英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season18 第16話「けむり~陣川警部補の有給休暇」

2020-02-20 16:42:40 | ドラマ・映画
陣川君は相変わらずのキャラで楽しめたが、いろいろ気になる点や疑問に感じる点が多い話だった。(ドラマなので不自然な点が生じてしまうのは仕方がないとは思うが、あまりに疑問点が多いと、不満を生じてしまう)

1.不自然な伝説的窃盗犯“けむり”の設定
・20年逮捕できずにいる連続窃盗犯……右京が放置するとは思えない(これを突っ込むと、ドラマは創れなくなるので、スルーすべきだろう)
・たばこの吸殻を残す……自己主張や自分の犯行の明確化という理由が考えられるが、模倣されて自分の犯していない罪も背負わされてしまう危険性がある(これも突っ込むと、ドラマは創れなくなるので、スルーすべきかもしれない)
・理沙(飛鳥凛)を窃盗の道に引きずり込むのはどうか?……普通は真っ当な道を歩ませようとすると思う。
 二転三転するストーリーを構築するための“けむり”の設定だったのだろう。

2.相変わらずの陣川君
 惚れっぽくて、過程を素っ飛ばしてプロポーズ(笑)
 “プロポーズの予告”って、ほぼプロポーズだよねぇ(笑)
 またもや惚れた女性が“いわくあり”。もはや超能力である。
 「うれしかったけどタイプじゃない」という理沙の嘘を言葉通りに受け取り落ち込む陣川君は一生結婚できそうにない。

3.誠也は、なぜ一人でケアハウスの理事長を問い詰めに行ったのか?
 過去のケアハウスでの事故死と理沙の父の殺害犯の真相を理沙から知らされた誠也だが、なぜ、先走ったのだろうか?
 《理事長の山倉に父を殺害された理沙》《山倉に殺害の罪を父に着せられた誠也》……共通する思いは多いはずで、一緒に問い詰めるのが自然。まだしも、誠也が真相を知って、先走ったのなら分かるが…

【その他の気になる点、疑問点など】
・15年間不明だった理沙の父の携帯電話の見つかり方が強引
・15年間もバッテリーなどが機能するものなのか?(ちゃんと保管されてもなさそうだった)
・引き出しの中に仕舞われている他人の持ち物と思われる物品の中に携帯電話があったら、職員は不思議に思うのでは?
・「観葉植物のレンタル会社では本名だったのに居酒屋では偽名だったのはなぜか?」という着眼点はなるほどと思った
・冤罪だった遠藤が勾留中に心筋梗塞で死んだため被疑者死亡で書類送検で終わったのも都合がよすぎ
・近くに座っていただけの右京たちが、ものすごく出来る刑事だと見抜いて、居酒屋「あおびょうたん」と窃盗の現場に残した“けむり”(佐田・演:小倉一郎)は凄すぎ。
 ちなみに小倉一郎さんはseason8 第17話「怪しい隣人」で出演している。
・山倉が極悪過ぎ
・看板娘の女性店員と板前が同時に居なくなった「あおびょうたん」は大丈夫だろうか?

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【ストーリー】番組サイトより
“第三の男”陣川公平が2年ぶりに登場!
強盗殺人の捜査で特命係と再びタッグ!?


 ケアハウスの理事長が殺害され、現場の痕跡から“けむり”と呼ばれる連続窃盗犯の関与が浮上。けむりは、たばこの吸い殻以外、現場に何の痕跡も残さず、煙のごとく姿を消す窃盗犯。警察が20年以上追っても、いまだ捕まえることができない伝説的な存在として知られている。
 経済事件を担当する捜査二課の刑事になった陣川(原田龍二)も、以前からけむりを調べていた。ただ、今回の“強盗殺人”には違和感を覚えているらしく、右京(水谷豊)や亘(反町隆史)と一緒に捜査がしたいと、特命係に押し掛けてくる。陣川いわく、けむりが狙うのは、あくどい稼ぎをしている闇金や反社の事務所だけで、殺人を犯したのには何か深い理由があるはずだという。
 その夜、右京と亘は、決起集会という名目で陣川行きつけの“あおびょうたん”という居酒屋に連れて行かれる。陣川の惚れっぽさは相変わらずなようで、理沙(飛鳥凛)という店の従業員を、運命の人と信じ込んでいるらしい。そのはしゃぎぶりは、重蔵(小倉一郎)という店の常連客を、そそくさと引き揚げさせるほど。そんな中、けむりの犯行と思われる、新たな窃盗事件が発生し…!?

伝説の窃盗犯をめぐる事件は二転三転!
そんな中、陣川は“運命の人”を守るため、特命係と対立!?
殺人事件の背景に隠された驚きの真実とは…?


ゲスト:原田龍二 飛鳥凛 小倉一郎

脚本:根本ノンジ
監督:権野元

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2 コメント

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お気楽に見られる回でした (marumori)
2020-02-23 21:02:57
 英さん、こんばんは。

 今回のストーリーについて、単純な好き嫌いで言えば、けっこう好きな話でした。クオリティには目をつぶる、という条件付きではありますが。

 陣川はかつての姿に戻ったようで、なんだか安心しました。

 酒癖の悪い陣川が酔いつぶれるシーンはお約束ですから、居酒屋を登場させる必要があったということでいいのでしょうかね?(公式サイトに居酒屋とあったのでそのように表現しましたが、「花の里」にしろ「あおびょうたん」にしろ小料理屋といったほうが正確なように思います。)

 「あおびょうたん」が準レギュラー化するのか、陣川回だけ登場するのか、今回限りなのかはまだ何とも言えませんが。

 このところ業務多忙でメンタルが疲弊していましたので、お気楽に見られる回でよかったです。

 ちなみに、理沙役の飛鳥凛さん、ストライクゾーンど真ん中でした(笑)
陣川劇場 ()
2020-02-25 09:15:43
marumoriさん、こんにちは。

>陣川はかつての姿に戻ったようで、なんだか安心しました。

 “陣川劇場”は健在でしたね。「相手の気持ちは無考慮で自分の思いに任せて突っ走ってのプロポーズ」「惚れた相手がいわくあり」「信じる」「鈍い」「恋は成就しない」「酔いつぶれる」

 確かに“居酒屋”の表現については疑問が残りますね。「あおびょうたん」はともかく、「花の里」は小料理屋と言う方が妥当でしょう。
 話がそれますが、五木ひろし&木の実ナナのデュエット曲の『居酒屋』がありますが、「そうね ダブルのバーボンを 遠慮しないで いただくわ」という歌詞があります。これだと一般的に連想する“居酒屋”とはずいぶん違う気がします。
 ただ、五木&木の実だの雰囲気だと、和風のイメージがあります。
 またサビの部分では「絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も 洒落もない」とあり、“うらぶれ感”が強いですね。

>理沙役の飛鳥凛さん、ストライクゾーンど真ん中でした

 「そうですか」(←右京風に)

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