編”と銘打つなら、それに値するだけの“掘り下げ”が欲しかった。“総集編”の域を全く出ていない内容だった。

 新たなシーンは少なかった。その新たなシーンも本編収録したが、収めきれなかったシーンと思われるものが多かった。
 丸屋(杉本哲太)と伊東(三宅弘城)のコントもハチャメチャで、ふたりは過去のエピソードを挿入するための小道具と化していた。

 今回の高齢者の遺体の死因解明も、過去のエピソードの導入でしかなかったように感じた。

 『科捜研の女』的に突っ込めば衣服、靴底の土などの遺留物、胃の内容物(たぶん残っていなかったと思われるが)、遺体付近の防犯カメラや聞き込みなどの検証シーンは皆無で、監察医に頼り過ぎ!
 解剖にしても、再解剖で骨髄の造血機能の不全が発見され、ネグレクトに遭っていた可能性を指摘したが、遺体の様子から栄養失調の所見はできたはず。栄養失調、造血不全なのに、血液検査で異常はなかったのだろうか?

 結局、いつもの如く、ネグレクトを指摘した後は、置き去りにされてしまった………


 朝顔と桑原(風間俊介)の初対面シーンも、ただ同情して涙を流すのではなく、ネグレクトに遭っていた兄妹のその後のケアをしていたなどの桑原の良いところも見せないと駄目なのでは?

第1話第2話第6話第7話第8話第10話最終話


【ストーリー】番組サイトより
 朝顔(上野樹里)は平(時任三郎)、桑原(風間俊介)、娘のつぐみ(加藤柚凪)とともに、震災以来、行くことができなくなっていた母・里子(石田ひかり)の生まれ故郷を訪れて祖父の嶋田浩之(柄本明)とも再会し、新たな1歩を踏み出す。

 そんな朝顔が、ある日、興雲大学法医学教室に出勤すると光子(志田未来)、高橋(中尾明慶)、熊田(田川隼嗣)、丸屋(杉本哲太)、絵美(平岩紙)、藤堂(板尾創路)らがミーティングの準備をしていた。
 この日、運ばれてきたのは推定70歳から80歳の高齢者の遺体で、外傷もなく、身元につながる物は一切身につけていなかった。また、指紋を調べても何も出ず、歯も1本もない状態だった。山倉(戸次重幸)、森本(森本慎太郎)、江梨花(坂ノ上茜)ら野毛山署強行犯係は、少しでも遺体について何か分かるよう、解剖に一縷の望みをかけていた。
 主任教授の茶子(山口智子)が不在のため、朝顔と藤堂が解剖にあたった。あまりにも手がかりの無い遺体を前に、朝顔が思い出したのはあの事件だった……。

 果たして、朝顔たちは遺体の身元を究明できるのか?そして、遺体に秘められた悲しすぎる真実とは?さらに、朝顔と桑原が出会うこととなった、事件とは?

原作:(作)香川まさひと (画)木村直巳 (監修)佐藤喜宣
脚本: 根本ノンジ 

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