英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

清水女流王将×あから2010戦に思う その3

2010-10-26 00:19:55 | 将棋
10月12日の清水女流王将×あから2010戦に思う』
10月21日の『清水女流王将×あから2010戦に思う その2』の続きです。
ここまで、
①清水女流王将の地位と棋力
②「完敗」ではない

③今回の対局の横に見えるもの
 について述べました。

 今回は
④対局の公平性とソフトの妥当性を考えます。
この対局の棋譜が女流棋士ファンクラブ 駒桜で一般公開されたようです。
 (直接、そのページにリンクを張るのはどうかと思ったので、『駒桜』のトップページの『あから2010 VS 清水市代女流王将』をクリックし、さらに『棋譜中継』をクリックすると棋譜(解説)が見られます)

 このトップページのバナーですが、『あから2010 VS 清水市代女流王将』の「あから2010」の横に「コンピュータ側代表」、清水市代女流王将の横に「人間側代表」とあります。
 この表現が不適当と感じました。まず「コンピュータ側」「人間側」の「側」と言う表現に俗っぽいイメージがあります。なにか少年が使う「良いもん(正義)」「悪いもん(悪者)」を連想しました。
 それに、「コンピュータ代表」「人間代表」ではいけないのか?人間とコンピュータの中間的存在があるのなら「側」をつける意味もあるのですが、そんな中間存在、ないですよね。
 さらに「コンピュータ(側)代表」と言うと、「ハード」の代表、つまり、NASAのコンピュータ、東京大学のコンピュータとか、○○社製のコンピュータというような捉え方になるような気がします。
 「人間(側)代表」というのも、「全人類の代表を勝手に選ぶなよ」と思いました。「人間(側)代表対コンピュータ(側)代表」と言った方が衆目を集められると言う意図はわかりますが、それなら「人間対コンピュータ」でいいでしょう。「代表」という言葉を使うのなら「将棋連盟代表」で良いです。しかし、それだと①で述べた誤認を生むので、「女流棋士代表」とすべきですね。
 と、本題に入る前に、思わぬところで長くなってしまいました。いつもの「揚げ足取り」です。では本題に入ります。

Ⅰ SPEC面での公平性 
 コンピュータではなく、機械と人間を考えた場合、かなり昔から人間を超える機械は存在しています。自動車はもちろん飛行機に至っては空を飛びますし、重機類は人間の何人分に相当するのか想像もつきません。
 馬力だけでなく、精密さにおいても人間を凌駕するものはたくさん存在します。もちろん、機械を寄せ付けない名人芸、職人芸もありますが。
 飛行物体の軌道計算など人間は遠く及びません。(フラッシュ暗算という暗算の達人は、ものすごいもと思います)

 あとは、人間の滑らかな動きや臨機応変な動きをロボットが越えられるかです。すでに走ったり簡単なダンスを踊るという動きはできるようです(人類より速く走るようになる火は近いかもしれません。人間対ロボットの100m競走のイベントもなされるかもしれませんね)。しかし、人間的な動きで坂道や階段や崖を上ったりはまだ難しいようです。

 さて、今回の対局相手のコンピュータは、
-東京大学クラスターマシン:
 Intel Xeon 2.80GHz, 4 cores 109台
 Intel Xeon 2.40GHz, 4 cores 60台
   合計 169台 676 cores
 -バックアップマシン:4プログラムそれぞれについて1台ずつ
-CPU: Xeon W3680 3.33GHz 6cores
-Memory: 24GB (DDR3 UMB ECC 4GBx6)
だそうです。
 詳しいことはわかりませんが、計算力は1台のノートパソコンでも遠く及ばないのに、これだけのマシンを総動員するのはフェアじゃないです。自転車対ロケット以上の差があるような気がします。
 「コンピュータは回路が集積したもの」と定義すれば、何台繋げても1つの集合体としてのコンピュータと考えられますが、やはりフェアじゃないです。
 『人間対ロボット』と考え、使用するマシンはノートパソコン、あるいは清水女流王将の体重以下の重量マシンと限定すべきでしょう。

Ⅱ 合議アルゴリズム(多数決合議法)はフェアか(妥当か)?
 「あから2010」の合議アルゴリズム(以下合議法)は、「激指」「GPS将棋」「Bonanza」「YSS」の4ソフトの多数決で指し手が決定され、票が同数の場合はリーダーの「檄指」の候補手が優先されるというシステム。実際は、票が割れた場合や相手の指し手が予測と違う場合は慎重に再検討するそうで、多数決と言うとおおざっぱにおもえますが、かなり慎重派です。票の割り振りも「檄指」29票「檄指しクラスタ」1票」「GPS将棋」10票」「GPS将棋クラスタ」10票」「Bonanza」19票」「Bonanzaクラスタ」1票「YSS」19票「YSSクラスタ」1票というものらしいです。
 それはともかく、これでは4つのソフトの合議ですから、連合軍と言って良いでしょう。もちろん、1×4=4というような単純なものではないでしょう。人数が多いほど有利な陸上競技のリレーにしろ綱引きにしろ息が合わないと、その利点が充分に発揮されません。
 その意味で、4つのプログラムを統括することは非常に難しいと考えられますが、それは、将棋のプログラムと言うよりは


 文章を訂正する際、文章の後半部分が消えてしまったようです。おそらく、携帯電話から修正する際、字数許容量を越えてしまったせいだと思います。近々、完全版をアップしますので、見捨てないでください。

コメント   この記事についてブログを書く
« 11手詰・摩訶不思議、打ち... | トップ | 『SPEC』第3話  »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

将棋」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事