英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

嫌なシーズンが始まった

2024-03-30 10:50:09 | 日記
嫌なシーズンが始まった。
野球シーズン到来だ。

 野球が嫌いなわけではないし、少年時代はよく遊んだ。
 プロ野球中継だって、一生懸命観た。

 昔は中継延長なんてなく、8回裏ぐらいで「残念ながら中継終了の時間になりました……」というアナウンスの後、残念な気持ちで番組スポンサーのロゴを見送った。
 ある時期から、中継延長がされるようになった。15分、30分と延長されていき、《ありがたいなあ》と喜んでいた。

 しかし、プロ野球への欲求は徐々に薄れていった。
 他のスポーツや分野などに関心が広がったことや、ひいきの選手が少なくなったことなどが要因だが、球場のマーチ応援がひっきりなしに演奏されることも、原因になっているような気もする。
 まあ、そんな要因はともかく、プロ野球への関心が薄れると、逆に、その存在が邪魔になってきた。
 スポーツニュースで(普通のニュースでも)、キャンプ情報が多くの時間を締めて、バレーボールやバスケットボールなどはテロップが流れるだけの事なんて、珍しくなかった。

 そして、何より、中継が長い!
 近頃は、6時過ぎから延々と9時、10時まで中継が続く。日本シリーズなどは、中継終了が11時近くになり、後続のドラマやニュースなど、2時間近く遅れて始まるなんてことも珍しくない。
 迷惑この上ない。

 昨夜は『葬送のフリーレン』の感謝祭(名場面ハイライト企画)があったが、プロ野球開幕戦の影響で放送がずれ込んだ。30分遅れだったと思われる。
 最近の予約録画は、そういう放送時間のずれにも対応して録画してくれる。賢い!
 しかし、偶に(たまに)、その機能がうまく作動しないことがあり、昨日がそれに遭ってしまった!(録画失敗!)
 《ゲキオコ プンプンマル!》(激怒、ぷんぷん丸)である。
 ヽ(`Д´)ノプンプン


 こういうプロ野球延長被害に遭う方は多いらしく、知恵袋などに不満を問いかけているのをよく見かける。しかし…
「アニメなどよりプロ野球の方が需要があるから、仕方ねえんだよ」というようなプロ野球ファンから反撃にあう。
「“サブチャンネルでやって欲しい”などと言っているが、サブダと画質が落ちろことも分からないのか」などとおっしゃられる。
《いや、サブチャンネルで放送するのはプロ野球のつもりだと思うんだけど、なぜ、野球が本チャンネルで中継されるのが前提なのだろう?》

 そもそも、3時間で終了しろよ!
 それに、いつ中継が終わるか分からないのが、始末が悪い。


 テレビ業界は、プロ野球びいきが多い気がする。(まあ、日本テレビは仕方がないか…)
 昨年のメジャーリーグシーズン終了後も、大谷選手の移籍問題で、オーナー会議?情報を連日、かなりの時間を割いて報道していた。
 確かに、大谷選手は非常に能力・実績充分で魅力あふれた選手である。
 しかし、その能力、人気より過剰に取り上げられているように感じる。私だけだろうか?

 予約録画失敗に気がついたのは、番組開始約10分後。(「アウラ自害しろ」辺り)
 その10分間の内容を知っている方がいたら、教えてください。あと、主題歌が流れたのかどうかも。
 
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禁止技・バックフリップ 減点2は甘すぎ、失格でよい

2024-03-30 01:30:35 | スポーツ
2024世界フィギュアで、男子シングル・フリーで、アダム・シャオ・イム・ファが禁止技のバックフリップ(バック宙返り)を行った。

 欧州選手権優勝者の実力者だったが、ショートプログラムでは失敗し19位に沈んでいた。
 フリーでは、その鬱憤を晴らすかのように、次々と高難度のジャンプを決め、高得点を上げ(フリーだけでは2位)、総合3位に駆けあがった。

 しかし、私は彼を評価しない。彼は、禁じられているバックフリップを披露した。
 この技が禁じられている理由は
・危険
・リンクにダメージを与える

 が主な理由らしい。(普段の練習でも貸し切りでなければ、他のスケーターにも危険が及んだり、リンク破損による迷惑も掛かりそうだ)

 そういう理由もさることながら、私が問題だと感じるのは、禁止されている行為(プレー)を故意にしたこと。悪質である。
 そもそも、「減点2」は軽すぎる!
 彼のフリーのスコアは206.90。マイナス2点はその1%にも満たない。10%のマイナス20点ぐらいが妥当か。
 中継では「減点2」という解説しかされなかったが、技や表現の評価対象になるのだろうか?
《以下は私の推測や考察》
・禁止技なので基礎点は設定されていないだろう。表現技法のひとつとして。評価されるのだろうか?
・加点要素がなくても、会場が盛り上がって、多少ジャッジにプラスになる可能性はある。
・転倒したら、マイナス1点になると考えられる(ジャンプ以外の転倒もマイナス1。正確には3度目の転倒からは倍倍に減点される)
・バックフリップをジャンプと考えるのなら、一般的ジャンプ(アクセルやルッツなど)の試技数は一つ減らすべきだ


 スポーツである以上、どんな競技でもルールがある。そのルールで重要な一つが反則。
 他のプレーヤーに危害を与えるプレーや、技の取り決め制限を超える行為(バスケットでボールを持って3歩移動するなどのバイオレーションなど)、その質や程度によって、失格・退場、場合によっては出場停止などの重いモノから、相手に攻撃権が移るなどの軽度のモノもある。
 道具の規定違反などもある(ジャンプなどスキーのスーツやスキー板の長さなど、浮力に関する失格、柔道着の襟を窄め過ぎなど)
 競泳背泳ぎのバサロ(潜水)泳法は、現在飛び込みやターン後15mまでと規制されている。15mを超えると失格。

 バックフリップは競技中に他者に危害を与えるものではないし、得点にプラスになる可能性は分からないが、上述のように大きなプラスにはならないと思われる。体力や技術を考えると、リスクが大きい。
 しかし、問題なのはそういう次元ではない。
 禁止されている行為(プレー)を、故意に犯す。これは看過できない。

 実は、彼は昨年(2023年)10月の「上海トロフィー」や今年1月の「欧州選手権」でもバックフリップを実施ししている(優勝。2ポイント減点を受けていた)
 『Number Web 』の記事によると、
「シーズンの始めに、フリーでバックフリップをやったらどのくらいの減点になるのかチームで検討しました。アダムは常に新しいことに挑戦し、このスポーツを進化させたいと思っているんです」(振付師のブノワ・リショー)
彼自身も
「エキシビションでやるより、フリーでやる方がエネルギーは使います。でも調子が良かったので、試合だったけれど、観客のためにやりました」と述べている。

 世界フィギュアの演技後にも
「今日はとても満足している。人生で最高のパフォーマンスだったと思う。昨日は本当に腹が立っていたし、SPの後は自分にイライラしていた。
コーチからは、戦って攻めろと言われた。ネイサンのオリンピックの演技を思い出して、それもすごく助けになった」


 新しいことに挑戦することやスポーツの進化はけっこうなことだが、ルールーを守らないのはダメであろう。

 国際スケート連盟(ISU)もダメである。
 こういう違反行為を3度も「減点2」で済ませてしまっては!
 最初の「上海トロフィー」で黙認してしまったのが過ち(この大会後、警告でも出したのだろうか?)
 「上海でOK(失格にならならず、減点2)なら、欧州選手権でもOKだろう」「欧州選手権でOKなら、世界フィギュアでも」
 悪い前例を作ってしまった。
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