英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『南極大陸』 第6話

2011-11-21 13:57:20 | ドラマ・映画
 先週、そそくさとボツンヌーテン登頂を済ませ、帰路の遭難イベントまで進め、絶体絶命の場面で今週に持ち込ませました。
 個人的には、先週までの「キムタクドラマ」に視聴脱落を決めかけていて、今週を観てから「離脱宣言」しようと思っていました。
 ところが、日本シリーズの長いこと、長いこと。最終回に入って、救援投手の負傷交代など、リリーフ一人一殺(アウト)態勢のフル稼働。おかげで、一時間以上も野球中継が延長。その影響で、『イ・サン』(韓国の時代大河ドラマ)を観るのを忘れてしまいました。普通は録画予約しておくのですが、それも忘れました。
 正直、この『イ・サン』の方が10倍以上面白いです。『脱落宣言』で簡単に済ませてしまうのでは、『イ・サン』を見忘れた意義?がなくなってしまうので、テンションが下がっていますが、今週もレビューを書きます。

 絶体絶命状態でしたが、犬たちが救助隊を連れてくるのは多くの方が予想していたと思います。問題は、氷室(堺雅人)、あるいは犬塚(山本裕典)が絶命するまでに間に合うかどうかが焦点です。
 顔面蒼白の彼らですが、基地のメンバーは食糧切れを心配していたので、凍死よりは衰弱死寸前と言うことなのでしょうか?≪犬の餌はあるようなので、それ食えないのかなあ、あ、生肉はだめか……でも、トリミングすれば厚生労働省もOKを出すかも…≫など、感動ドラマを観るには不埒(ふらち)なことを考えていました。
 それに、犬の食糧を人間の分よりたくさん持っていくなんて、なんて無計画、いえ、優しい人たちなんでしょう。

 と、海を背景に、雪上車を引きつれ、犬たちが駆けて来ます。感動のシーンですが、≪こんなに海のそばに居たんだ≫と変なことに感心してしまいました。
 そもそも、このドラマ、オングル島を地図上で示した場面以外、南極大陸の地図(全図)が出てこないので、基地が海からどのくらい離れているのか、ボツンヌーテンがどのくらいの位置にあるのかなどが、さっぱり分かりません。(ボツンヌーテンは基地から南方に200kmらしいですが)今週後半の話にしても、宗谷(接岸地点)から基地までどのくらいの距離があるかが大きなポイントだと思うのですが。

 犬の吠える声で、倉持(木村拓哉)が鯨小屋から顔を出し、救援の到来を察知し、ふたりを呼び起こします。救われたことを知り、氷室は嫌いなタイプのはずの鮫島(寺島進)に心から礼を述べます。さらに、「犬なんか」と言っていたのに犬たちにもハグします。さすがの鉄面皮も、飢えと寒さで剥がれてしまったのかもしれません。心の奥では、キムタクのような素直な感情表現を取りたかったのでしょう。過去のトラウマもなくなったようですし。
 ところで、隊員たちの精神力には感心します。あれだけ虫の息だったのに、救援が来たとたん、暖も食も取らないのに、血色も良くなり回復してしまいました。そう言えば、雪上車がガス欠で立ち往生になって死の淵まで行っていたはずの鮫島たちも、犬ぞりで応援が来たとたん、元気になり、基地の補強作業をしていました。すごい精神力です。「病は気から」という言葉も思い浮かびますが……

 越冬隊メインイベントのボツンヌーテン登頂も終え、厳冬期も明け、宗谷が日本を出発したことを知り、越冬終了が見えてきました。「俺たちは、よく頑張ったぞ~」っと雄叫びを上げるのですが、私の目が節穴なのか、頑張ったようには感じませんでした。
 何しろ、先週、ボツンヌーテン登頂に挑む前にナレーションの「6ヶ月経った」で厳冬期はほぼ済んでしまったし(今週の「厳冬期は終わった」というナレーションであっけなく終わったと思われがちですが、実際は先週一気に6カ月端折りました)、そのほかのエピソードも、倉持の活躍しか目立ちませんでした。

 クリスマス&横峰(吉沢悠)の双子の子供の誕生会&慰労会時に、星野(香川照之)が労いの言葉と使い回しの映像シーンで、頑張った雰囲気を出していましたが、締めの言葉を副隊長の倉持に譲ったことで、≪ここでも、彼なのか≫と心が揺さぶられました。

 さて、今回のメーンのひとつである「タロジロ物語」の序章が始まりました。
 荒天なのにセスナの離着陸が出来るのが非常に不思議でした。いろいろ輸送や移動が困難だったようですが、宗谷の船内と昭和基地とのやり取りだけなので、両者の距離や天候状況が良く分からず、≪ゴタゴタやってるなあ≫としか思えませんでした。
 頭の固い第2次越冬隊隊長岩城(宮沢和史)が無駄に意志の強さを発揮します。白崎観測隊隊長(柴田恭兵)より偉そうです。こういうやつには、初めから上下関係をはっきりさせておくべきでした。強い者には忠実に従うタイプです。(犬と人の命を同列に置かないのは、通常の反応だとは思いますが)
 こういう融通の利かない者が隊長になって隊員が危険です。第2次越冬を断念したのは不幸中の幸いかもしれません。と言っても、第2次越冬隊のメンバーが見当たりません。この隊長にはついていけないと、とうに離脱していたのでしょうか?
 とにかく、撮れるシーンが限られて、シーンありきのストーリーになってしまうのはある程度は仕方ないのかなと思います。しかし、状況設定の甘さが多く、その上、キムタクありきの脚本で、越冬隊の物語には思えません。(その上、タロジロ物語を重ね、綾瀬はるかも挿入するものだから……)
 主人公・倉持のように強い意志を持って、視聴離脱することにします。

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野球延長・・・ (玉です)
2011-11-22 05:33:20
野球延長だったのですね。どうりで録画できてなかったわけです。イサンも予約してたので、重なり、イサンだけ録画できてました。
やはり、犬が発見してくれたのですか。よかったよかった。(予想通り)
虫の息がすぐに回復・・・現実は違うでしょうね。凍傷だって、すぐ治らないでしょう。シーンありきのストーリー、まったくその通りかもしれません。今後タロウジロウが気になるので、見るとは思いますが、ドラマは内容が軽くなりがちなので、視聴者の心を掴むのは難しいものですね。
キムタクは嫌いじゃないけれど (英)
2011-11-22 15:57:48
 玉さん、こんにちは。
 録画できなかったのは、残念でした。『イ・サン』は面白いですよね。でも、まだまだ、延々と続くんですよね。すごいです。ホン・グギョンが好きです。

 キムタクは嫌いじゃないけれど、このドラマの主演は別の俳優だったら良かったのにと、思っています。
 この脚本で、これからの犬の悲劇を見るのは耐えられません。頑張って視聴してください。レビューできずに、申し訳ありません。(つい観てしまって、書くかもしれません)

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