英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『特捜9』 第6話「赤い花の殺意」

2018-05-18 17:26:49 | ドラマ・映画
理解困難な登場人物たち
宇田川徹(三浦孝太)……撮影中に大怪我をした兄の代役を務め、一躍人気俳優となっていた
 前作の撮影中に、兄の口利きで役を得ようとしたが、「自分の力で獲得すべきだ」と諭され、カッとなり兄に掴み掛り、兄に重傷を負わしてしまう。
 兄は車いす生活となったが、今回、プロデューサーの近藤が続編で兄を主役に起用することを知り、更に、兄が実は歩けることも知り、激高する。
 兄に重傷を負わせ、俳優を断念させていたというのに、兄の足が治っていたことを喜ぶどころか、激高するとは、なんて自分本位の奴なのだろう。

近藤瑠未(遊井亮子)……敏腕映画プロデューサー
 仕事に対して厳しいというより、エゴが強いだけ。気に入らない奴はどんどんクビにするが、納得させる説明もしない(もともとその理由がない)
 人を動かす立場のプロデューサーとしては不適格と思うが、何故か“敏腕プロデューサー”らしい。
 「順一を復帰させ主役に起用すれば、話題性があり映画がヒットする」と説得しようとするが、本音は順一と仕事がしたかっただけ。それなら、正直に言ったほうが説得できると思うが……。こんな人が良い脚本が書けるとは思えない。

佐竹恭子(李千鶴)……靴職人(縫製担当)。順一の生涯のパートナーと思えたが
 順一が俳優に復帰し、自分の許(もと)を離れてしまうことを怖れ、瑠未を殺害。順一は俳優に復帰するつもりも、恭子の許(もと)を離れるつもりもなかったようだが……
 順一の気持ちを尊重すべきだが、その気持ちを確かめようとも信じようともしなかったようだ。
 殺害時も、瑠未に順一をあきらめるよう懇願せず(一言つぶやくように言っただけ)、いきなり刺す!(躊躇しないのね)

 凶器を見せて脅せば、瑠未もあきらめたかもしれないし……

宇田川順一(瀬川亮)……撮影中に大怪我をした俳優を断念し、靴のデザイナーに転身
 弟が原因で重傷を負い、俳優も断念したが、弟をを責めず、代役に推薦する良い人。
 仕事のパートナーで佐竹恭子が自分に尽くすことを心の拠り所にしているのを慮り、歩けることを隠していたが、靴職人としてふたりのコンビは充実していたし、私生活でも普通に生活した方が楽しいと思うのだが……
 それに、車いす生活に追い込んだという罪の意識から弟を解放する意味からも、明らかにすべきであろう
(もっとも、この弟、あまり苦しんでいない様子)
 自分の気持ちを恭子にしっかり伝えておけば、恭子も殺人の罪を犯すことはなかったのに。

国井康夫(バッファロー吾郎A)……映画監督。前作の途中でクビ
 ギャグ担当だろうが、悪いことをしていないのに、事情聴取を拒み、抵抗・逃走しようとする(2度も)。
 「新藤刑事(山田裕貴)の目つきが怖かったから」らしいが…


班長・宗方(寺尾聰)のヒントの謎
 今回は“順一の歩く姿”を鶴の恩返しの「“覗かないで”とお願いしたのに、見てしまったのね」に該当するのだが、関連が弱すぎてヒントになるとは思えない。
 そもそも、班長はどうして順一が歩けることに気づいたのだろうか?


