(途中経過の走り書きを載せましたが、稀にみる激戦、天候も劇的だったので、少し詳しく書いてみようと思います。一気に書き上げるのは大変なので、例によって細切れになりそうです)
【前評判】(NHK中継解説者の金哲彦氏、小林祐梨子氏のコメントを参考)
群馬
エース西原を含む実業団駅伝3位のヤマダ電機のメンバー3人を擁する(西原以外の2人は3000m以下の種目が得意)。1区の岡本も5000m15分33秒の実力者。中学生の2人も共に3000m9分30秒台と充実。
アンカーの西原は「30秒差なら抜ける」と。
兵庫
個々は例年、高校生ランナーが充実しており、今年も西脇工業、須磨学園勢が元気。加えて、1区にマラソンランナー岩出(ノーリツ)を配し、アンカーの竹地もスピード充分。
京都
1区の一山は実業団駅伝1区区間賞、高校生、中学生も粒ぞろい、ここ2大会、アンカーで失敗しているが、今年はスピードのある筒井を配置。
とにかく、優勝15回と最多、とにかく、表彰台の常連。
(話が脇道にそれるが、群馬3人、兵庫と京都のアンカーもヤマダ電機。ヤマダ電機に肩入れするわけではないが、ヤマダ電機は充実していると感じた)
神奈川(金氏が推奨)
大会記録を作った時のメンバーが4人出場。1区森田(5000m15分21秒)2区(15分27秒)4区出水田(15分35秒)、9区青山(15分46秒)と強力。中学生区間がやや不安。
長崎(小林氏が推奨)
4区の高校1年生廣中が3000m9分00秒(高校1年生歴代最高)が注目。1区の森、2区の森中も期待できるが、メンバーが手薄。前半でリードを奪いたい。
昨年初優勝の愛知は、昨年、アンカーで大逆転を果たした鈴木が不出場など2区の吉川以外は新メンバー、猿見田や鷲見が加わったものの、やや戦力ダウン。
【1区】6km
有力選手は、阿部(埼玉)15分22秒・昨年1区2位、森田(神奈川)15分22秒、小笠原(山梨)15分29秒、安藤(静岡)・2年連続1区区間賞、堀(岐阜)15分23秒、鍋島(高知)15分22秒、矢田(熊本)15分25秒。
その他の注目選手は、森(長崎)15分45秒(1500mが得意)、加世田(千葉)・昨年2区区間賞、岡本(群馬)15分33秒、
雪は止んでいるものの、路面に雪の塊が点在。集団走なので、踏みつけて滑ったり、足が濡れないかが心配。
1.5km過ぎ、広島、福井、青森が遅れだす。広島の小吉川は昨年1区7位でその実力を考えると、体調不良か?
2.2km過ぎ、富山と愛媛も遅れだす。
2.8km過ぎ、集団から15チームほど遅れだしているが、その中に兵庫の岩出もおり、苦しそうな走りだ。
中間点(3km)を9分39秒と昨年とほぼ同じペース。寒さや雪を考えると速いと言って良いだろう。有力チームでは、兵庫が6秒遅れの36位、大阪(2年前の優勝チーム)が11秒遅れの42位。広島は35秒遅れている。
3.9kmで110m遅れの35位の兵庫・岩出の映像が映し出される。中間点とほぼ同じ順位だが、トップとの差が広がっている。兵庫出身の小林氏の声が心配そう。この1km3分30秒かかっているとのレポート。
4.5kmで先頭集団は約20人に。岡山・大森(5000m15分55秒)が遅れだす。
4.7km付近の強い上り坂を過ぎ、長野、東京、三重が遅れだす。
4.8km、群馬・岡本が遅れだす。走り方が変調で、急激にスピードが鈍り出した。
5km(残り1km)で、福岡、鳥取、熊本が遅れだす。
5.1km、愛知、大分、長崎も離れ出す。
5.4kmで先頭集団は、京都・一山(実業団駅伝1区区間賞)、静岡・安藤(2年連続1区区間賞)、神奈川・森田(15分22秒)、埼玉・阿部(15分22秒)、千葉・加世田(昨年2区区間賞)、茨城・小井戸(15分51秒)、岐阜・堀(15分23秒)、山梨・小笠原(15分29秒)、高知・鍋島(15分22秒)の9人。茨城の小井戸の健闘が光る。
ほどなく、高知・鍋島と山梨・小笠原が遅れだし、残り400mで7チームに絞られる(京都、神奈川、埼玉、静岡、岐阜、千葉、茨城)
残り200mで埼玉・阿部、京都・一山、神奈川・森田の3人がトップを競り合う。
神奈川が離され始め、京都・一山と埼玉・阿部がスパート合戦。
区間賞は阿部(埼玉)で19分27秒、2位は一山(京都)2m差の同タイム。3位は森田(神奈川)2秒差。4位加世田(千葉)3秒差、5位小井戸(茨城)4秒差、6位堀(岐阜)5秒差、7位安藤(静岡)8秒差、8位鍋島(高知)9秒差、9位小笠原(山梨)18秒差、10位猿見田(愛知)20秒差。
群馬は55秒差の28位、兵庫は1分10秒差の38位、大阪は1分42秒差の44位に沈んだ。