 今回は残念な出来だった……


第1話「一万年の殺人」(初回拡大SP)
第2話「花嫁消失」
第3話「殺人都市計画」
第4話「床下の白骨死体」
第5話「殺人ハーモニカ」

【ストーリー】番組サイトより
 敏腕映画プロデューサー・近藤瑠未(遊井亮子)の刺殺体が発見された。右頬には殴られた痕があり、見慣れない一輪の赤い花をくわえていた。臨場した直樹(井ノ原快彦)ら特捜班の面々は、猟奇的にも思える遺体の様子に驚く…。
 瑠未はやり手として知られており、3年前に手掛けた作品『南太平洋の誓い』が大ヒット。最近では、その続編の制作を進めていたという。瑠未の周辺で何かトラブルはなかったかを調べる特捜班だったが、前作の撮影中、監督・国井康夫(バッファロー吾郎A)をクビにしていた事が判明。直樹と新藤(山田裕貴)が国井を聴取するが、国井はアリバイを主張する。
 まもなく鑑識・佐久間(宮近海斗)の調べで、赤い花は“グズマニア”という中南米産の観葉植物と判明。瑠未から続編で降板させられた女優・金子あゆみ(里久鳴祐果)を訪ねた青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は、あゆみのタブレットの待受画像がグズマニアであることに気づき、彼女の周辺を洗いはじめる。
 そんな中、実は3年前、『南太平洋の誓い』の主演俳優が交代していた事実が浮上。当初は宇田川順一(瀬川亮)の予定だったが、撮影中の事故で両足が不自由になったため、弟の宇田川徹(三浦孝太)に代わったのだ。
 兄の順一は俳優業を引退して靴デザイナーに転身、現在は靴職人の佐竹恭子(李千鶴)と組んで小さな靴店を営んでいた。引退してから瑠未とは会っていないと話すが、店の前の防犯カメラを調べると瑠未の姿が映っており、順一の嘘が明らかに…。その映像を見た宗方(寺尾聰)は、順一の行動に不審な点があると指摘するが…!?
 さらに監察医・真澄(原沙知絵)の鑑定の結果、瑠未の頬を殴った人物の手に指輪があったことがわかった。瑠未の周囲で指輪をつけていた人物とは…!?

ゲスト:近藤瑠未………遊井亮子
    宇田川順一………瀬川 亮
    宇田川徹………三浦孝太

脚本:吉原れい
監督:新村良二
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2 コメント

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登場人物たちに共感できませんでした (marumori)
2018-05-18 22:03:15
英さん、こんばんは。

 私も今回は残念な出来だと思いました。ストーリーも今ひとつだったし、登場人物たちに共感できませんでした。私も感じていたことを適切に表現していただき、感謝申し上げます。

 被害者の瑠未が実に嫌な女でした。とにかく人間性を疑うような言動ばかり。死ぬ間際の涙と、直樹の順一に対する「あなたは瑠未さんにとって理想の人としても仕事仲間としても理想の相手だった」という台詞でいい話風にまとめられていましたが、それまでの印象が悪すぎて、少しも同情できませんでした。

 順一は唯一まともな人間に思えましたが、どうしてケガが治っていないふりをし続けていたのか理解できませんでした。どう考えても、ケガが治ったことを打ち明けて、恭子の思いを受け入れた方がよいと思うのですが(順一もそのことは悔いていた様子)。

 最後に素朴な疑問。順一と徹が瑠未のもとを去ったあと、すぐに恭子が真横から現れていましたが、一体どこに隠れていたのでしょうか?
同感です ()
2018-05-19 11:54:03
marumoriさん、こんにちは。

>それまでの印象が悪すぎて、少しも同情できませんでした。

 ええ、殺害される直前も、弟に対して「仕方なく主演をやってもらった」とか、恭子に対しても「あなたには関係ない」とか、自分勝手な言葉を放っていました。

>いい話風にまとめられていましたが

 連ドラサスペンスでよくあるパターンですが、『7係』(『特捜9』の前身)でも多かったです。

>順一と徹が瑠未のもとを去ったあと、すぐに恭子が真横から現れていましたが、一体どこに隠れていたのでしょうか?

 改めて確認しましたが、確かに不思議な出現の仕方です。
 それに、あのタイミングならそれまでの会話も利いていたはずですから、早まらなくても(殺害しなくても)良かったように思います。

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