区間記録は山中美和子の18:44(21回・2003年)
【続く】
【前評判】(NHK中継解説者の金哲彦氏、小林祐梨子氏のコメントを参考)
群馬
エース西原を含む実業団駅伝3位のヤマダ電機のメンバー3人を擁する(西原以外の2人は3000m以下の種目が得意)。1区の岡本も5000m15分33秒の実力者。中学生の2人も共に3000m9分30秒台と充実。
アンカーの西原は「30秒差なら抜ける」と。
兵庫
個々は例年、高校生ランナーが充実しており、今年も西脇工業、須磨学園勢が元気。加えて、1区にマラソンランナー岩出(ノーリツ)を配し、アンカーの竹地もスピード充分。
京都
1区の一山は実業団駅伝1区区間賞、高校生、中学生も粒ぞろい、ここ2大会、アンカーで失敗しているが、今年はスピードのある筒井を配置。
とにかく、優勝15回と最多、とにかく、表彰台の常連。
(話が脇道にそれるが、群馬3人、兵庫と京都のアンカーもヤマダ電機。ヤマダ電機に肩入れするわけではないが、ヤマダ電機は充実していると感じた)
神奈川(金氏が推奨)
大会記録を作った時のメンバーが4人出場。1区森田(5000m15分21秒)2区(15分27秒)4区出水田(15分35秒)、9区青山(15分46秒)と強力。中学生区間がやや不安。
長崎(小林氏が推奨)
4区の高校1年生廣中が3000m9分00秒(高校1年生歴代最高)が注目。1区の森、2区の森中も期待できるが、メンバーが手薄。前半でリードを奪いたい。
昨年初優勝の愛知は、昨年、アンカーで大逆転を果たした鈴木が不出場など2区の吉川以外は新メンバー、猿見田や鷲見が加わったものの、やや戦力ダウン。
【1区】6km
有力選手は、阿部(埼玉)15分22秒・昨年1区2位、森田(神奈川)15分22秒、小笠原(山梨)15分29秒、安藤(静岡)・2年連続1区区間賞、堀(岐阜)15分23秒、鍋島(高知)15分22秒、矢田(熊本)15分25秒。
その他の注目選手は、森(長崎)15分45秒(1500mが得意)、加世田(千葉)・昨年2区区間賞、岡本(群馬)15分33秒、
雪は止んでいるものの、路面に雪の塊が点在。集団走なので、踏みつけて滑ったり、足が濡れないかが心配。
1.5km過ぎ、広島、福井、青森が遅れだす。広島の小吉川は昨年1区7位でその実力を考えると、体調不良か?
2.2km過ぎ、富山と愛媛も遅れだす。
2.8km過ぎ、集団から15チームほど遅れだしているが、その中に兵庫の岩出もおり、苦しそうな走りだ。
中間点(3km)を9分39秒と昨年とほぼ同じペース。寒さや雪を考えると速いと言って良いだろう。有力チームでは、兵庫が6秒遅れの36位、大阪(2年前の優勝チーム)が11秒遅れの42位。広島は35秒遅れている。
3.9kmで110m遅れの35位の兵庫・岩出の映像が映し出される。中間点とほぼ同じ順位だが、トップとの差が広がっている。兵庫出身の小林氏の声が心配そう。この1km3分30秒かかっているとのレポート。
4.5kmで先頭集団は約20人に。岡山・大森(5000m15分55秒)が遅れだす。
4.7km付近の強い上り坂を過ぎ、長野、東京、三重が遅れだす。
4.8km、群馬・岡本が遅れだす。走り方が変調で、急激にスピードが鈍り出した。
5km(残り1km)で、福岡、鳥取、熊本が遅れだす。
5.1km、愛知、大分、長崎も離れ出す。
5.4kmで先頭集団は、京都・一山(実業団駅伝1区区間賞)、静岡・安藤(2年連続1区区間賞)、神奈川・森田(15分22秒)、埼玉・阿部(15分22秒)、千葉・加世田(昨年2区区間賞)、茨城・小井戸(15分51秒)、岐阜・堀(15分23秒)、山梨・小笠原(15分29秒)、高知・鍋島(15分22秒)の9人。茨城の小井戸の健闘が光る。
ほどなく、高知・鍋島と山梨・小笠原が遅れだし、残り400mで7チームに絞られる(京都、神奈川、埼玉、静岡、岐阜、千葉、茨城)
残り200mで埼玉・阿部、京都・一山、神奈川・森田の3人がトップを競り合う。
神奈川が離され始め、京都・一山と埼玉・阿部がスパート合戦。
区間賞は阿部(埼玉)で19分27秒、2位は一山(京都)2m差の同タイム。3位は森田(神奈川)2秒差。4位加世田(千葉)3秒差、5位小井戸(茨城)4秒差、6位堀(岐阜)5秒差、7位安藤(静岡)8秒差、8位鍋島(高知)9秒差、9位小笠原(山梨)18秒差、10位猿見田(愛知)20秒差。
群馬は55秒差の28位、兵庫は1分10秒差の38位、大阪は1分42秒差の44位に沈んだ。
区間記録は山中美和子の18:44(21回・2003年)
【続く】